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中川輝光の眼

アトリエから見えてくる情景
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辰巳用水の石管のすばらしさ

2008-07-16 | 金沢を歩く

辰巳用水の石管のすばらしさ(石川県歴史博物館)

辰巳用水は金沢城の防水用水と堀を満すための水を得ることを目的に、寛永9年(1632)三代藩主、前田利常の時に完成しました。犀川の水を上辰巳村で取水し、約4kmの暗渠と約7.5kmの開渠で現在の兼六園に導き、ここからは密閉した埋設管で約12m低い位置にある百間堀を横断させた後、8m高い位置にある二の丸の泉池に水を吹き上げていました。この辰巳用水は、当時の人々にとっては神秘的とも思われた伏せ越しの理を日本で初めて応用したことと、この方法の発案者であり、かつ工事責任者でもあった板屋兵四郎が工事完成の後、藩主の命令で殺されたという伝説があることで有名です。その辰巳用水の石管の一部が石川県歴史博物館の庭に展示されています。それはオブジェのように美しいです。石川県歴史博物館は、その昔金沢美大の校舎です。この中庭には多くの「未来の彫刻家」が石を彫っていました。


木村弘道氏の絵画が西田哲学館へ

2008-07-07 | 金沢を歩く
金沢学院大名誉教授・木村弘道氏の絵画、西田哲学館へ 生前の約束果たす
県西田幾多郎記念哲学館に寄贈される「老当益壮」=金沢市内
県西田幾多郎記念哲学館に寄贈される「老当益壮」=金沢市内
 金沢学院大、金沢美大の名誉教授を務め昨年5月に77歳で亡くなった木村弘道氏の絵画が、かほく市の県西田幾多郎記念哲学館に贈られ、同哲学館で展示されることになった。木村氏の友人で生前、「いつか西田記念館に飾ろう」と約束を交わしていた永江輝代さんが寄贈を申し出た。永江さんは「木村先生の絵がようやく日の目を見ることになる」と喜んでいる。 木村氏は1929年、金沢市に生まれ、金沢美大で油絵を学んだ。東洋美術史の専門家として全国各地の大学で講義し、晩年は「実事求是」「風樹之嘆」など禅語や東洋の名言を、ランと竹の葉をイメージした長短の線で描く抽象画の制作に取り組んだ。 永江さんは約30年前に知人の紹介で木村氏と知り合った。木村氏の作品を当初から見続け、「漢字四字に込められた意味を考えながら鑑賞する作品は哲学館にふさわしい」と常々、話し合っていたという。 同哲学館に贈られる「老当益壮」は100号の大作で、10年前に永江さんが譲り受けた。木村氏の一周忌が過ぎたことから追悼の意味を込めて寄贈することになり、永江さんによると、同氏の作品はほとんど遺族の手元にあるため、一般向けに展示されるのは珍しいという。 2002年に開館した同哲学館は建築家安藤忠雄氏の設計として広く知られ、哲学だけではなく建築やデザインの関係者も多く来館するという。永江さんは「さまざまなジャンルの専門家に絵を見てもらえることになれば、木村先生も喜ぶと思う」と感慨深げに話している。絵画は10日に搬入される。 (北国新聞記事から)
 
 わたしも美大生の頃、木村さんの美術史講義を受けた一人です。数年前に、永江さんからこの絵を見せてもらうまで、木村さんが絵を描いていたことを知りませんでした。西田哲学館・記念館にも何度か訪れたこともあり、感慨無量です。
 
 


鴨居玲(1928-85)の絵はエスプリそのもの

2008-07-05 | 金沢を歩く

鴨居玲(1928-85)の絵はエスプリそのもの

遠方からの友人(画家)と街(金沢)を案内していて、「見たい絵」「見せたい絵」のこの街のベストは「鴨居玲さんの絵」になります。父鴨居悠(北国毎日新聞記者)の任地金沢で生まれた玲(1928-85)は、戦後金沢美術工芸専門学校(現・金沢美術工芸大学)で油絵を学んでいます。わたしの先輩になりますが、卒業後二紀会に所属し、昭和会展優秀賞、続いて安井賞という輝かしい賞を受賞後、パリやスペインに滞在しています。スペイン、ラ・マンチャ地方のバルデペーニャスでは村の人々との交流を通して、廃兵や老婆、そして酔っぱらいになぞらえた自画像、さらには教会など多くの傑作が生み出されました。混沌を極める現在、一人ひとりの内面にある孤独、不安、または運命といった陰の世界を描き続けました。鴨居の作品は、わたしたち絵描きにも何故か人気があります。表現するものに共通してある『宿命や哀切』がこの人の作品にも漂っているのかもしれません。これら代表作の多くは、石川県立美術館に収められています。 

 


 


大粒ブドウルビーロマン(石川県)

2008-06-24 | 金沢を歩く

石川県開発の大粒ブドウルビーロマン

写真昨年実ったルビーロマン=県生産流通課写真大きさが売りのルビーロマン(左)

