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太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男- (2011)

2012年10月07日 | 私的映画・ドラマ(邦画)
サイパンでの戦いの結末。

 1944年、太平洋戦争末期、玉砕のサイパンにアメリカ軍から“フォックス”と呼ばれ、畏れられたひとりの日本人がいた。大場栄大尉。男は最後、47人になりながらも仲間の兵士たちと共に、16ヵ月もの間、敵に立ち向かい、多くの民間人を守り抜いた。彼の誇り高き魂が、味方の日本人だけでなく、敵側のアメリカ人もの心も大きく動かしていった―。
 これは、絶望的な状況の中、最後まで諦めずに生き抜いた名もなき兵士とその仲間たちの実話に基づく真実の物語。終戦から65年経った今― 日米のスタッフ・キャストが一つとなって、日本の魂とアメリカのリアルをダイナミックに描く。



戦争映画というと「悲惨さ」を描くものが多いと思いますが、これは、それよりは「矛盾」に重きを置いて描いた映画かなと思いました。

仲間を殺されていても、敵を尊敬する。
部下や民間人を死なせないためにも、敵に投降する。
憎い相手なのに、些細なきっかけで相手と分かり合える。
敵の手伝いはしないと言っていたのに、家族のために手伝う。
自殺を決意したのに、家族の写真を見て自殺をやめる。

もちろん、そうでない人もたくさんいます。
ですが、なんとなく見ていてその部分が気になりましたね。
そういう意味では、これまでにない新しい視点で戦争を見ることができ、面白い映画だと思いました。

まあ最大の矛盾は、『不毛地帯』との違い…ってとこですか?


また、どのシーンもかなりリアルな映像で、とても良く当時の状況(大変さ)がわかります。
そしてあの将棋の駒の話。
秀逸です。



・作品ページ
太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-(allcinema)
太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-(Wikipedia)

・動画
予告(Youtube)


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