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入社式でのトップメッセージ

2015年04月02日 11時14分07秒 | キャリア支援
<入社式>企業トップが新入社員に贈る言葉あれこれ
毎日新聞
4月1日(水)20時53分配信

入社式でのトップメッセージ
新年度を迎えた1日、多くの企業が入社式を開いた。
業績の良しあしに関わらず、
企業トップは新入社員に期待を寄せるメッセージを贈った。


図:メッセージ一覧

2015年3月期は過去最高となる2兆7,000億円の連結営業利益を見込むトヨタ自動車。
昨年より248人多い1,504人が入社した。
作業着姿で入社式に臨んだ豊田章男社長は、
昨年末に発売した燃料電池車「MIRAI(ミライ)」などを例にあげ、
「クルマづくりを通じ社会に貢献する」との企業理念を訓示。
さらに「100年先の未来に向けて挑戦し続けよう」と呼びかけた。
同じく過去最高の営業利益を予想する日立製作所の東原敏昭社長は
「世界規模での変化に対応し、
成長し続ける精神を持ってほしい」と語りかけた。

この日が「初仕事」だった社長もいる。
「32人抜き」で1日付で就任した三井物産の安永竜夫社長は
「今日は私にとっても第一歩を踏み出す日。
皆さんも気持ちが高ぶっていると思うが、
この気持ちを大事にしてほしい。
自分で考えて積極的に現場に足を運んで」とエールを送った。
1日付で就任したANAホールディングスの片野坂真哉社長は
「20年の東京五輪に向け航空ネットワークを広げ、成長していく。
10年後の推進役は皆さんだ」と奮起を促した。

子会社が製造・販売した免震ゴム製品で性能改ざん問題が発覚した東洋ゴム工業。
山本卓司社長が新入社員42人に
「新しい人生の門出に、大変申し訳ない」と陳謝する異例の展開となった。
「一瞬でお客の信頼を失った」と一連の問題を振り返り、
「素直な目線で、立派な会社にできるよう
最初の一歩を踏み出してほしい」と鼓舞した。

経営再建中のシャープは、高橋興三社長が
「現金の流れが頭になかった」と過去に過剰投資した経営陣を暗に批判。
「黒字倒産」に陥らないため、売上高や利益偏重ではなく、
現金の流れを重視した「キャッシュフロー経営」に変えていることを強調した。

東京電力は、福島第1原発事故以降、
昨年に続いて2回目の入社式となった。
広瀬直己社長は、16年4月に家庭用を含む電力販売の全面自由化を控えていることを挙げ、
「制度的に保証されていたシェア100%から、
工夫や努力、知恵でシェアを戻す時代に変わる。
一緒に競争に立ち向かっていきたい」と呼びかけた。
【まとめ・山口知】