 国内最大級の粒が売りの戦略作物ブドウ「ルビーロマン」が8月から初出荷される。開発に11年をかけた県産オリジナル品種で、県庁を訪れた生産者らは23日、地域ブランド化に向け「石川の代表になるよう育てていきたい」と決意を語った。今年の生産は約3千房とまだ少ないが、生産量を増やし、数年後には県外への出荷も視野に入れている。 ルビーロマンは8月下旬から9月中旬が収穫時期で、果実は鮮やかな赤色。皮がむきやすく、さわやかな甘みや果汁が特長だ。際立つのは果実の大きさ。1粒の重さは20グラム以上で巨峰の約2倍。一口で食べきれないほどだという。 小粒が主流だった県産ブドウの大粒品種の開発が始まったのは95年。「藤稔(ふじみのり)」という黒色の大粒種をほかの品種と交配させた種を、かほく市の県砂丘地農業試験場で育てた。全国公募で「ルビーロマン」と命名され、昨年3月に品種登録された。

 


白山の『東大寺領横江荘遺跡』平安時代の石川郡庁か

2008-05-04 | 金沢を歩く

白山の『東大寺領横江荘遺跡』平安時代の石川郡庁か  

平安時代の回廊状大型区画施設の柱列跡=白山市横江町で

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回廊の柱列発見建物規模54メートル四方

 平安時代の国指定史跡「東大寺領横江荘遺跡」(同市横江町)で、回廊状大型区画施設の遺構が見つかった。規模や造りから石川郡庁の可能性もあるという。

  「郡庁」  平安時代の律令国家では、国庁に準じた格式を持ち、地方の豪族らが郡司の職に就き、儀式や政務を行った施設。八二三年、越前国から加賀国が独立し、加賀、石川、能美、江沼の四郡が置かれ、それぞれ郡庁があったとされる。

 調査対象の水田跡を地表から深さ約40センチ調査した結果、南北に幅約3.3メートル、長さ約45メートル、東西に約25メートルの回廊状掘立柱建物の柱列を見つけた。直径約20センチの柱を立てたと思われる新旧の穴跡47個があり、うち5カ所に柱の根っこ部分も残っていた。以前調査された東側では、南北棟の回廊と同様な規格の柱が確認され、南側でも今回と同様に東西に走る遺構が見つかっている。これらから推測すると、東西南北54メートルの規模の建物跡になる。過去に国内で発見された郡庁の規模はこれとほぼ同等。しかし、弥生時代や古墳時代の遺物は出土しているものの、郡庁を示すような墨書土器などの遺物はなく、特定には至らないという。今回の発掘場所の周辺には倉庫群跡が確認されており、今回も倉庫跡と思われていたが、市教委は「予想外の出土で驚いている。県内に郡庁跡はまだ発見されておらず、来年度以降に調査を進めたい」と話している。(中日新聞記事から)

 

 

演劇「ほんとうのことば」を観にいく

2008-04-13 | 金沢を歩く

演劇「ほんとうのことば」を観にいく

尾道から金沢に戻り、ふらりと劇を観にいく。以前に観たことのある、劇団ジョキャニーニャの「ほんとうのことば」。軽快な言葉のやりとりが、この劇団の持ち味です。予定していた席が満員になり、桟敷席を急遽こしらえている団員。なかなかの人気です。

「劇作家の脚本がなかなかできあがらない」のストーリー仕立てと、同時進行する仮想空間としての劇が、アニメのコンテ絵のように表れては消えていく。いつものように軽いフットワークのノリでユーモラスな雰囲気のまま、「現実」を鋭く斬っていくのである。この劇団は、常にリアルな世界を足場にモノゴトをトラエテイルことが、わたしには最大の魅力です。今日が最終日です。13日は2時からと7時からの2回公演になります(金沢市民芸術村にて)


金沢5酒蔵共同企画の純米吟醸酒

2008-03-27 | 金沢を歩く

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金沢5酒蔵共同企画の純米吟醸酒

 【金沢】金沢酒造組合(金沢市)は、加盟する5つの酒蔵が共同企画した純米吟醸酒「ごぞう」=写真=を開発した。金沢産の酒米、酵母を共通に使用し、蔵ごとの醸造法の違いを楽しんでもらう。6月6日から県内限定で発売し、観光土産としての需要も見込み、新ブランドとして定着させる考えだ。 福光屋、中村酒造、やちや酒造、武内酒造店、久世酒造店の五つの蔵が約2年前から共同企画品の開発に着手。専用に約百俵の酒米「500万石」を作り、今年はまず4合瓶換算で約8000本を製造する。 ラベルの色は加賀友禅に使われる加賀五彩の黄土、緑、藍(あい)、紫、紅の5色で分け、背景に各蔵の代表銘柄の漢字をプリントする。価格は4合瓶で1890円。 (日経新聞)

