11日(日)茶碗飾りのお茶会が当町家にて開かれました。
キラ星のごとく、みめ麗しい女性陣
友人が永年勤めた大企業を先頃定年退職されました。
その職場では恒例として、バカラのグラスが記念に贈られるそうですが
彼は「茶道クラブ」部長でもあったため「抹茶碗」を所望。
そして祗園祭に合わせ、その「茶碗披露の茶会」を企画されました。
そこで、ぜひ路地町家でとお話が巡ってきましたが
茶室仕様には作られていない当町家。
真夏に、まして西日の差し込む時間帯にクーラーもなく
どうしてお茶会などできましょう!
「無理やわ~!」とお断りしましたが、「大丈夫!」と強気です。
よくしたものです。
彼の幼馴染で仲良しだった○○子ちゃんが
今では知識豊富なりっぱな茶道の先生に!
そして、このお二人が久々に出会っていたのですから。
茶会の企画は、あれよあれよという間に実施の運びとなり
暑さは覚悟で準備をはじめました。。。
当日おりしもの雨に、目に涼やかな「文人盛」
茶碗飾りのお点前。かのお茶碗は小帛紗に載せ丁重なお扱い。
彼女の機転で、見立てのお茶室に早替わりした六畳間。
和やかなお茶会は時を忘れるほどスムーズに進み
やがて○○先生と私も一服お相伴。
虎屋の「若葉蔭」:ガラス鉢や池に泳ぐ金魚は、彩りも美しく涼を呼ぶことから
夏の季語となっています。『若葉蔭』は、水面に浮かぶ
青葉の蔭を金魚が泳ぐさまを表わしています。
涼やかで程よい甘さの夏の生菓子。さすが虎屋さん涼感たっぷりです。
またその後いただいたお薄の、爽やかで美味しかったこと!!
湿気が多く、お茶杓にお抹茶がたくさん付きましたけれど
爽やかに華やぐお茶碗を両手に受け、ゆっくり堪能させていただきました。
あとはお近くの「矢尾定」さんへ移動して
豪華で美味しいお食事をいただき
例の「幸野媒嶺」の掛軸「大船鉾」も拝見しました。