My Life After MIT Sloan

組織と個人のグローバル化から、イノベーション、起業家育成、技術経営まで。

アメリカ人だって超高速ネットが欲しいっ!-グーグル誘致の熾烈な戦い

2010-04-02 02:25:15 | 5. アメリカ経済・文化論

本日(4月1日@アメリカ時間)、Google.comを訪れた方は、トップページがこんなになっていて驚かれたことと思う。

Googleの公式発表(ブログ)によると

Early last month the mayor of Topeka, Kansas stunned the world by announcing that his city was changing its name to Google. We’ve been wondering ever since how best to honor that moving gesture. Today we are pleased to announce that as of 1AM (Central Daylight Time) April 1st, Google has officially changed our name to Topeka.

先月初め、カンザスのTopeka市長が市名をGoogleに変えたとアナウンスして世界を驚かせました。我々は、この動きにどのように報いるべきか考えていましたが、本日午前1時(中央アメリカ時間)にて、Googleは正式にTopekaと社名を変更することにいたしました。

とのこと。
もちろん、エイプリルフールの冗談なんだけど、何故こんなことになってるか、というと
そこにはちょっとしたストーリーがある。

Googleのハイスピードインターネットを巡る熾烈なる地方都市の戦い

1月末にGoogleが、都市部にハイスピードインターネットサービスを展開する、と発表したニュースを覚えている方は多いと思う。
アメリカのインターネットが遅いことは私も記事にしているが、
記事にも書いた理由でなかなかハイスピードインターネットの普及が進まない。
その状況に一番やきもきしてるのは、サービス提供会社のGoogleである。

「そんなにテレコム・ケーブル各社がやる気ないんだったら、自分たちに出来ることを見せてやる!」
とでも言わんばかりのアナウンス。
更に本気度を見せるために、アメリカの一都市で実際にパイロットケースをやることにしたのだ。

その速度たるや1GBps とのことで、現在の平均のアメリカの高速インターネット速度(10Mbps、
実効速度は5-6Mbps)の約100倍。
しかも無料である。

で、そのパイロットをやる都市候補を募ったところ、全米で1100もの市町村から反応が来た
地方都市もじゃんじゃん来ているが、San Francisco、Palo Alto、San Joseなど、シリコンバレーの中心地の各都市すら応募している。
どの都市も、ハイスピードインターネットを導入したいのだ。

こうして、特に地方都市を中心として2月末頃から、Google誘致合戦が過熱し始めた。
Googleが提供する動画サービスYoutubeを使って、
各都市のMayor(市長)などが具体的な誘致のメリットの提案をしたり。

googlefibermap.png
Washington Postより。現在Gooble Fiberに応募中の市町村。

真っ先に市の名前をGoogleに変えたカンザスの州都トペカ

そんななか、3月2日、カンザスのCapital city(州都)であるトペカの市長が、
「市名を一時的にGoogleに変更する」と発表した
なんとカンザス州の州都が「Google」になっちゃったわけだから世界中をあっと驚かせた。

A CNN photo illustration welcomes travelers to Topeka, which changed its name temporarily to attract a Google project.
写真はCNNより。ちなみにこの写真はApril Foolでなく、ほんとらしい。

ところで、米国において、Kanzasとは田舎者を馬鹿にするときの代名詞となっている。
日本における「さいたま」の用法に近いが、その地位は圧倒的にさいたまより低い。
「カンザス、ああ、あのド田舎ね」みたいな感じ。

「トペカ」というのはインディアンの言葉で「ジャガイモを育てるのに最適な場所」という意味だそうだ。
そして、カンザス人たちは、ジャガイモをそだてることに誇りを持っている!

