My Life After MIT Sloan

組織と個人のグローバル化から、イノベーション、起業家育成、技術経営まで。

笑顔のススメ

2010-08-21 23:20:33 | 8. 文化論&心理学

どうでもいいことだが、私は社会人になって以来ずっと、ひとつだけ誓って気をつけていることがある。
それは、自分がどんなにつらいときでも笑顔を絶やさず、人に会ったら挨拶をする、ということ。

家族や恋人とケンカして気分が悪かったり、仕事がうまくいかなかったり、
理不尽なことや腹が立つことがあったり、徹夜が続いて疲れていたり、
自分の役立たずぶりやふがいなさに腹を立てていたとしても、
それはあくまで自分の都合である。
自分の目の前を、たまたま通りかかった人には関係が無い。

それよりも、もしかしたら通りかかった人だって、嫌なことがあって苦しんでいるかもしれない。
自分に余裕が無いからって、挨拶もせず、嫌な顔をしていたら、その人はますます嫌な気分になるのではないか。
それなら、せめて自分が笑顔で話しかけたり、元気良く挨拶をすることで、少しでも彼らに気分良く一日を過ごしてもらえる方がいいのでは、と思うわけである。

最初にそう思うようになったのは、コンサル会社に入った新人のときだった。
新人であろうと何であろうと、高いレベルの仕事をすることが求められる会社だったので、
新人の頃は役に立つ仕事はなかなか出来ず、周囲の足を引っ張ってばかりで大変だった。
それで、自分の役立たずぶりに落ち込んでるくらいなら、周囲のみんなに気分良くいてもらって、
みんなの生産性を上げることで少しでも役に立つべきなのではないか、と思ったのだった。
それ以来、自分がどんなに嫌なことがあっても、落ち込んだ気分でも、笑顔ですごす、挨拶をする、をずっと実行している。

もちろん、自分の心と裏腹に笑顔になるってのはなかなか大変で、思わず笑顔が引きつってしまうときもありますが(笑)
自分が笑うことで、自分自身にも心の余裕が出てくる、というのもあるし、
「笑うかどには福来る」ではないが、笑顔でいると他の人が話しかけてきて、元気をくれるということもあるし。

自分が落ち込んでるときほど、他の人が落ち込んだりする気持ちも想像できるから、
自分が笑顔になることで少しでも、他の人を元気に出来たらいいなぁ、と思うわけです。

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16 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
明るい人生観 (yumemakura)
2010-08-22 01:00:05
暗いニュースの多い最近の日本ですが、最近長く在籍したアメリカの会社で出会ったアメリカ人の良い点を想い出してます。それはアメリカ人の楽天的な事とユーモア、そして人間の善意を信じる明るさです。喧嘩してやめた会社ですが、魅力的なアメリカ人も多かったなあとLilacさんの文章を読んで思い出しました。本当に人生、勇気のあるのは楽観的で人に希望を与えることだと思います。それに彼らは良いことを実現するのに積極的でしたね。
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無理はしない (watanabe8760)
2010-08-22 07:57:57
こういうことをちゃんとできる人ってすごいなと思います。
私は"いつも笑顔で"みたいなのが苦手で。。。
なので私の場合は「いつも冷静に、客観的に」というのをスローガンにしています。
笑顔で人にパワーを与えられないまでも、今やるべきことをスムーズにすすめるためには何をするべきかを論理的に考えるということです。そういう意味で、あからさまな感情の露出はある程度抑えられていると思います。
無理しているのを悟られてぎくしゃくするよりは、自然に振舞うのが一番、というのが自論です。
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追伸、 (watanabe8760)
2010-08-22 08:06:40
このブログのコメントは、「投稿する」ボタンを2度押さないと反映されないんですね。。。(gooブログだと普通なんでしょうか?)
前から何度か投稿していたのですが、いつもコメントが反映されていなかったので、くだらないコメントだと思われて掲載拒否されているのかと勘違いしていました。
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Unknown (KIYO)
2010-08-22 11:30:12
私は接客業であるにもかかわらず笑顔が苦手で、
「おもしろくもないのにどうして笑わなくちゃいけないの?」と考えてしまうので
こういう心がけと行動がうらやましいです。
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Unknown (Willy)
2010-08-22 12:19:08
僕は笑顔を気にするようになったのはアメリカに来てからですね。初めに住んだのが中西部の田舎だったので、見知らぬ他人にも笑顔で接するアメリカ人にちょっとしたカルチャーショックを受けました。韓国人の友達は「ソウルでは人々は罵り合っているのが普通なのに、ここの人達は笑顔が普通でびっくりした」とジョークを言っていました。
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笑顔 (Lilac)
2010-08-22 20:10:47
@Yumemakuraさん
確かにつらいときを笑顔と明るさとユーモアのセンスで乗り越えようっていうのはアメリカ人の美徳のひとつかもしれません。
開拓者精神の賜物なのかも。

