物置小屋の住人

趣味で育てている東洋蘭、バラの写真と日本蜜蜂の育成記録を気の向くままに。

エビネ小屋作り ー 「水盛り」と「遣り方」

2023-10-11 | 蘭舎
先日、簡単に水盛りをしたら、地面の高低差が12cmある事がわかりました。流石に12cmはあり過ぎです。歪だらけの単管パイプ小屋は後で泣く事になります。4隅に杭を打って「遣り方」をして糸を張り、基礎を正確に配する事にしました。






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一茎九華 「端恵梅、長寿梅」の播種

2023-10-11 | 無菌培養



<2023.10.04>
軒下に移動していた一茎九華に果実を見つけました。
ラベルは端恵梅、長寿梅です。自家受粉か他花受粉かは分かりません。
練習に播種してみることにしました。
前回作ったエビネの移植用培地が3瓶残っていたのでそれに撒きます。
蘭の種類によって、播種、移植共に寒天培地の成分や配合比率は最適なものが研究されているのかも知れませんが、播種の練習なのでかまいません。



エビネ同様に種子を採集し消毒しました。
果実が大きいだけあって種子もいっぱい詰まってます。
端恵梅を23-㉞、長寿梅を23-㉟としました。




1瓶余るので、他に果実はないかと蘭舎内をウロウロと探していると、ありました!!
結実した富貴蘭23-㊱です。これも播種してみます。
どうでもよいことですが、果実は金兜、綾織、天恵覆輪から採取しました。
これも当然の事ですが自家受粉か他花受粉かは分かりません。種子も混ざるのでどうでも良い事です💦




左から端恵梅、長寿梅、富貴蘭


今回でクリーンベンチの使用は3度目です。
中古なのでフィルターが機能しているかどうか検証が必要でしたが、前回の移植、前々回のセッコク播種(2023.09.21)した瓶でもカビは発生していないので問題ないでしょう。
教えて頂いた手順を思い出しながら、ワンステップづつ確実に❗️
特にクリーンベンチの出し入れ時の雑菌混入防止に注意します。





今年の播種はこれでお終いです。

後は上手く発芽すれば、移植作業が待っています。どのタイミングで移植したら良いのか等、まだまだ分からない事は沢山あります。


振り返れば、蘭の無菌培養をやってみたい、できればニオイエビネをと思い始めたのが2022年の春頃でした。その後、無菌培養の何たるかもわからないままに、中古のクリーンベンチをヤフオクで入手したり、色々とあがいておりました。

意を決して、エビネ会に入り教えを乞う事にしたのがちょうど1年前になります。


その頃、縁あって知り合った広島のKさんにその思いを伝えたところ、愛媛のSさん、高知のKさんの作場見学をアレンジして頂きました。初めての交配親となる御蔵信青と花粉は高知のKさんから手配して頂き、愛媛で受粉の方法を教えて頂きました。その後は、ブログにも書いた様に播種の実地指導や遣り方等「初めてのニオイエビネの無菌培養」を1からご指導して頂いています。Sさんからは、必要な資材や薬品を頂いたり、その製品名や具体的な手順等についてオンラインでご指導を頂きました。また、エビネ会のTさんからは、液体培地への播種の見学や実地指導、資材の提供等をして頂きました。

こうしてエビネ無菌培養の最先端を行く方々に、ご指導と支援を頂き何とかここまで来る事が出来ました。何十年も研究を重ねたノウハウを惜しむこと無くご教示頂き、ご指導を頂いた事に対して感謝申し上げます。ありがとうございました。

そして、エールを送ってくれたエビネ会の仲間やブログを見て応援してくれた同好の方にも感謝いたします。応援ありがとうございました。


しかし現在は無菌培養の入口に立ったに過ぎません。まだ、発芽するかどうかも分かりません。今後は夢の有る交配を少しづつ行いながら、ハード、ソフト両面の技術をみがいて行きたいと考えています。

今後ともよろしくお願いします。


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