そんなカンザスの州都トペカが、Googleインターネットの試験サービスに使われるわけがないでしょ、
と誰もが思うからこそ、トペカはこの行動に出たのだろう。

今回のGoogleのエイプリルフールの冗談は、市名までGoogleに変えて本気で誘致しようとしているTopekaに敬意を払って、のことなのだ。
「TopekaのみんながGoogleになるなら、私たちがTopekaになりましょう」っていうギャグ。
Googleとしてもここまでやられて本当にTopekaを選ばなかったら申し訳ないので、
借りを返しておいた、ということでしょう。

他の都市だって黙っちゃいない、Google誘致大合戦。

さて、カンザス州都にこんなことをされて、他の都市だってだまっちゃいない。
こちらは、ミネソタの地方都市であるDuluthの反応。
(最初に出てくるのが本物の市長で、メインはパロディ)

アメリカでもこの辺の英語は訛りが最も少なく、一番聞きやすいので、是非聞いてみるのをオススメ。

ミシガンの大学都市のアナーバーでは、A2 Fiber AnthemというAnthem(市歌)まで作った。
市民も一丸となって、誘致活動に参加しているようだ。

Ann Arbor Courts Google
写真はNew York Timesより

締め切りが近づいた先週には、イリノイ州のPeoria、という都市が、カリフォルニアはMountain Viewの
Google本社のキャンパスの上に、「Google Plays in Peoria」というバナーを張った。

どれもユーモアのセンスがあって、本気で戦ってるようには見えない余裕がナイス(笑)。

 

結局テレコム各社を高速インターネットに投資させるためのブラフ

「GoogleはEvilではない!」と本気で思っている人たちには怒られそうだが、
こうやってどんどん盛り上げているのは、Googleのパフォーマンスに過ぎない、と私は思っている。

実際にはGoogleが全米に渡って、ハイスピードインターネットの提供が可能か、というと、
可能かもしれないが、Google自体がそれを選択しないだろう、と思うからだ。

よくGoogleがダークファイバーを買いあさっているとかいうことが話題になるが、
ネットワーク事業で一番大変なのは「足回り」とか「Last one mile」とか言われる、バックボーンから各家庭につなぐところ。
こういう工事を出来る人をたくさん雇って、「Google」と書かれたトラックが街の中を走る。
通信品質に問題があったときは、コールセンターが24時間対応で、
遠隔で帯域をコントロールしたり、パケットを何度も送ったり。

莫大な投資がかかるので、全米に「タダ」でインターネットを提供するのは恐らく不可能に近い。
そして、料金を取るようになると、「ネットワークのつながり具合」が問題になる。

そうすると必要とされる企業文化も違ってくる。
大事なのはGoogleらしく「新しいサービスを開発すること」ではなく「良い品質のネットワークを届けること」。
会社の大部分がそういうカルチャーになっていけば、Googleからイノベーションが生まれにくくなるかもしれない。
いまのところはGoogle自身がそれにはなりたくないだろう。
彼等がネットワーク事業者になるのは、最後の手段だと思う。

従って、これらのパフォーマンスは、みんなが高速インターネットを欲しがっているというのを明らかにし、
特にテレコム各社にとっては儲かっている都市部に無料のインターネットなどをわざと提供することで、
「早く本気でやらないと、一番儲かってるところだけCream skim(美味しいところだけとっちゃう)しちゃうぞ」
っていうブラフだと思っている。
自分たちが動く前に、まずは現状インターネットを提供しているテレコムやケーブル各社に投資を進めさせる方向だろう。
(そう、Google is evil、なのだ(笑))

それでもテレコムが動かなければ、Googleはインターネットの世界を変える

それでももし、テレコム・ケーブル各社が反応しないのであれば、Googleは本当にネットワーク事業者になっていくしかない。
その場合、今までのように「保証された、良い品質」のネットワークとはならないかもしれない、と思っている。

例えばセキュリティなどは、ネットワーク事業者が確保するのではなく、個人などが確保するモデルに変わり、
そのためのソフトやサービスなどが普及するだろう。
接続の問題なども発生するだろうが、そこはGoogleが対処するんじゃなくて、
そういうサービスを提供する会社が現れ、個人などが確保するモデルになるだろう。

今までテレコム会社が提供していた細やかなサービスとか、通話品質とか、安心感といったものがない、
新しいインターネットの時代になっていくだろう。
その代わりに、そういう品質やサービスを提供する周辺ビジネスが盛んになるだろう。

