愛犬くんとのゆったりライフ

温厚な愛犬くんとの日常を気ままに綴ります。
郷土の武将・武石胤盛さんに関するレポートもございます。

よく使ってしまう千葉の方言

2009年11月10日 | 日記・エッセイ・コラム

今回のテーマは「千葉の方言」です!

東京のベッドタウンとして、近年めざましく都市化が進んでいる千葉県です。

しかし、「都市部」と言われる地域でも、一歩奥に入れば豊かな自然が広がっております。

また、代々千葉県に住み続けている方々も沢山いらっしゃいます。

飼い主はと言いますと…

《母方》

祖父は代々、千葉県山武郡の家系

祖母の父は代々、岐阜県各務原市(旧・那加村)の家系(1669年からは確実に住んでいるそうです)

祖母の母は代々、岐阜県各務原市(旧・前宮村)の家系(曾祖母の母と、曾祖母の祖母は、愛知県江南市にルーツがありました)

《父方》

祖父は代々、水戸市の家系(お嫁さんも周辺の地域からもらっていたとのことです)

祖母の母は、千葉県南房総市(旧・冨浦町)の家系(黒潮に乗って移住してきたのではないか?と言われています)

祖母の父は、東京の本郷で何代か続いた豆腐屋さんの家系(ご先祖は、江戸に移る前は愛知県東部に住んでいたらしいとのこと。徳川家康が江戸を開く際に移住してきた町人?商人?ではないかと言われています)

以上のような感じです。

…という訳で、胸を張って「先祖代々の千葉県民です!」とは言えないのです。

まぁ、体型や顔立ちから想像すると、山武郡の祖父からの遺伝率が高いと思われるので、千葉の血がかなり濃いように思います。

前置きが長くなりましたが、生まれも育ちも千葉市近郊の筆者・飼い主が、何気なく使っている方言を挙げてみます!


《よく使ってしまう千葉の方言》

「あおなじみ」

青あざのことです。

「あおなじみ」は千葉県・茨城県では、かなり一般的な言葉だと思われます。

筆者・飼い主は幼少の頃から日常的に使っていました。

ただ、小学校に上がった頃から、同級生に「え?」と聞き返されることが多く、不思議に思っていました。

(一学年あたり年間50人くらい転入生が入ってくる学校でした)

この言葉が方言だと知ったのは、なんと27歳の時です!

物凄い衝撃を受けました!

母も叔母たちも「あおなじみ以外、どう表現して良いか分からない」と言っていました。

痣が青くなじんでいく様子からきたのかと思ったら、「青菜の染みに似ている」というのが起源とのことです。

「かたす」

「片づける」です。

この言葉は方言というより、一部の地域で使用頻度が高いという感じの言葉ではないかなぁ…と思います。

多分、国語辞典にも載っていると思われます。

「ぶんまく」

「ぶちまける」です。

「ぶん」は「ぶち」が転じたものだと思われます。

「ぶち壊す」→「ぶっ壊す」のような感じでしょうか?

物を落として散乱させてしまった時に「スミマセン、ぶんまいちゃいました~」という感じで使っています。

これも、方言というより一部の地域で使用頻度が高い言葉だと思われます。

最後に「べ」や「ぺ」をつける

これは何気なく意識しないで使ってしまうので、本当に注意しています。

「そうだんべ」「よかんべ」などは、年配の方が使っていらっしゃいます。

飼い主は「それでいいべ」「いいっぺ」「困るべよ」「大変だべ」などを家庭内で多用しています。

「~っかい?」「~っか?」

「行ってくれっかい?」「そうすっか?」「やめっか?」などを家庭内で日常的に使っています。

「ぴーすぱる」(表記不明)

この言葉は、お袋様が子どもの頃に山武郡でよく使っていたそうです。

(祖父は40代の時に山武郡から千葉市に一家で越してきたので、お袋様も高校生から千葉市に住んでいました)

友達と遊んでいる時や、家族団らんの時に、誰かが急に頑固になって機嫌が悪くなった際に使っていたそうです。

我が家では、姪っ子くんが「もう知らない!」と、ふくれた時などに使っています。

「あ~、ぴーすぱっちゃったぁ」という感じです。

場の雰囲気を和らげるために使っています。

祖父に「『ぴーすぱる』って、どういう意味?」と聞いてみました。

「落花生を収穫した後、草がカラカラに乾燥したようなのを、そんな風に言ったかもなぁ」とのことでした。

…以上が、飼い主が日常的に使っている千葉の方言です。

そうそう、お袋様の育った山武郡のとある地域では、子どもたちが、子どものいる家庭に順番に「お泊り」させてもらうという行事があったそうです。

冬場に実施され、子どもたちは各自「どてら」を持参して、当番のお家で御馳走を食べて集団で遊ぶそうです。

「パジャマ・パーティー」ならぬ「どてら・パーティー」的な感じでしょうか?

仲間内で…ということではなく、地域の伝統行事として「〇〇講」みたいな名前で呼ばれていたそうです。

「女正月」もあったということです。

地域の風習として、興味深いです。

↓愛知県一宮市生まれ千葉県育ちの愛犬くんです!

コメント
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