Mamiのひとりごと

楽しいことも、悲しいことも。

林檎

2011-04-09 | 私のつぶやき

東京都現代美術館の田窪恭治展へ行ってきました。

林檎の礼拝堂の映像では、ご縁玉”のエリックマリアがチェロを弾いていたし、

これまでに何度か紙やWeb上で見たことがあるからかな、

田窪さんの作品は、なんだか懐かしい感じが・・・した。

 

・・・下記は、現美の中で思ったこと。

 

椿も、林檎も、蜜柑も、

たくさん咲いたり、たくさん成ったりするものは、

ひとつひとつの違いなど誰も気にとめないし、

どれも同じ”だと思ってるじゃない?

 

でも、よく見ると、林檎だって、椿の花だって、夏蜜柑だって、

カタチや色や甘さが、ひとつひとつ違う。み~んな違ってる。

そういう小さな違いを、見逃さないように、

そういう小さな違いを 大切にできるように、

暮らしていきたいなぁ~。

 

そういえば、

林檎って果樹園でしか見たことがなくて、

私は、自然の林檎の木を知らない。

 

なぜ、こんなことを思ったかと言うと、

田窪さんの作品の林檎の木たちには葉がたくさんついていたから。

 

果樹園では、林檎の実にオヒサマがよく当たるようにと

葉はできるだけ落とされるのだろう。

枝がたわむほどに赤い林檎が実る木々たちには、

葉がほとんどついていない。

 

多くの人は、赤く美しい林檎の実を好む

その宝石のように輝く林檎は、

枝から葉が摘み落とされ、

土の上に反射シートを敷いて下からも光が当たるようにされ、

虫がつかないようにと農薬を掛けられて作られたものなんだよね。

 

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