こうなってくると、イギリスや日本が推進している、次世代ネットワークなどは意義が無力化してくる可能性がある。

アメリカのテレコム・ケーブルがGoogleにどう反応するかで、
明日のインターネットの世界が今とは変わってくる可能性がある、と思う。

参考記事
私の過去記事
米国はネットを高速化するつもりがないらしい(その1)-バックボーンはつらいよ-My Life in MIT Sloan
米国はネットを高速化する気が無いらしい(その2)-困るのはGoogleでは?-My Life in MIT Sloan
いまさら3Gのカバレッジが問題になるアメリカ-My Life in MIT Sloan

他のメディアの記事(英語です)
Cities Rush to Woo Google Broadband Before Friday Deadline - Bits
Google fiber winners to be announced by end of year; 1,100 apply - WashingtonPost
Topeka 'renames' itself 'Google, Kansas' - CNN

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14 Comments

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1.0 Gbps (ysjournal)
2010-04-02 04:41:08
Lilacさん

気になって Connection Status (PC) をみたら、1.0 Gbps と出てました。ガセでしょうか?(因に Comcast) 知らないうちにデトロイト郊外は、超高速ネット網になっているのかな?

自宅では、快適に YouTube も観れてます。

出張で泊まる中西部のホテルは、ワイヤーレスで 54Mbps (動画は、駒送りにもならないくらい)、ワイヤードで 100 Mbps だったと思います。

でも、テレビ、電話、インターネットのパッケージで、インターネット分で毎月 $47.95 払ってます。
Unknown (Gunsi)
2010-04-02 04:56:57
Lilacさま

Twitter上のご発言含め、楽しく拝読させていただいている者です。

Googleの一連のアクションは、目下FCCが進めているネット中立性規則案や国家ブロードバンド計画(http://www.broadband.gov/)に対する関係者のロビイング動向も併せて考慮する必要があると思います。

前者が法制化されれば、Google等インターネット事業者のビジネス展開が妨げられる可能性が低くなりますが、他方、ネットワーク事業者の投資インセンティブの低下をもたらし得ますので、超高速ネット実現のためには別の手段(FCC的には「国家ブロードバンド計画」か?)を講じる必要が出てきます。

後者は、市場競争を促すことによるブロードバンドの高度化とインターネット利活用の普及を目的としたものです。目玉として、2020年までに最低1億世帯に100bpsサービスを提供することを目標(かなり野心的で実現性に疑問視する向きもありますが・・・)にしていることもあり、ネット中立性規則と合わせ技になればGoogleにとっては最高のシナリオになるでしょうし、現にCEOはこの計画を支持しているようです(http://online.wsj.com/article/SB1000142405274870410060457514566313719589
0.html)。

また、「それでもテレコムが動かなければ、Googleはインターネットの世界を変える」のくだりですが、Googleがネットワーク事業者としてインターネットの世界を変えるほど影響を与えられるかどうかについて私は疑問符です。

何故ならば、Googleのような非ネットワーク事業者が事業に参入するための障壁として、「Last one mile」に対する莫大な投資の他に線路敷設権(Right‐of‐way)もあるからです(ちなみに、線路敷設権の問題についても「国家ブロードバンド計画」で言及されているようです。)。

線路敷設権は米国に限らず、世界共通の問題であり、これを有している事業者が現に市場において優位になっており、結果的に国ごとに支配的な事業者が存立している現状です。

むしろ、線路敷設権を有する各国の支配的ネットワーク事業者がインターネット事業との垂直統合を目論み、次世代ネットワーク型を採用することになれば、現在ある「the Internet」は消滅し、閉域網同士の囲い込み競争に変貌する、というシナリオも描けます。

