きんもくせい通信

みのりさんちのいろんなこと ぶつぶつ、ぐちぐち語ります。

たんぽぽのお見舞い

2005-05-07 | 日記・ひとりごと
ホスピスに入ったおばちゃまのお見舞いにと、おちびと二人で最終の新幹線に乗った。
今、会っておかないと・・・。
そんな気がして、お仕事を1つNG。
思いがけない旅行におちびくんは大喜びです。
明日からGWという時だったので、最終だというのに満員!
お弁当を買ってビールも2本買って、(おちびの分ではないです。念のため。私の私の)
景色も見えないし食べて寝る。

翌朝、病院へ向かう。
郊外の広々としたきれいな病院。
公園みたいだ。
ホスピスの入り口は、回りこんで別のほうにある。
リゾートホテル?と、思うほど明るくて豪華な感じで驚く。

おじちゃまと、息子(私のいとこ)のけんちゃんが来ていた。
「みのり~~!!!よくきてくれたなぁ~」
奥のベットに、痩せてしまってでもキレイなおばちゃまが座っている。
「みのり~!おばちゃんこんなんなってしまったのよ~~。
みのり~助けて~・・・・。」

おちびが、テラスになっている庭から「ここ、すごいきれいだな~」と、探検に出かけて行く。



元気な時と泣いてばかりいる時があるから。と聞いていた。
病気の説明をしてくれるけど、よくわからなかった・・・。
「おばちゃん、治ってみせるからね!また、元気になるからね!」
寝たきりを想像していた私は、とても元気そうなのでびっくりした。
こんなに、元気なのに・・・・・。
でも、前向きな言葉を聞けてよかった、会いにきてよかったと思った。

家から持ってきたピンクのブタのバレリーナのぬいぐるみをベットの脇のテーブルに置いた。
・・おばちゃま、これお守り・・・。元気になってまた観にきて。・・・
「みのりみたいだねぇ~」・・・どーせ、ブタですよ、私は・・・。

テラスから侵入者・・・。
おちびくんでした。
広い、広いお庭をひとまわりしてきたようだ。
「おばちゃん!早くよくなってね!これ」




たんぽぽのブーケ
「クローバー、よつばのクローバー探したんだけど、みつけられなかったんだ・・・
おばちゃん!絶対良くなってね!」
今まで我慢してたおばちゃま。
「ありがとう・・・ありがとう・・。おばちゃん頑張るから・・・」

お料理が上手で、キレイなおばちゃま。
神経質と、まわりからは言われているけど6人の兄弟の一番上だったから、そんな風にみえたんだな~と、私は思っている。

「みのり!おばちゃん治ってみせるから!」
そんな力や、気持ちが奇跡を起こしてくれる事、

信じたい。

願いたい。