ミズヘンの腹ん中。

女3人、演劇創作ユニットmizhenのブログ。

『かもめ』中2バージョン

2017-01-31 17:47:18 | 藤原佳奈

こんばんは。
藤原です。


今日は、中学校演劇部、自主公演の発表会だった。
実は最近全然部活に伺えず、この稽古にも参加できず、ただただ一お客として観にいった。

部長副部長の二年生2人による、
『かもめ』
湖の畔に住むニーナが、トレープレフに誘われ文芸部に入ったことをきっかけに、小説家として大成する、という本家『かもめ』を大きく改作したもの。

舞台面にはパイプ椅子がアーチ状に並べられ、点在する椅子の色んな場所に座りながら時間がすすみ、二人の心の距離も変化していく。

文芸部に入っていたころ応募した文芸賞で大賞を受賞し、〝都〟へと旅立ったニーナ。

そして、ニーナを文芸部に誘ったはいいものの、自分の才能のなさに気がついてしまったトレープレフ。

〝都〟で頑張って小説をたくさん書くが、書くごとに書くことに追われ、自分より秀でた人達の存在をしり、どんどん不安になっていくニーナ。

一方トレープレフは、ニーナと別れてから小説は書かなくなり、勉強に専念した。しかし、勉強を頑張って頑張って頑張って、成績は上がっていくが、心の隙間はうまらない。

そんな二人のやりどころのなさが、細かいモノローグをテンポよくシンクロさせる形で展開する。

そして、また、湖の畔に帰ってきたニーナ。
再会を果たしたニーナとトレープレフが、またそれぞれの道へと進む、というシーンで終わる。


アーチ状に並べられた椅子は、湖の水面に見え、
点在する椅子に腰掛ける二人は、とても美しかった。

部長と副部長のこの二人は、まだ2年生ではあるが、演劇部を辞める。

後に三年生を送る会で同じものを発表するが、それは三年生と保護者しか見れないので、

学校の中でこうやって公演を打つのは、彼女たちにとってこれが最後だ。


上級生の、受験と部活の両立が大変そうだ、というのが理由らしい。
昨年、睡眠時間数時間でヘロヘロで学校、学校のイベント、部活、塾をめまぐるしく駆け抜ける三年生たちを間近で見て、本当に大変そうだな、、と思った。色々自分で選択したことではあるだろうけど、いつも何かに追われていて、可哀想な気持ちだった。


私が最初に2人に出会ったのは彼女たちが一年の時。そこから、一人はいつのまにか脚本を書くようになり、もう一人は、部活の中で一番と言っていいほど芝居がうまくなった。成長が見ていて楽しく、また、時折書いた本を「かなさーん」と見せてくれるのが嬉しかった。



そんな2人の今回の『かもめ』は、とても素晴らしいものだった。
辞めるのは、とても惜しい。
というか、わたしが寂しい。こうやって書いちゃうくらい結構寂しい。

そして、もしかしてもっと私が関われていたら、もっと私が演劇楽しいやんね、という空間を作れていたら変わっていたかしら、、、と、
少し振り返り、今後の自分の関わり方も、改めて考えようと思った。

今回のトレープレフの台詞の中に、

僕たちは勉強をしなくちゃいけないんだ、

というような台詞があった。
彼女たちのやり場のない葛藤が込められてるように見えた。


二人とも、お疲れ様。
素敵な作品をありがとう。
そして、演劇部に入ってくれて、出会えたことに感謝です。






ふじわら




つぶしあん

2017-01-30 11:04:36 | 藤原佳奈


ヤなことがあったわけでなくても、
ヤな気分になることはあるもんで、
深海魚の腹の中か、ヤシの木の上で眠りたい。


こんなときは、
とぷとぷと、
空想の世界へゆきましょう。



こいつはせっかく買ったのにカバンの中で潰れた饅頭。
つぶれてても美味しかったから、潰れてなかったらもっと美味しかったはず。




ふじわら

ほ、は!

2017-01-29 23:16:21 | 佐藤幸子
こんばんは、mizhen佐藤幸子です。

mizhenの次の企画に向けて、コツコツと原案を書いておりました。

案の定、仄暗い感じのものが書きあがったのですが、
ここから、藤原と蕗子とぐちゃぐちゃにして、立体的にポップになる予定です。

ひとまず書きあがって、ほ。

そして、本日情報公開になりました。
6月、iakuさんに出演させていただきます!

iaku「粛々と運針」
作演出・横山拓也
出演 尾方宣久(MONO)
近藤フク(ペンギンプルペイルパイルズ)
市原文太郎
伊藤えりこ(Aripe)
佐藤幸子(mizhen)
橋爪未萠里(劇団赤鬼)

東京 6/2〜6@新宿眼科画廊
大阪 6/9〜11@インディペンデントシアター1st

横山さんの作品も、共演する方々も、そして!大阪公演も!
とても楽しみです!

少し先ですが、こちらもよろしくお願い致します。


写真は追いつめられた時の、パソコンへの向かい方を再現したら藤原と蕗子にパシャパシャ撮られたもの。
顔をあげて読み返すと当たり前に誤字脱字だらけでした。



今年はミズヘンたくさんありそうな予感

2017-01-29 21:14:25 | 佐藤蕗子
こんばんは。蕗子です。

今日は朝からミズヘンミーティング。今後の諸々や、無駄話や、散々しまして、お会計をすませ、エレベーターで1階に降りるそのエレベーターのなかで、藤原さんがオカン手作りのタレ(ペットボトルに入ったやつ)を、幸子が味すぐき、のお土産を、裸でくれました。ここで!?散々今まで渡すタイミングあったのに!?
素敵なふたりです。小さい革のバッグに無理矢理詰め込んで帰りました。

さっちゃんありがとう。藤原のオカン様、ありがとうございます。早速今般、どっちもちょっと、頂きました、おいしかた!

今年も良い年になりそうです。

たまごぐるい

2017-01-27 17:55:23 | 藤原佳奈


次回『月ノ原音楽準備室』の、幕間に流す音楽の打ち合わせのため、某氏の事務所へ。

自分が携わる作品には、なるべくオリジナル楽曲を!と思いつついつもやっておりますが、
今回も短いですが幕間のために、書き下ろしてもらいます。


料理上手な某氏は、ミーティングがてら何かと手料理をふるまってくださるのですが、
本日は、卵狂いの藤原のために、卵三昧のお皿を出してくれました。。感激。

こんなん、
お店出せますやん。。ますやん。。やん。。やん。。(やまびこ



氏と打ち合わせしつつ、やりたいことは、やりたいうちにやらねば!
という気持ちが燃えてきました。

mizhenも、今年は多作の年にしたいなと思うておりまふ。




ふじわら