私のインターンがもうすぐ終わりなので、今週はいろんな人がランチやディナーに連れて行ってくれた。
中でも、インド出身のDさんが連れて行ってくれた、オーセンティックなインド料理は格別美味しかった。
彼はとても自負心の強い性格で、いろいろ頑張るし、責任感も強いし、私はいろんな意味で共感できることが多く、その後はとても仲良くなった。
今回は、二人とも夜遅くまで働いていた日で、一緒に食事でも行こうか、ということになった。
「せっかくだからインド料理に行きたい」と私がいうと、じゃあ、といって連れて行ってくれたのが、このお店。
こういうときに、適当な店を選ぶのではなく、本当に美味しいインド料理を食べてもらおう、と
自分が一番だと思っているハイエンドな店に連れて行ってくれる、自負心というか、もてなし精神が、この人のとても好きなところだ。
で、行ったのが、Passage to India というこのお店。
着いたのはすでに9時半を回っており、とっぷりと日が暮れていた。
(ベイエリアでは、日が沈んで真っ暗になるのは最近は8時半ころ)
見るからにハイエンドなオーセンティック・インド料理のお店。
ラストオーダーが9時半のところを、無理やりお願いして入る。
お店の内装も、なかなか頑張ってる感じ。
ちなみに、この電光装飾系は、日本のハイエンドレストランでは見ないが、こっちだと結構ある。
まずビールを頼む。
インドのビールを、ということでメニューを見る。
インドビールというと、タージ・マハルが有名だが、高いので、彼のお勧めのKing Fisherというラガーを飲む。
いわく、これはそんなに高くないが、美味しいので、人気のあるビール、ということらしい。
カレーは、一人一品目ずつ頼むので、私はラムマサラ。昔からこれが好き。
彼は完全なベジタリアンなので、頼んだのは豆腐のようなチーズの入ったカレーだった。
このチーズのカレーがとても美味しかった。
チーズがクリーミーで、味わいが深く(多分ヤギのチーズだったんじゃないか)、カレーの香辛料をソフトに包み込んでいた。
ラムマサラも素晴らしく、香辛料の使い方が上品で、クリームもたくさん使われているため辛さを余り感じさせない。
味も濃くも無いので、飽きずにずっと美味しく食べられるような味のカレーだった。
それからナンも頼む。
バターナンと、ミントの入ったナンを。
このミントナンは初めて食べたけど、ミントのさわやかな香りがカレーのしつこさを和らげてくれるので、とても美味しい組み合わせだった。
大きな皿にご飯やカレーをよそって食べる方式。
いろんな話をする。
この3ヶ月どうだったかとか、今後どうするのかとか。
正直、この3ヶ月は新しいことの連続だった。
今までやったことないことをたくさんやった。
営業とか、お客さんとのキーコンタクトとか、普通インターンではやらせてもらえないような責任のある仕事も色々。
コンサルタントだけではまったく見えなかったことが色々見えてきた。
いろんな人たちと、深い絆が出来た。
自分のほかに日本人がいない、という環境で働くのも本当に久しぶりだった。
チャレンジングで本当に楽しかった。
お客さんもいるし、インターンが終わったからといって「さよなら~」と言うわけにも行かないので、
次の人が見つかって引継ぎするまでは、パートタイムでちょっとだけ手伝うことになりそうだ。
だから、みんなとも完全に「お別れ」というわけではないと思うけど、
こうやって毎日オフィスで会って仕事をする日々は、これで終わりなんだなあ、と思うと感慨だった。
西海岸ライフも素晴らしくて、ボストンに帰りたくないなあ、とまで思うほど。
色々あったけど、シリコンバレーのこの会社でのインターンの経験は、本当にかけがえの無い経験だったと思う。
レストランの話を書いたつもりが、インターンの話になっちゃったけど。
このレストランは本当に美味しかった。
Passage to India
1991 W. El Camino Real
Mountain View, CA 94040
Tel: 650-969-9990
です。AMARINに続いて、ここもMountain View。
なかなか優秀なお店が多い地域だね。
次に私がシリコンバレーに来る用事がまたあったら、ここにはまた来たいな。