@Watanabe8760さん
そう、Gooブログはあらゆる投稿機能が不便なんですよ・・。
一定時間(コメントの場合は5分)以上経った場合は、2回ボタンを押さないと反映されないです
私も書いたブログ記事を投稿しようとして、全て消えてしまったなんてことが何度もありました。

私は、公序良俗、宣伝系、悪質としか思えないコメントしか消してません。
(たまに宣伝と勘違いして消してしまうことがあるようですが)
ですので、これからもお気軽にコメントしてください

@KIYOさん
無理せず、自然に、でいいのだと思いますよ。
ただ、他の人を気分良く幸せにしてあげたい、という気分でいつもいたら、自分が楽しいかな、と思った感じです

@Willyさん
お久しぶりです!というか私が不義理をしてました。ごめんなさい
確かにアメリカって笑顔でみんな過ごすのが普通の国ですよね。
そういうところは好きです。
私も米系の企業に就職したから自然とこう思えるようになったのかもしれませんね。
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Unknown ()
2010-08-22 20:53:30
いい記事だ。
明日から少し頑張ってトライしてみよう。
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やっぱりできる人は違う (韓国ラーメン)
2010-08-22 23:46:27
大学時代から思ってたけど、ほんとにできる人ってやっぱ元気いいですよね?どんなにスマートでもやっぱり失敗する時もあるだろうし、落ち込む時もあるだろうけどいつも元気。だから人が集まってくるだろうし、常に前に進んでいけるんだろうね。なので気がついたらちゃんと優秀な人物になってたりする。大げさに言えば、MBAの理論なんかよりリーダーの素質として「常に元気(笑顔)でいる、もしくはめげない」というほうがよっぽど大事な気がする、もちろん厳しさや論理力がある上で。海外の大学院へきて気をつけていることが結果が劣っていたり(特に英語力)、理不尽なことがあってもとにかく努力しよう、ふてくされるのだけはやめようということ(たとえ笑顔にできなくても)。このことはどんなテキストよりも自分にとって勉強になります。日本で働いていた時は理不尽なことがあるとイライラして何もやる気がでなかったりしたので(Because of a short temper)。留学が自分を変える良いチャンスであり、期間だと感じております、特に精神面で。
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そうだ!心がけよう (tetsu)
2010-08-23 00:09:54
まさに落ち込んでいる最中に読んだので、勇気づけられました。常に笑顔を!
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笑顔ですね (四十路女)
2010-08-23 12:59:16
4月からとあるスクールに通うようになったのですが、なかなかうまくこなせなくて、イライラというか、すでにやる気をなくしかけていました。向いてないのかなとか、才能ないのかなとか、やっぱり私は何をやってもダメなんだとかとか。。そんなときこそ笑顔ですね。笑顔になると、ちょっと楽観的になれて、気持ちが楽になるような気がします。そうすると、もうちょっと頑張ってみようかなって気にもなれますね。ところで、私も在米経験がありますが、道ですれ違うときに見知らぬ他人同士がニコっと笑って Hi! とあいさつしているのを見て、最初はとても驚きました。でもあれっていいもんですね。あいさつの後も笑顔が持続して、わりといつでもニコニコしていたように思います。日本でやったらヘンな人扱いされそうなので、なかなかできませんが。。
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