こんにちは^^
少しお久しぶりです🎶
9月の声を聴くやいなや
秋のイベントにむけての
準備が最終コーナーに入りました(笑)
10/21「地球愛祭り2017in大阪」
大阪市北区「中崎町ホール」にて
チャリティーイベントが開催されます🎶
飢餓救済、森林再生等への募金を
お祭りを通して行っているイベントです。
すばらしいアーティストのライブ🎶
出店ブースも40程出ます。
身体に優しい、食・衣・雑貨。。。
癒しブースもあり、一日楽しく遊べますヨ🎶^^
入場無料となっておりますので^^
ご興味ある方はHPをご覧頂いて
足をお運び頂けると嬉しいです^^
スタッフさせて頂いておりますので~🎶^^v
ところで今日は病から少し離れて。。。
「5分後に以外な結末」という本から
短いお話を転載させて頂きます。
5分後を楽しみに
しばし、、、お読みくださいね🎶
★ ★ 「幸せのグラフ」 ★ ★
チャーリーは自分がやるべき「仕事」を探していた。
それは単に収入を得るための職業という意味ではない。
ありったけの情熱を傾けられる
「何か」を求めていたのだ。
彼のこれまでの人生は「完璧」と言っていいほど
万事順調だった。
幼いころから勉強は得意だった。
運動や音楽や美術もプロ顔負けの腕前。
だから、学校の成績は常にトップ。
一流の大学で機械工学を学び、博士号も取得した。
能力だけではない。
彼は人気もあり人望もあり、誰からも好かれた。
しかし、誰かに憎まれたり、うらまれたりする
こともなかった。
はたから見れば、申し分のない人生。
しかしチャーリーは今
言い知れぬ虚しさのようなものを感じていた。
何でも苦労せずにできてしまう自分は
これまでの人生のなかで
真の幸福を感じたことはあっただろうか?
若者にありがちな悩みといえばそれまでだが
本人にとっては重大な問題だった。
チャーリーは答えを求めてさまよった。
さまざまな場所に出かけたし、あらゆる本を読んだ。
哲学や宗教に答えを求めたこともあったが
そのどれもが彼を満足させることはできなかった。
気まぐれに占いの本も読んでみた。
西洋占星術、いわゆる星占いや、東洋の占いの本だ。
そういった本のなかには、1年間の運勢を折れ線グラフで
表しているものがある。
その年の運勢、たとえば4月がピークで11月は最悪、、、
といったことが一目でわかるようになったものだ。
未来のことなど、わかるものか。
チャーリーはグラフを見て鼻で笑った。
なぜ人はこんなものを求めるのだろう。
こんなのは科学的じゃない。
だが、どんな科学が発達しても
未来を完璧に知ることはできないのだろうか。
かつては夢でしかなかったが
実現したものはたくさんある。
知ることはできなくても
予測はできるかもしれない。
仮に「幸福」というものが
風の流れのように
目には見えないけれど
たしかに存在してるのなら
天気予報のように図に表すことは
不可能ではないかもしれない。
昔の人は、明日の天気を知るために占いを行ったという。
今は天気予報は難しいことではない。
人工衛星から送られてくる映像や
蓄積された膨大なデータがあれば
天気をほぼ正確に予測することも出来るのだ。
それならば、これからもっと科学が発達すれば
人間の未来を予測することも可能かもしれない。
でも誰がそれをやる?
こんなことを思いつき、実行できる人間はいるだろうか?
ここまで思案したところで、チャーリーはひらめいた。
「僕が思いついたことだ。僕がやればいい。
これこそが人生をかけるべき仕事だ!」
さっそくチャーリーは研究に取りかかった。
最初は資金集め奔走したが、そんな研究に投資してくれる人はいない。
チャーリーは大学の講師として働いたり、
時には家庭教師や店員などのアルバイトをしながら
お金を集め研究を続けた。
専門だった機械工学に加え、遺伝子工学、天文学、統計学
と、あらゆるデータを集め
それらと人間の一生との関係を数値化することに
心血を注いだのだ。
それらは、かつて経験したことのない苦労の連続であったが
チャーリーは時間が過ぎるのも忘れ研究に没頭した。
そして20年以上の月日を費やし
ついにその機械は完成した。
その機械は、ボタンを押しただけで、
未来の自分の人生で起こることを予測できるものだった。
人生全体のなかの下り坂な部分と
昇り調子な部分を折れ線グラフで示すことができるのだ。
人生のなかで、いつが幸福のピークかわかる。
これを使えば、今不幸な人も希望をもつことができるだろう。
残るのは最終テストのみ。
チャーリー自身がその実験台となった。
彼の脳裏にこの日までの道のりが、
走馬燈のように駆け巡った。
研究に熱中するあまり結婚もしなかった。
家族も友人もいない。
遊びもしない。
趣味もない。
チャーリーの能力と人格からすれば
まったく想像もしない人生だったと言えるだろう。
だが後悔はしていない。
充実した日々だったと胸を張って言える。
万感の思いをこめ、力強くボタンを押した。
機械は振動とともにうなりをあげた。
はたして成功か?
