サンタさんの草花

スマホ片手に観音山の草花から季節の移り変わりを切り取っています。

アメリカタカサブロウ 亜米利加高三郎 アジュール舞子

2018-09-28 19:41:47 | みんなの花図鑑
アメリカタカサブロウ 亜米利加髙三郎
科目:キク科タカサブロウ属
学名:Erlipta alba
原産地:熱帯アメリカ
開花期:9月~10月

昔からある史前帰化植物のタカサブロウ(高三郎)に遅れてやってきたので
アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎)という名前が付きました。
アメリカタカサブロウは1981年に発見され、その後各地で野生化状態です。
大先輩の高三郎と比べ、頭花がやや小さく、
葉が細長く葉の縁に鋸歯(ギザギザ)はっきりしていて、
種子の周りには翼が無いと言われています。

それにしても「高三郎」という名前は気になりますね。
最近名前がすぐに出てこないのですが、この名前は忘れませんね!!
名前の由来は不明ですが、インターネット上では
「昔、筆や墨が買えない貧しい高三郎という人物が、この草の茎を使って紙に文字を書いた」
という逸話からきているという説があります。
この草の茎を切ってしばらく置くと切り口が黒ずんできて、茎で文字が書けるそうです。

2018年9月22日撮影






2018年9月27日撮影



▼果実です





次はオマケです

ヤハズソウ 矢筈草
科目:マメ科ヤハズソウ属(ハギ属とも言われています)
   マメ科ハギ属なら秋の七草のハギ(萩)になってしまうのですが?
学名:Kummerowia striata
別名:ヤハズハギ(矢筈萩)
原産地:日本、朝鮮半島、中国
開花期:8月~10月

小さな花ですが拡大すると、
マメ科の花ですね。ハギにもよく似ています。

2018年9月27日撮影

▼葉を引っぱると矢筈形に千切れることからこの和名が付けられました。


またまた台風が近畿直撃しそうです。いやです。
予想円の一番南側の太平洋上を進んでくれればいいのですが・・・

萩と荒地盗人萩 アジュール舞子

2018-09-24 19:56:39 | みんなの花図鑑
「萩」の漢字は「くさかんむりに秋」と書き、
秋の七草の一つとして古くから愛されています。

ハギ 萩
科目:ハギはマメ科ハギ属の総称です。
学名:Lespedeza
原産地:北アメリカ、日本を含む東アジア
開花期:6月~7月
花言葉:思案、内気、物思い、柔軟な精神

秋のお彼岸に供えるあんこのおもちは「おはぎ」ですね。
春のお彼岸に供えるあんこのおもちは「ぼたもち」ですね。
同じあんこのおもちですが秋と春では呼び方が違います。
秋の「おはぎ」は「はぎもち(萩餅)」から
春の「ぼたもち」は「ぼたんもち(牡丹餅)」から
萩は秋を代表する花
牡丹は春を代表する花です。

ハギ(マメ科ハギ属)の種類は多く中々名前は分かりづらいですね。
たぶんヤマハギだと思うのですが、間違っていたらお教えください。
ヤマハギ 山萩
科目:マメ科ハギ属
学名:Lespedeza bicolor Turcz.
原産地:日本、東アジア

2018年9月22日撮影







同じハギの名前が付いても
マメ科だがハギ属でないハギ
アレチヌスビトハギ 荒地盗人萩
科目:マメ科ヌスビトハギ属
学名:Desmodium paniculatum
原産地:北アメリカ
最近まで葉っぱが細いのでミヤギノハギ(宮城野萩)だと勘違いしていました。
花には目のような白い点が二つと果実(豆莢)は三角形の独特な形状が特色で
一つの莢の5個前後の豆が付いています。
比較的近年に入ってきた帰化植物です。

2018年9月22日撮影





草むらに入るとこの三角形の果実(豆莢)が
ズボンの裾に引っ付いて取るのに困った経験があります。
引っ付き虫です。
ヌスビト(盗人)という名前が付いていますが人に引っ付いてくるのですね。

ヌスビトハギ(盗人萩)の名前の由来は、
KK399さんの「松江の花探し」で紹介されていましたのでご参考までに。
https://blog.goo.ne.jp/kk399/e/9943031e795c4c2b55fef07131b1da95



アキノノゲシ 秋の野芥子

2018-09-23 11:05:09 | みんなの花図鑑
アキノノゲシ 秋の野芥子
科目:キク科アキノノゲシ属
学名:Lactuca indica
別名:チチクサ(乳草)ホソバアキノノゲシ(葉が細く披針形)
原産地:東南アジア(史前帰化植物)
開花期:8月~11月
花言葉:控えめな人、本当は心優しい、幸せな旅

アイボリー色の色合いが絶妙な花色ですね!いつも気になる花です。

2018年9月22日撮影









露草と丸葉露草 アジュール舞子

2018-09-22 19:56:56 | みんなの花図鑑
道端でよく見かけることが多いありふれた草花ですが、
よく見ると中々興味深い草花です。
花は早朝に咲き出して、午後にはしぼんでしまう一日花です。

ツユクサ 露草
科目:ツユクサ科ツユクサ属
学名:Commelina communis
別名:蛍草、青草、月草、帽子草
原産地:日本、東南アジア
開花期:6月~9月
花言葉:尊敬、なつかしい関係、わずかな楽しみ

2018年9月22日撮影








マルバツユクサ 丸葉露草
熱帯アジア原産の外来種で、
地を這いながら節の部分から発根する。

在来種のツユクサは葉先が尖っているのに対して、
マルバツユクサは丸く、葉幅が広く、葉の縁が波立っている。
花は非常に小さく、開花季節は7月~10月で、ツユクサよりちょっと遅めです。

2018年9月22日撮影





曼珠沙華がお彼岸に咲いてくれました アジュール舞子

2018-09-21 19:38:43 | みんなの花図鑑
お彼岸の季節、田んぼのあぜ道や土手で見かけることが多い彼岸花。
野鼠やモグラがあぜ道や土手に穴を開けるのを
彼岸花の毒性のある球根を植えることで防いできました。

墓の近くにも彼岸花は良く見かけます。
昔は土葬の為、野鼠やモグラから遺体を守るため植えられました。

ヒガンバナ 彼岸花
科目:ヒガンバナ科ヒガンバナ属
学名:Lycoris radiata
別名:曼珠沙華、リコリス
原産地:中国原産の史前帰化植物
開花期:9月
花言葉:あきらめ、悲しい思い出、想うはあなた一人

お彼岸前の9月17日にはメヒシバの間から茎がニョキッと出て
茎の先には花芽(つぼみ)がついていました。
2018年9月17日撮影






お彼岸に入ると真っ赤な彼岸花が咲いてくれました。不思議なものですね。
2018年9月21日撮影










彼岸花はお彼岸の頃に真っ赤な花を咲かせ
数日で花が終わり茎だけになります。
その後10月頃には葉が生えてきます。
葉は寒い時期に色濃く茂り、春先に枯れ始めます。
冬場に光合成して球根に栄養を貯えるのです。
普通の草花は春先に葉が出て栄養を貯えるのですが、ヒガンバナは逆ですね。
2018年2月12日撮影