大麻は合法化していい

理由
①合法化して多額の税をかければ、新たな税収源になる
②タバコと同程度の害なら、タバコが合法な以上、大麻も合法でいい
③大麻を合法化したほうが、暴力団等の資金源を絶てる



①合法化して多額の税をかければ、新たな税収源になる

　世界各国では大麻を合法にしている。ドイツ、フランス、イギリス、カナダ、ポルトガル、アメリカの一部の州（アメリカでは医療用としての解禁というが。）などが、既に大麻を合法化したとのこと。世界の流れに乗れなどと野暮なことは言わないが、あくまでも参考程度に。

　税収源の確保というのは、超高齢化社会に突入する日本にとって、社会保障制度を維持するにあたり絶対の条件である。大麻についてすっかりネガティブな印象を植え付けられていることからして、いきなりガッツリと税が入ってくることは期待できないだろうが、税収確保の上でも大麻を合法化して少しでも税収を増加させるべき。



②タバコと同程度の害なら、タバコが合法な以上、大麻も合法でいい

　大麻の危険性の低さについては、イギリスの「ランセット」という雑誌が、大麻を長期使用しても健康に問題はないとの見解が示している。大麻の依存度はタバコよりも低いという。さらに一説によれば、マリファナの危険度はカフェインと同程度という実験結果もあるという。

　にもかかわらず、タバコが合法で大麻が非合法というのは、整合性が取れていないのではないか。両方合法か両方非合法かのどちらしかないはずだ。



③大麻を合法化したほうが、暴力団等の資金源を絶てる

　アメリカには以前、禁酒法という法律があった。これは飲酒そのものを禁止するものではなかったが、これによってかえってアル・カポネをはじめとしたマフィア勢力が力をつけたというのは有名な話である。

　暴力団などの資金源を断ち、その撲滅を図るなら、大麻を密輸して暴力団にマージンが行くことのないように、合法化して国家がタバコと同様に管理したほうが、暴力団に資金が流れることもなく、しかも資金源を断つことにより、勢力を弱めることができる。



　望ましいのは、大麻の所持が社会的に容認されて非犯罪化していくことだが、いっそ思い切って大麻を合法化して、そこから得た金を社会保障費などに充ててほしい。意外に消費税アップよりも国民からの反発は少なかったりするのではないか。