中国 vs Googleの顛末を見ていても、そこまでGoogleに夢を託してしまうのも楽観的過ぎるのでは、というのが正直なところです。

以上、長文失礼いたしました。
Googleのインパクト (konagaya)
2010-04-02 05:10:01
 twitterからやってきましたkonagayaです。興味深い記事を多数拝読させていただきましたが、折角ですので立つ鳥跡を濁して行きたいと思います。(笑)
 ブログを拝読して思うことは、米国のやることの(良い意味での)スケールの大きさとgoogleと言う一企業が米国そのものにもたらすインパクトの大きさです。
 昨日は、日本でもAprile foolでしたが、なかなか企業を挙げてのfoolと言うものをお目に掛かることはなく、米国の良い意味でのスケールの大きさを感じました。(どうせやるならはったりは大きい方が面白いですね。)
 もう1点は、googleと言う一企業が、米国全土(一部の都市かも知れませんが)に与えているインパクトの大きさです。Lilacさんは、googleの高速インターネット導入に関する一連のムーブメントをgoogleのブラフであると結論づけておられますが、それにしても一企業が、国全体に与えているインパクトの大きさは相当なものがあると感嘆しました。そしてその仕掛けを、米国(民)全体で盛り上げていくこの一種のダイナミズムを羨ましく思いました。また、このようなダイナミズムこそが、ベンチャーを含む企業のビジネスを活性化していくために必要なものではないでしょうか。
 一方、我が国においては、大企業は確かに地域社会に貢献しているものの、優等生的な企業が多くなかなか日本全土を巻き込んでインパクトを与えていける企業が少ないこと及びそういったムーブメントを支えていける国民性や土壌も乏しいような気がします。どうすれば日本においてもビジネスでこういった全国規模のムーブメントを起こせるものかと思案するとともに、MBAで叩きようもない程の出る杭として成長されたLilacさんに是非、日本においてビジネス上のインパクトを与えていただくことを勝手に期待してコメントを締めたいと思います。(笑)
 今後の活躍を期待しております。
Google Free Wifi in 2009 (あk)
2010-04-02 07:26:18
僕としてはグーグルによる47ヶ所の空港で無料接続のサービスが去年から開始されたのが良かったと思います。あれを拡大して欲しいなぁ。それと、最近は不景気でブロードバンドからダイアルアップにダウングレードする家庭が増えたそうですから、無料で最高速のサービスが可能であれば皆さん嬉しいでしょうね。

http://www.google.de/search?client=safari&rls=en&q=internet+downgrade+broadband+dial+up&ie=UTF-8&oe=UTF-8&redir_esc=&ei=Sh21S9vOGIjz_Ab_sNCoDg
エイプリルフール (k2y)
2010-04-02 07:31:33
Lilacさん
そういえば、日本での昨日(ボストンはまだ今日ですが)のエイプリルフールにニコ動が黒字化してましたね。厳密にはグレイスケール化でしたが、、、、くだらないこと書いてないでThesisに戻ります。。。。
コメント返信 (Lilac)
2010-04-02 08:33:51
@YSJournalさん
ほんとに?ComcastもHigh speed internet serviceを一部地域で始めているので、デトロイトはそうなのかもしれませんね。
本社のあるフィラデルフィア辺りももしかしたらそうかも。
ウチはネットは20ドルです。
でもそんなに速いなら50ドルくらい払っても構いません。
別に無料じゃなくてもいいんですよね。

@Gunsiさん
とても示唆的なコメント有難うございます。

流石に都市部だけ提供するなんてCream skimをFCCが真面目に許すとは思えないので、おっしゃるとおり難しいでしょうね。
ネットワーク中立性に関するGoogleのパフォーマンスもありますしね。

全土で高速化を進めるためには、国として投資するべきかどうか。
というか、そんなの経済学的には「べき」なんですが、アメリカとしてどうするか。
「インフラに投資」を就任演説から強調しているオバマがどう出るのかも見ものです(でも彼あんまりハイテクは詳しくなさそう・・)

>線路敷設権(Right‐of‐way)もあるからです
ああ、なるほど勉強になります。
日本も電気会社やガス会社しか実質参入できないのと同様(ガス管や電気線を引くのにRight of wayを持ってるから彼等は入れる)、アメリカにもこれがあるのですね。