失敗か?
長年の努力は無駄になってしまうのか。。。
チャーリーは息をのんで見守った。
しばらくして、それまでうなりをあげていた機械は静まり
あたりを静寂が包んだ。
やがてモニターにグラフが表示される。
生まれてから大学院を卒業するまではグラフの線は平板だ。
悪くはないが、とびぬけて良くもない。
あの状況に満足していたわけではないので
当たっているだろう。
それからグラフは20代なかば
ちょうどこの研究をはじめた時期から上昇を始める。
まさに右肩上がりにグングン上に伸びる。
そして46才。
今この時。
グラフの線は頂点に達している。
これは、この機械が完成したことを表しているに違いない。
「やった! 成功したぞ!」
両手を突き上げた。
しかし肝心なのは未来だ。
グラフの線の行方を目で追った。
すると線はピークに達した直後、
ガクンと下に折れている。
あとは下がる一方で、0のライン近くまで落ち
そのまま死ぬまで上がることはない。
「なぜだ!」
チャーリーは頭をかかえた。
大きな仕事を成し遂げたというのに。。。
しばし呆然としたのち、
チャーリーは悟った。
人間は夢を追いかけている時が一番幸せなのだ。
夢がすべてかなった瞬間、
その幸せは消えてしまうのだと。
今日もお読み頂きありがとうございました。
どうぞご縁ある方に届きますように。
少しお久しぶりです🎶
9月の声を聴くやいなや
秋のイベントにむけての
準備が最終コーナーに入りました(笑)
10/21「地球愛祭り2017in大阪」
大阪市北区「中崎町ホール」にて
チャリティーイベントが開催されます🎶
飢餓救済、森林再生等への募金を
お祭りを通して行っているイベントです。
すばらしいアーティストのライブ🎶
出店ブースも40程出ます。
身体に優しい、食・衣・雑貨。。。
癒しブースもあり、一日楽しく遊べますヨ🎶^^
入場無料となっておりますので^^
ご興味ある方はHPをご覧頂いて
足をお運び頂けると嬉しいです^^
スタッフさせて頂いておりますので~🎶^^v
ところで今日は病から少し離れて。。。
「5分後に以外な結末」という本から
短いお話を転載させて頂きます。
5分後を楽しみに
しばし、、、お読みくださいね🎶
★ ★ 「幸せのグラフ」 ★ ★
チャーリーは自分がやるべき「仕事」を探していた。
それは単に収入を得るための職業という意味ではない。
ありったけの情熱を傾けられる
「何か」を求めていたのだ。
彼のこれまでの人生は「完璧」と言っていいほど
万事順調だった。
幼いころから勉強は得意だった。
運動や音楽や美術もプロ顔負けの腕前。
だから、学校の成績は常にトップ。
一流の大学で機械工学を学び、博士号も取得した。
能力だけではない。
彼は人気もあり人望もあり、誰からも好かれた。
しかし、誰かに憎まれたり、うらまれたりする
こともなかった。
はたから見れば、申し分のない人生。
しかしチャーリーは今
言い知れぬ虚しさのようなものを感じていた。
何でも苦労せずにできてしまう自分は
これまでの人生のなかで
真の幸福を感じたことはあっただろうか?
