来月頭からスタッフとして関わる現場の、
台本をいただいたので、読んでいます。
これがどう立ち上がるのか、
俳優さんたちがどんな音を出すのか、想像するだけで、ワクワクします。
大好きな劇場、敬愛する先輩方。
今わたしはそこに立てないけれど、
はやくそこに立てるように。
まなこ開きっぱなしで、参加しようと思います。
ドライアイだから、メガネで。
ふじわら
外部指導員としてかかわっている演劇部で、
新しく新入部員も入ったことなので、
先日の部活動の日に、
いろんな演劇の映像を見せる会、を設けました。
演劇を見たことのある生徒は少なく、
劇団四季を見たことがある生徒が数名の演劇部っこにとって、
普段あまり見たことがないだろうけど、生徒たちにとって新しい演劇的なおもしろさが伝わるかな~
というものを選んで、
たしか
マームとジプシー、岡崎藝術座、柿食う客、地点、チェルフィッチュなどのyoutubeやDVDを抜粋して。
(このラインナップは、言葉と身体へある種の執念があるように思う演劇作家のものを選んだはず)
それを見たとある生徒が、
普通の演劇と違うけど、これはこれで面白い、
と感想を言ってくれました。
普通の演劇かあ。
普通の演劇なあ。
普通の演劇、って、なんだろうなあ。
ふじわら
こんにちは。藤原です。
最近は、と言いますと、
10月に再演をする「夜明けに、月の手触りを」についてぼんやりと考える日々を過ごしています。
初演はかなり場所に依存して作ったので、演出的なことへの思案もさることながら
夜明けを作っていたときより小さくだけど確かに変わった、
女性が大人になること(歳をとること)の手触りについて
どうリニューアルしようか、と、考えています。
初演のときは、もっと、30前の女性のモヤモヤっちゅうもんは、という
じゅっぱひとからげにして作っていた気がします。
女性とはいえ色々あるので、自分が書く、となると
わたしがもちろん恣意的に選んだ女性になるのですが、
当時は、<描かれている女性像に自分が投影されている>
ということに対して無自覚な部分が大きかったのでは、
と、振り返って思います。
完全な俯瞰なんて無理というかナンセンスで、
自分のフィルターを通すしかないのだけど、
無自覚だったところをほじくってみると、ヒントにならんかしら、
と。
もちろん、どなたが演じるかに依拠する部分は大きいです。
「夜明け~」は、劇作家協会の月いちリーディングで読んでいただいたり、
新人戯曲賞最終選考のときのプレリーディングのようなもので読んでいただいたり、
はじめましての女優さんに読んでいただいた言葉をなんどか聞く機会がありました。
そのたびにやはりその色合いが少し変って、風味が変わって、とても楽しかった。
さて、再演はどうなるかしら。どうしようかしら。
夜明けは、全員主役級の長台詞のあるお芝居で、女優さんの魅力を堪能できる作品でもあります。
お楽しみに~。
詳細決まりましたらご報告いたします!
ふじわら