
おじちゃんがテレビを全く見なくなったのは小泉改革の大嘘キャンペーンをマスコミが連日流して以来だ。あの口から泡を飛ばしながら、さも自分の政策が日本を救うような嘘を平気でまくしたてる姿に、それこそ虫酸はおろか独裁者の姿を見たからだ。
マスコミを味方につけ誘導しまくり、日本人をだまし続けた男の姿と、マスコミのばかさ加減に虫酸が走ったからだった。
日本人とはかくもたやすく騙されてしまうものなんだと、幻滅を感じマスコミの悪影響もとうとうここまで来てしまったのだと嘆息したものだ。
確かに人を信じるという日本人古来の素晴らしい気質を悪利用して、振り込み詐欺が絶えないのも、マスコミの大嘘や政治家の詐欺行為に何の疑問も抱かないのと同一線上にある。
しかしシナ人が入国し始めた20年前から日本は変わってしまった。人を疑わないと生きていけない世の中になってきた。日本はシナからシナ人とともに世界一危険な害毒までを輸入してしまったのだ。
反日親中の輩が増殖しているのも日本にとってはとても危険なことなのだが、その危機感を感じていない日本人のなんと多いこと。ああ、世はことも大ありなのに・・・。
世はこともなし? 第89回 虫酸が走る 石井英夫
とにかくこの夏は虫酸が走りっぱなしだった。胸のむかむかが収まらない。いまも目細のっぺりの韓国大統領の顔と言動を思い浮かべると、酸っぱいものがこみ上げてくる。
虫酸が走るといえば、菅・鳩山がテレビに映るたびに覚えた不快感だが、竹島・尖閣についての朝日新聞の姿勢にも胸のむかつきを抑えることができない。
普段は精神衛生上、なるたけ朝日は読まないようにしているのだが、世論への悪影響を考えると、そうもいかない時がある。こんども危うんで開いたのだが、案の定だった。
まず韓国大統領の竹島上陸直後の若宮啓文主筆。『座標軸』(8・12)で「大国らしからぬ振る舞い」と殊勝げにタイトルをだしておきながら、「ここばかりは自力で領土奪還を成し遂げたとの思いがあるのではないか。だからこの島が独立のシンボルなのだ」と、韓国に思いをこめて書いている。
冗談ではない。断じてそうではない。ここは彼らが一方的に李承晩ラインを引き、不法占拠した島である。侵略支配した日本の島なのである。その国際的な理不尽さと無法さを強くたしなめなくて何が日本の新聞の主筆だろう。
この人は平成17年のコラム『風考計』で「いっそのこと(竹)島を譲ってしまったらと夢想する」と書いてのけた。その売国的妄想がまだ糸を引いているとみえる。
いちいち掲載日をあげないが、朝日の社説を並べてみると、「互いにいがみ合う時か」「政治が対立をあおるな」「非難の応酬に益はない」等々…。
例によって上から目線のしたり顔で、へっぴり腰の事なかれ主義を説くのだ。一体、竹島問題で日本と韓国はどっちもどっちなのか。喧嘩両成敗の関係なのか。まるでヤクザの抗争か、犬のケンカにバケツで水をかけるような論調なのである。
そして日韓通貨スワップの破棄などを指して、「あたかも制裁のように関係のない問題を持ち出すのはいかがなものか」(8・21社説)と、どこまでも韓国のご機嫌をうかがっている。
上も上なら、下も下である。
8・23に「竹島の大統領碑、土台部分撤去へ」という見出しで載ったソウルK特派員の記事の姿勢も右へならえだった。それは「日韓が領有権を争っている竹島(韓国名・独島)に建てられた石碑の土台が…」というマクラの表記で始まっている。おかしい。なぜ「韓国が不法占拠している竹島に…」と書き出さないのか。なぜおためごかしの似非客観主義を装うのか。この新聞は一体どこの国の新聞か、目を疑わざるをえないのである。