伊勢学園、久々の優勝に歓喜の声あがる

高校春季大会準決勝、決勝戦
　４月２９日、心配された雨も上がり、開始が３０分遅れたが宇治山田商業高校で高校春季大会の準決勝戦、決勝戦が行われた。準決勝の伊勢学園と津商業戦は、初回からチャンスを有効に活かし得点を重ねた伊勢学園が４－０で勝利をものにした。もう一方の宇治山田商業と津東高校の対戦は宇治山田商業が５回に４本の長打と相手投手の乱れに乗じて３点を入れここまで５得点で、流れを引き寄せた。しかし、６回には津東が連打と盗塁で走者を進め、相手投手の乱れに乗じて２点を入れ、一死走者二、三塁と続いたが後一本が出ず涙を呑んだ。

　決勝戦は伊勢学園と宇治山田商業、地元対決で昨年の春の大会の決勝と同じ組合せ。５回まではいずれも譲らず無得点で進んだが、６回伊勢学園が１番高橋が右中間を破るすばらしい本塁打で均衡を破った。続く７回には６番西岡のレフト前ヒット、７番小倉華恵の内野安打、ＷＰなどで１点を追加し勝利をものにした。宇治山田商業は４回、５回に走者一、二塁とするも後１本が出せず涙を呑んだ。

　伊勢学園、三重県大会では昨年の春の大会以来の久しぶりの優勝でやっと溜飲が下がる思いであった。決勝戦は地元対決だったので会場にはたくさんの保護者やＯＧ、ソフトボールファンが観戦に訪れたいへん盛り上がる大会であった。
伊勢学園、宇治山田商業は６月19、20日豊橋市で開催される東海大会に出場する。

力投する伊勢学園小倉華恵投手