milkyway‥☆‥☆∵☆∵

心に通り過ぎるたくさんの思い
あなたにも どうか、届きますように…

オペラ座の怪人2

2005-04-03 15:11:07 | 
「オペラ座の怪人」を観た時、
私はファントムの心の闇について深く感じることがあり
先日はそこに焦点をあてました。
心に哀しいファントムが住んでいる人達が、今もたくさんいることを
強く感じていたし、それが一番書きたいことだったから。

でも、本当は、描かれていたのは、そのことだけではありません。
今日は、少し違う面から書いてみます。
ファントムは、映画の中で
ただ哀れな存在として描かれていたわけではありません。

クリスティーヌにとって、彼は父の代わりであり、
芸術の世界へ導く師であり、憧れと畏敬の念を抱く存在。
そして、少女から大人の女性へと成長していく過程でも
彼の存在は大きな意味を持ちます。

純粋な愛情を注いでくれるラウルとの愛を育みながらも
ファントムの持つ圧倒的な存在感、芸術性に
彼女は心から惹かれていました。
二人の歌う場面はとても官能的でした。
誰も入り込むことができない結びつきを感じ、
ラウルは涙ぐんでいたのだと思います。
ファントムの愛は、あまりにも哀しい。
でも…。

いろいろな角度から、感じ、考え、楽しむことのできる素晴らしい映画です。
私の心のなかでは、今も、音楽が鳴り響いています。
あなたの「オペラ座の怪人」をぜひ、感じてきてください。

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