若者にありがちな悩みといえばそれまでだが
本人にとっては重大な問題だった。
チャーリーは答えを求めてさまよった。
さまざまな場所に出かけたし、あらゆる本を読んだ。
哲学や宗教に答えを求めたこともあったが
そのどれもが彼を満足させることはできなかった。
気まぐれに占いの本も読んでみた。
西洋占星術、いわゆる星占いや、東洋の占いの本だ。
そういった本のなかには、1年間の運勢を折れ線グラフで
表しているものがある。
その年の運勢、たとえば4月がピークで11月は最悪、、、
といったことが一目でわかるようになったものだ。
未来のことなど、わかるものか。
チャーリーはグラフを見て鼻で笑った。
なぜ人はこんなものを求めるのだろう。
こんなのは科学的じゃない。
だが、どんな科学が発達しても
未来を完璧に知ることはできないのだろうか。
かつては夢でしかなかったが
実現したものはたくさんある。
知ることはできなくても
予測はできるかもしれない。
仮に「幸福」というものが
風の流れのように
目には見えないけれど
たしかに存在してるのなら
天気予報のように図に表すことは
不可能ではないかもしれない。
昔の人は、明日の天気を知るために占いを行ったという。
今は天気予報は難しいことではない。
人工衛星から送られてくる映像や
蓄積された膨大なデータがあれば
天気をほぼ正確に予測することも出来るのだ。
それならば、これからもっと科学が発達すれば
人間の未来を予測することも可能かもしれない。
でも誰がそれをやる?
こんなことを思いつき、実行できる人間はいるだろうか?
ここまで思案したところで、チャーリーはひらめいた。
「僕が思いついたことだ。僕がやればいい。
これこそが人生をかけるべき仕事だ!」
さっそくチャーリーは研究に取りかかった。
最初は資金集め奔走したが、そんな研究に投資してくれる人はいない。
チャーリーは大学の講師として働いたり、
時には家庭教師や店員などのアルバイトをしながら
お金を集め研究を続けた。
専門だった機械工学に加え、遺伝子工学、天文学、統計学
と、あらゆるデータを集め
それらと人間の一生との関係を数値化することに
心血を注いだのだ。
それらは、かつて経験したことのない苦労の連続であったが
チャーリーは時間が過ぎるのも忘れ研究に没頭した。
そして20年以上の月日を費やし
ついにその機械は完成した。
その機械は、ボタンを押しただけで、
未来の自分の人生で起こることを予測できるものだった。
人生全体のなかの下り坂な部分と
昇り調子な部分を折れ線グラフで示すことができるのだ。
人生のなかで、いつが幸福のピークかわかる。
これを使えば、今不幸な人も希望をもつことができるだろう。
残るのは最終テストのみ。
チャーリー自身がその実験台となった。
彼の脳裏にこの日までの道のりが、
走馬燈のように駆け巡った。
研究に熱中するあまり結婚もしなかった。
家族も友人もいない。
遊びもしない。
趣味もない。
チャーリーの能力と人格からすれば
まったく想像もしない人生だったと言えるだろう。
だが後悔はしていない。
充実した日々だったと胸を張って言える。
万感の思いをこめ、力強くボタンを押した。
機械は振動とともにうなりをあげた。
はたして成功か?
失敗か?
長年の努力は無駄になってしまうのか。。。
チャーリーは息をのんで見守った。
しばらくして、それまでうなりをあげていた機械は静まり
あたりを静寂が包んだ。
やがてモニターにグラフが表示される。
生まれてから大学院を卒業するまではグラフの線は平板だ。
悪くはないが、とびぬけて良くもない。
あの状況に満足していたわけではないので
当たっているだろう。
それからグラフは20代なかば
ちょうどこの研究をはじめた時期から上昇を始める。
まさに右肩上がりにグングン上に伸びる。
そして46才。
今この時。
グラフの線は頂点に達している。
これは、この機械が完成したことを表しているに違いない。
「やった! 成功したぞ!」
両手を突き上げた。
しかし肝心なのは未来だ。
グラフの線の行方を目で追った。
すると線はピークに達した直後、
ガクンと下に折れている。
あとは下がる一方で、0のライン近くまで落ち
そのまま死ぬまで上がることはない。
「なぜだ!」
チャーリーは頭をかかえた。
大きな仕事を成し遂げたというのに。。。
しばし呆然としたのち、
チャーリーは悟った。
人間は夢を追いかけている時が一番幸せなのだ。
夢がすべてかなった瞬間、
その幸せは消えてしまうのだと。
今日もお読み頂きありがとうございました。
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