東京都現代美術館の田窪恭治展へ行ってきました。
林檎の礼拝堂の映像では、ご縁玉”のエリックマリアがチェロを弾いていたし、
これまでに何度か紙やWeb上で見たことがあるからかな、
田窪さんの作品は、なんだか懐かしい感じが・・・した。
・・・下記は、現美の中で思ったこと。
椿も、林檎も、蜜柑も、
たくさん咲いたり、たくさん成ったりするものは、
ひとつひとつの違いなど誰も気にとめないし、
どれも同じ”だと思ってるじゃない?
でも、よく見ると、林檎だって、椿の花だって、夏蜜柑だって、
カタチや色や甘さが、ひとつひとつ違う。み~んな違ってる。
そういう小さな違いを、見逃さないように、
そういう小さな違いを 大切にできるように、
暮らしていきたいなぁ~。
そういえば、
林檎って果樹園でしか見たことがなくて、
私は、自然の林檎の木を知らない。
なぜ、こんなことを思ったかと言うと、
田窪さんの作品の林檎の木たちには葉がたくさんついていたから。
果樹園では、林檎の実にオヒサマがよく当たるようにと
葉はできるだけ落とされるのだろう。
枝がたわむほどに赤い林檎が実る木々たちには、
葉がほとんどついていない。
多くの人は、赤く美しい林檎の実を好む
その宝石のように輝く林檎は、
枝から葉が摘み落とされ、
土の上に反射シートを敷いて下からも光が当たるようにされ、
虫がつかないようにと農薬を掛けられて作られたものなんだよね。
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