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既卒の新卒扱い、大手で広がる。主流は「3年以内」

2011年01月24日 | 社会保険労務士
既卒の新卒扱い、大手で広がる。主流は「3年以内」
 《PSRネットワーク 2011/01/24》より

 大学の既卒者(大学院修了含む)を新卒扱いで採用する動きが広がっています。トヨタ自動車など多くの大手企業が2012年春入社の採用活動で、募集対象を同年春の卒業見込み者だけでなく、卒業後3年以内の人にまで拡大するようです。既卒者にもっと門戸を開くよう求める政府の要請に応えるとともに、これにより「多様かつ優秀な人材を確保する」のが狙いです。
 今春卒業予定の大学生の就職内定率は過去最悪となる見通しです。こうした状況を踏まえ、政府は2010年、新卒者雇用に関する緊急対策を決定しています。雇用対策法に基づく「青少年雇用機会確保指針」を改正し、大学などを卒業後少なくとも3年間は新卒として採用に応募できるよう企業側に求めました。
 政府の要請に先立って11年春採用から卒業後3年以内の既卒者を新卒扱いとし、既に採用活動を終えたのはセブン-イレブン・ジャパン。
 以前から卒業見込み者と既卒者を区別せずに採用してきた企業も少なくありませんが、パナソニックのように採用のホームページに「既卒者も応募できる」と明記する企業も出てきているようです。

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 先週21日に東京電力(清水正孝社長)も12年春入社の採用から、大学などの卒業から3年以内の既卒者を新卒として扱う方針を表明しました。13年度採用から実施する方針を「今の採用状況からみて(既卒者採用の)ニーズは大きい」としています。

 大手企業で新卒採用枠を既卒者に開放する動きが広がってます。

 「再挑戦の機会を用意し、多様な人材の確保につなげる」ことは必要です。今までも「(既卒者を)従来から受け付けている」としていても、実情としては採用例は少なかったでしょう。それが変わってきました。良いこととして歓迎されるでしょうね。

 ただ、採用数が変わらなかったり、微増の状況では、新卒者に既卒者が加わって競争が厳しくなるだけということもなきにしもあらずですね。

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