以心伝心

書・旅・本などのメモ。

関戸本古今集4

2008年12月09日 | 
春歌 巻一

させるをみてよめる
   さきのおほいまうちぎみ

としふればよはひはおいぬし
かはあれど花をしみれば
ものおもひもなし
 なぎさの院にてさくらの花を
みてよめる
 ありはらのなりひらのあそむ
よのなかにたえてさくらのさか
ざらばはるのこころはのどけからまし

(世の中に絶えて桜の咲かざらば春の心はのどけからまし)
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