サンタさんの草花

スマホ片手に観音山の草花から季節の移り変わりを切り取っています。

イヌビワの不思議 観音山

2019-08-25 20:42:32 | みんなの花図鑑
イヌビワ 犬枇杷
科目:クワ科イチジク属
学名:Ficus erecta Thonb,
別名:コイチジク、ヤマビワ、カラビワ
原産地:日本、台湾、朝鮮半島
開花期:4月~5月
結実期:9月~12月
花言葉:溢れる思い

観音山ではイヌビワは石垣や階段の付近等いろんなところで生えています。
生命力の強い樹木ですね。













イヌビワの少し赤くなった実は小さなリンゴのようでもあり、
でき始めの緑色の実は枇杷のできかけの実のようです。



       ハナムグリが蜜を吸っています。


実がなるということは、花が咲いているはずですが・・・
イヌビワはイチジクの仲間で、花が無い果実「無花果」と言われ、
実は花嚢(かのう:花が入っている袋状のもの)で、内側に花を咲かせます。

      実を割ってみるとイチジクに似ていますね。

イヌビワは雌雄異株で雌株から種ができるのですが、花が実=花嚢の中にあるのにどうして受粉するのでしょうか?
イヌビワコバチという体長1mm程度の小さな蜂がかかわっているようです。
余りよくわからないのですがイヌビワコバチの幼虫は冬の間雄株の花嚢の中で過ごし、ふ化し、
雄花の花嚢の頭の口が開き、雌のイヌビワコバチは雄蕊の花粉を付け雄花から飛びだし、雌花嚢にたどり着き雌蕊に受粉されるようです。


      ↑黒いものがイヌビワコバチの幼虫でしょうか?

どの木が雄木か?どの木が雌木か?わかりません。わかるようにしたいものです。
イヌビワコバチもこの目で見てみたいものです。
イヌビワは今後の観察対象とします。

最後にイヌビワの仲間のイチジク(無花果)です。
ご近所で実がなっています。秋には黒紫色に熟してくれるでしょう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