>むしろ、線路敷設権を有する各国の支配的ネットワーク事業者がインターネット事業との垂直統合を目論み、次世代ネットワーク型を採用することになれば、現在ある「the Internet」は消滅し、閉域網同士の囲い込み競争に変貌する、というシナリオも描けます。

こういう議論はテレコムの会社では死ぬほど行われているのだろうな、と想像します(笑)
実際これが現在日本などのテレコム企業が描いてるひとつの絵なのでしょうね。
垂直統合は世界中の全てのテレコム企業が考えていますが、それをどう実現するか、が少しずつ違いますよね。

ただテレコムとしても、自分たちだけで閉じるのではなく、サービスやソフトの会社がそのネットワークの上に乗るなど、周りに花を咲かせていかないと儲からないですよね。
余り垂直統合にこだわらず、如何に生態系を早く作るか、と言うところが肝なのだと思います。

@konagayaさん
これはこれは。Twitterではどうもです。
>一企業が、国全体に与えているインパクトの大きさは相当なものがあると感嘆しました。そしてその仕掛けを、米国(民)全体で盛り上げていくこの一種のダイナミズム

これについては、Googleはうまいとしか言いようがないですね。
皆が着目するところがどこかよく分かった上で、最高のマーケティングをしていると思います。

最近の日本は、官は民頼み、民は官頼みになっていると思います。
技術をリードする人・企業がいなくなっているんですよね。

@あkさん
おっしゃるとおりGoogleにはWiFiサービスの普及をもっと広めて欲しいです。
地元のMountain Viewでやってるやつを広げて欲しいですね。
別に高速である必要はなく、無料でWiFiが使えるのはまさにGoogleが描いているクラウドな世界を作るのに役立つわけで。
もちろんそれでAppleだけ儲けさせるわけにいかないので、ご一緒に。

@K2yさん
そういう企業のジョークは面白いですね(笑)
ニコ動はなかなか苦しんでますが、面白いサービスなので頑張って欲しいです。
国際展開も。
アメリカでやってもウケルとおもうんだけどなー。
Unknown (韓国ラーメン)
2010-04-02 09:19:23
ちょうど昨日付けでCNNのWEBにもアメリカのインターネットは遅いし料金高いと記載されておりました(Title:Why Internet connections are fastest in South Korea). ただアメリカの方がまだましかも。オーストラリアの田舎の大学院だと1人1人QUOTAが決まっていてFREEじゃないんだから。。。。知らないでつかいまくったらセメスター始まる前に学校じゃインターネット使用できなくなってしまいました(泣)
Unknown (juna)
2010-04-02 10:16:18
高速回線にしてもモバイルネットワークにしても、インフラは日本の方が圧倒的に進んでいるのに、優れたサービスは米国発の物ばかり。人材不足なのか各種規制の所為なのかVCの資金量の差か・・・。何だか切ないです。
Unknown (Caeric)
2010-04-03 01:33:26
Lilacさんのポイントに加えて、Googleのアクセスの提供には、ネット中立性の議論に対するパフォーマンスという一面もあると思います。
つまりキャリアさんが、コンテンツ(アプリ)の種類によって利用者から超過料金を取ったり、通信の優先度を落としたりすべきでないと。

グーグルのアクセスの提供は、仮に超過料金を取ったり、Over the top的なグーグルのコンテンツの優先度を落とす可能性があるならば、自社でアクセスを提供してしまうよ、というパフォーマンスでもあると思います。
 この場合、自社のアクセスから自社のバックボーンを利用して、グーグルのデータセンターにつながるため、キャリアの妙な規制をバイパスできますので、きっと相対的にグーグルのアクセスの品質も高めらる可能性が大きいです。多分。
通信中毒 (yumemakura)
2010-04-03 08:07:52
通信中毒というか露出狂になってる昨今の風潮に、すこし疑問がある。なまにえの考えをぱっぱぱっぱと発信するのに羞恥を覚えないだろうか? 大部分は浅薄である。

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