この紅い胴巻きが『ティーガ』なのです。
私の分身の大切な『三線』。
棹は先日差し替えました。
皮も先日張り替えました。
カラクイ(糸巻き)も新しくなりました。
ほとんどリニューアルしたんやけど・・・。
でも買った時から全くそのままの部分がひとつだけ・・・。
それは・・・。
『ティーガ(胴巻き)』
このティーガ、三線職人又吉さんの奥様の手作り。
すごく綺麗で気に入ってます!
でも、弾いてるうちに擦れてしまって、縁はもうぼろぼろに・・・。
「新しいのあるかなぁ?」
早速又吉さんに電話してみます。
「奥様の手作りティーガ・・・ありますか?」
「あー。 ティーガねぇ。
それがねぇ、今家内が体調不良で作ってないのよ~。」
だから今は全部既成のでやってますね・・・。」
「えっ!!!! そ、そうなんですかぁ・・・。」
ガァ~~~~~~~~~~~ンッ!
大ショック!!!!を受けました!
『ということは・・・。
これがボロボロになったら、もう替えはないんや!!!
ヤッ! ヤバイーッ!』
その日から突然・・・。
私の夜なべ作業が始まったのです・・・。
ティーガの縁をひたすらかがっていく作業・・・。
簡単にみえてこれが意外と難しい!
ほんとは、ティーガを三線から外したら簡単なんやけど・・・。
又吉さんは紐の結び方も独特で・・・。
一度外すと、元に戻せそうにもなく・・・。
結局三線につけたままの作業になりました。
『とにかく補強!補強! ひたすら補強!』
まるで、どっかのプロ野球チームのような・・・
何重にも行ったり来たり!
縫い目も飛びまくり・・・。
一度縫っても、弾いてるとまた擦れて、また補強!
そばで見るとドエライことになってます。
それでも・・・大好きなこのティーガで頑張るのです!
こんなになっちゃいました~!