いい企画です。「日本酒」もいいものです、お花見ついでに飲みくらべてみたら・・・。


イヌワシを見たことがありますか

2008-03-17 | 金沢を歩く

イヌワシを見たことがありますか

イヌワシは、勇壮で力強く、孤高かつその美しい姿のために、古くはローマ時代から権力の象徴として王家の紋章や部族のシンボルとして広く用いられてきました。日本各地に伝わる天狗伝説は山里に生きる人々が自然界への畏怖心から創り出したものであると考えられています。したがって古くからイヌワシと人との交流があったことがうかがわれます。 イヌワシは、1950年代までは日本アルプスなど極く限られた場所にだけ生息するものと考えられていましたが、近年の当研究会などの調査により日本各地に生息していることがわかってきました。現在、日本で生息が確認されているイヌワシは約300羽です。しかも多くの生息地は近年の大規模な開発、森林伐採、単一樹種による大規模な植林などにより大きく変化してきています。そのため、イヌワシの食物となる動物であるノウサギやヤマドリの減少を招きました。さらに、密猟や環境汚染物質の影響などによってイヌワシは絶滅の危機に追いつめられています。イヌワシは、その分布域における森林生態系における食物連鎖の頂点に位置する種です。そのため自然が豊かな場所にだけ生息することができる鳥です。言い換えれば、イヌワシの生息する場所は自然が豊かで、人間にとっても生きていく上で大切な環境であると言えます。このため、イヌワシの生息状況は、地域の環境の状況を私たちに的確に示してくれる指標となっています。イヌワシは国民共有のかけがえのない生物であり、次の世代に引き継いでいかなければならない、すばらしい自然資産です。イヌワシを保護管理し、自然環境のバランスを守っていくことは、私たち国民の責務だと思います。石川県の「県鳥」に指定されています。



国内外から陶磁器名品を集めて春季展 中村記念美術館

2008-03-06 | 金沢を歩く

中村記念美術館の敷地内に美しい木造建築があります

国内外から陶磁器名品を集めて春季展 中村記念美術館 

直径50センチ古九谷の平鉢。網を干す様子が描かれている

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鳥の首の形をした14世紀のイランの水注=いずれも金沢市中村記念美術館で

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 日本や中国、東南アジアなどの名品を集めた春季展「鑑賞陶磁器」が、金沢市本多町の市立中村記念美術館で開かれている。古九谷の平鉢や中国・明の香炉など、戦前に準国宝級の「重要美術品」に認定された四4点を含む44点が並んでいる。うち31点は、外部から借りてきた作品。イセ文化基金所蔵のハスを描いた中国・唐の盤は、茶や白、緑などの色合いが調和。富山市佐藤記念美術館所蔵の東南アジアやペルシャの鉢は、独特の文様や彩色が鮮やかに表現されている。個人所蔵家からの出品では、35年ぶりの公開となる直径50センチほどの古九谷の平鉢や、初公開となる鳥の首の形をした14世紀のイランの水注、前5世紀のギリシャの水がめなどを陳列。このほか、館所蔵品の古九谷の平鉢などが並んでいる。金沢21世紀美術館では、韓国や中国陶磁の名品を集めた「安宅コレクション展」が開かれており、あわせて鑑賞するとより幅広い地域と時代の品を楽しめる。(中日新聞記事から)

金沢市の中心部にある「中村記念美術館」は、小さく目立たない美術館です。県立美術館と21世紀美術館の近くにあり、わたしは散策がてらによく立ち寄ります。街中にあるものの、美しい自然景観に包まれていて、心が癒される場でもあります。

 

金沢・能登の魅力を テレビ愛知の番組ロケ

2008-03-03 | 金沢を歩く

金沢・能登の魅力を テレビ愛知の番組ロケ

金沢の見どころを伝える山口良一さん(左)と山田まりやさん=金沢市の中の橋で

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テレビ愛知

 東海北陸自動車道の全線開通を控え、県内各地の観光スポットの魅力を紹介するテレビ愛知(名古屋市)制作の特別番組のロケが1日、金沢市内で行われ、タレントの山口良一さんと山田まりやさんが、浅野川に架かる中の橋やひがし茶屋街などを訪れた。特番では山口さん、山田さんの二人が旅をしながら県内の文化や豊かな自然などを紹介する。加賀友禅の着付けや水引細工、金沢芸妓とお茶屋体験など、盛りだくさんな内容だ。2日には能登を訪れる山口さんは「金沢で歴史、能登で自然と文化に触れる。楽しみに見てもらえると思います」。山田さんは「金沢のいいところ、石川のいいところを伝えたい。私自身が楽しんでいるので、きっと伝わると思います」と笑顔で話していた。番組は県内では石川テレビで29日午後1時半から放送される。また、テレビ愛知、テレビ大阪でも放送される。 (中日新聞記事から)