Wanderers

試行錯誤のリターンズ はじめよう、ここから 日々のあれこれ・思うことなど 

昔話

2011-08-08 14:19:21 | 音楽・映画より
映画館にも行くけど、CSでも映画を見ています。みかです。

日中の私の暇つぶしのためにBS/CSをひいてもらったんですけど、HDDの残量を気にするほど重宝しています。
WOWOWはひいてないので、諸々残念な部分はありますけどね・・・

この間やってたのが、『Love Letter』
岩井俊二監督、 中山美穂主演の映画。

ずいぶん前(95年公開)に豊川さんが好きだ、という理由でビデオを借りた覚えがあります。
その時も、雰囲気重視っぽいこの作品がなんとなく気になって好きではあったんですけど、年月を重ねてから見返すと、また良い作品だなって思えました。

そりゃ、中学生か高校生だったからさ。
その当時と今とでは、見る視点も感じるものも違うってことですよね

サヨナライツカもそうだったんだけど、切なさはあるけど泣くほどでもないって感じかなぁ。
あ、ラストではホロリとしたけどね。
ただ、泣かない分だけギュっとするというか・・・
う~ん、わかりにくくてごめん

死んだ人には敵わないと思うんです。
だって、もう何も言えないし言ってくれないし。
ただ思い出を反芻するだけ。
当人次第で、良い思い出ばかり、とか思い出したくないことばかり、とか決められるんですから。

主人公みたいに良い状態のままの関係ならば「いいことばかり」思い出すのかもしれませんね。
笑った回数もたくさんあっただろうに、あんまりそういう楽しいことは思い出せませんけどね、私。
まさしく、当人次第なんだろうね。

とはいえ、私の場合は関係終わらせた後のことだからね。
知らない人から見れば「関係なくない?」ってところだから。

『Love Letter』を見て再認識したことは、その“昔の人”に豊川さんの風貌が似てたってこと。
顔立ちじゃなくてね。
髪型とか、めがねの形とか・・・

って、懐古してるんじゃなかったよ、私
ちがーう
再認識したことは、豊川さんのキスが好きだということ。
とはいっても、そんなにたくさん豊川さんの作品を見たワケでもないんですけど。
何かなぁ、手が好きなのかなぁ。
顔に添えられる手かなぁ。
でもきっと、その時の豊川さんの全体が好きなのかも。

うーん、言ってしまえばさ豊川さんを「綺麗に撮ってくれてありがとう、監督」なんだけどさ。
構図的にね。
そういう意味では、結構好きなのが「きらきらひかる」のシーンかも。
陰影っていうかさ、白と黒って感じだし。
音楽はエロさというよりは、もっと軽やかな曲が流れてた記憶がある。
映像とあわせてメリーゴーランドみたいって思った気もする・・・

とはいえ、もう何年も見てないからウロ覚えもいいところなんだけど。
ビデオ持ってたけど、新居じゃ見られないからって実家に置いてあるし。
あ~、久しぶりに見たくなってきたなぁ。
薬師丸さんのあの雰囲気をまとえないかなぁって、うらやましかったんだよな、ほんわりしてるのが。
江國香織さんを読み始めたのも、これがきっかけだったかもな。

原作と映画と設定が違って、映画だと「いいなぁ、ケンカできてって」みたいな台詞を筒井くんが言うんだけど、原作だとケンカ三昧で。
だからこそなかなぁ、「ケンカできて」ってのにキュンとした覚えがある。
だって対等でしょ、ケンカって。
説教やワガママとかじゃないから。

って、なんの感想かわかんなくなってきましたよ・・・
ちょろっと話した後に映画観賞記録を書こうと思ってたんだけど、思いのほか長くなったので、それはまた次の機会にしてみます。

ではでは