春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

切り倒された ラクウショウ

2018-12-07 | 樹木
川口グリーンセンターは開設が昭和41年、今から50年以上前
まだ私が若い頃でした。 当時安行から多くの樹木などが園内に植栽されたと言われてます。 園内に唯一ある池、
白鳥の池周辺は護岸改修工事が行われるために、改修工事の領域にある1本の大木のラクウショウが先週、
切り倒されました。 この場所にはラクウショウやメタセコイアが植栽されてて、毎年見事な姿を見せてくれてます。

私を含め多くの樹木ファンがいますが、突然のことながら驚き、工事とは言え、残念でいたし方ありません。
敬意を称して、切り株やその周りの自然風景を載せます。 工事関係者は昔の私どもの建設業の下請けさんで
立ち入り禁止の中に入らせてもらい、生き抜いてきた株の勇士と、残された切り株を確認して、年輪を見ると、50年の生き抜いた証が数から
わかります。


右側の下の部分に本来、ラクウショウがありました。切り株が見えます。










2本の樹木の間にラクウショウがありました。




枯葉色は紅葉色とは違った美しさがあります。護岸改良工事は来年の3月までです。
この白鳥の池には野鳥観察のカメラマンたちがカワセミなどの撮影に来てました。


  

さらに美しいのは真冬の樹木の姿です。
右側のラクウショウが伐採されてしまいました。



















樹木だけを言えば人の手で長く生き続ける、剪定や
土壌の改良、樹医の診断など弱る樹木を助け、百年、あるいは樹齢千年の朽ち果て寸前の樹木を助け、樹齢を重ねる、
逆に伐採をしなければならない樹木、さらに強制的にすべてを壊す。 自分は建設業の時代に、更地にするために岩槻地区の雑木林の樹木を
広範囲に重機を使い根こそぎ、大小あわせ多くの樹木を倒してきた過去があります。当時から樹木が好きでしたから仕事とは言え
各地域で同じような作業を繰り返してきました。 今でも樹木を愛するなんて本来なら口に出すことさえ出来ません。


















最新の画像もっと見る

コメントを投稿