ミズヘンの腹ん中。

女3人、演劇創作ユニットmizhenのブログ。

来月から。

2016-05-25 19:43:22 | 藤原佳奈



来月頭からスタッフとして関わる現場の、
台本をいただいたので、読んでいます。

これがどう立ち上がるのか、
俳優さんたちがどんな音を出すのか、想像するだけで、ワクワクします。

大好きな劇場、敬愛する先輩方。
今わたしはそこに立てないけれど、
はやくそこに立てるように。

まなこ開きっぱなしで、参加しようと思います。
ドライアイだから、メガネで。



ふじわら

ふつうのえんげき

2016-05-22 17:51:42 | 稽古日記

外部指導員としてかかわっている演劇部で、

新しく新入部員も入ったことなので、

先日の部活動の日に、

いろんな演劇の映像を見せる会、を設けました。

演劇を見たことのある生徒は少なく、

劇団四季を見たことがある生徒が数名の演劇部っこにとって、

普段あまり見たことがないだろうけど、生徒たちにとって新しい演劇的なおもしろさが伝わるかな~

というものを選んで、

たしか

マームとジプシー、岡崎藝術座、柿食う客、地点、チェルフィッチュなどのyoutubeやDVDを抜粋して。

(このラインナップは、言葉と身体へある種の執念があるように思う演劇作家のものを選んだはず)

 

それを見たとある生徒が、

 

普通の演劇と違うけど、これはこれで面白い、

と感想を言ってくれました。

 

 

普通の演劇かあ。

普通の演劇なあ。

 

普通の演劇、って、なんだろうなあ。

 

 

 

ふじわら


2016-05-19 23:30:04 | 佐藤幸子
こんばんは、mizhen佐藤幸子です。

今日はいい天気でしたね。初夏の空気というか、スカッとするような。

そんな朝、起床後、いつもの様にベランダの窓をガラっと開けると、


鳥の死骸がありました。


なんでやねん!なんでやねん!なんでやねん!

「えー、なんでー?どういうことー?」

と、一人でうろたえる朝。


普通に寝て、仕事に行くために朝起きて、窓を開けたらベランダに鳥の死骸があると誰が思うでしょうか。

しかもスズメとか小さいのではなく、

鳩くらいの大きさの、なんの種類かわからない鳥が、こっちを向いて横たわっているのです。

バッチリ目が合うのです。

誰かの嫌がらせなのか、野良猫が持ってきたのか、夜中に雨戸にぶつかって亡くなってしまったのか、熱烈なファンの人のストーカー的なあれなのか

4つ目の選択肢は絶対にないという冷静さを失うくらいには動揺していましたが、

時間もなかったので、そーっと雨戸を閉めて、身支度をして、雨戸越しに鳥に手を合わせて家を出ました。

仕事中もちらつく鳥の姿。

子どもと話している最中もふと鳥の横たわった姿が頭をよぎり、

「今日ね、朝起きたらね、鳥がね」

と口にしてしまったところで、あ!死骸とか言っちゃダメだ!と思い、

「ベランダに鳥さんがいたんだー。」

と、言い直しました。

「とりさんいたのー?」

「そう、いたのー…。帰ってもいるのー...。」


夜は、死骸の気配を感じたまま家でご飯を食べるのも、弔った後にご飯を食べるのも気が進まないので、

カレー屋さんに行きました。

鶏肉が入っていました。そっとよけました。

お客が私しかいないそのカレー屋さんで、異国の店員さんが「辛さどうですか?」などと気をつかってくれる中、鶏肉を皿の端によけるのは気がひけましたが止むを得ません。

「すみません、まずい訳じゃないんですよ、朝、鳥の死骸を見たからなんですよ…」と心の中で説明しながら店を後にし、

鳥を埋めるためのスコップを買おうと100円ローソンに入りましたが、売ってなかったので、
代わりにしゃもじを買って帰りました。

さあ、心の準備もできたぞ!
しゃもじも軍手もあるぞ!
弔うぞ!

と意を決して窓を開けると、

鳥の姿はありませんでした。

猫が持って行ったのかな…間に合わなくてごめんよ…


最近我が身にふりかかってくる色んなこと、

2年早く厄年が来てしまったのかもしれません。


合掌。







夜明けのこと

2016-05-11 10:52:19 | 藤原佳奈

こんにちは。藤原です。

最近は、と言いますと、

10月に再演をする「夜明けに、月の手触りを」についてぼんやりと考える日々を過ごしています。

初演はかなり場所に依存して作ったので、演出的なことへの思案もさることながら

夜明けを作っていたときより小さくだけど確かに変わった、

女性が大人になること(歳をとること)の手触りについて

どうリニューアルしようか、と、考えています。

 

初演のときは、もっと、30前の女性のモヤモヤっちゅうもんは、という

じゅっぱひとからげにして作っていた気がします。

女性とはいえ色々あるので、自分が書く、となると

わたしがもちろん恣意的に選んだ女性になるのですが、

当時は、<描かれている女性像に自分が投影されている>

ということに対して無自覚な部分が大きかったのでは、

と、振り返って思います。

 

完全な俯瞰なんて無理というかナンセンスで、

自分のフィルターを通すしかないのだけど、

無自覚だったところをほじくってみると、ヒントにならんかしら、

と。

もちろん、どなたが演じるかに依拠する部分は大きいです。

「夜明け~」は、劇作家協会の月いちリーディングで読んでいただいたり、

新人戯曲賞最終選考のときのプレリーディングのようなもので読んでいただいたり、

はじめましての女優さんに読んでいただいた言葉をなんどか聞く機会がありました。

そのたびにやはりその色合いが少し変って、風味が変わって、とても楽しかった。


さて、再演はどうなるかしら。どうしようかしら。

 

夜明けは、全員主役級の長台詞のあるお芝居で、女優さんの魅力を堪能できる作品でもあります。

お楽しみに~。


詳細決まりましたらご報告いたします!

 

 

ふじわら

 

 


波の音が毎日きこえる

2016-05-06 13:06:27 | 藤原佳奈
西伊豆はお土肥。

絵に描いたような出稼ぎのGW。

女は、いつまでも女である、
男は、いつまでも少年である、

事あるごとに思うことを、さらに思う旅館の裏方。

悪口妬み嫉みと、
気遣いと愛想とお母さん。
女。
それぞれに生きてきたこだわりがあって、
シワの位置は人生の履歴書、
顔の作りは変えられない性質。

面白き女。

まごう事なきわたしも。


旅館のお話、どこかで書ーこうーっと。