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映画好き~><bな私の、映画三昧之日々。

華麗なる一族 (1974)

2012年06月04日 | 私的映画・ドラマ(邦画)
重厚すぎる映画でした。

 関西金融界の雄、万俵大介(佐分利信)は厳然たる家父長制で一族を取り仕切り、その勢力を広げようと腐心し続けている。しかし、長男の鉄平(仲代達矢)に対してだけは、その出生の疑惑にこだわりを持ち続けていた。ある日、その鉄平が経営者として致命的なミスを冒してしまう…。
 虚飾に彩られた大財閥の実像を赤裸々に描いた社会派巨匠・山本薩夫監督の堂々211分におよぶ超大作。見かけの華やかさとは裏腹のどす黒い人間たちの愛憎と確執が、悠々たる流れとエネルギッシュな演出の力わざによって壮大に繰り広げられていく。(「Amazon」より)



 先日、華麗なる一族の原作を読み終え、興味を持ったので映画も見ることに。ちなみに、木村拓哉主演のドラマは見てないです。

 見終えて思ったことは、「重い、重すぎる…。そして、深い…。」です。もうね、鉄鋼、銀行、政治、それらの闇の部分が映像化されてるのですよ。原作はたしかに重かったけど、でも自分の頭の中での想像にすぎないからまだしも、それを映像化されると…。まあでも、原作程に当人達の細やかな描写がなかったからまだ良いのかもしれません。角田支店長の死なんか、原作ではあまりにも非業なものだったし。


 現代から見ればとても古めかしい映画でしたが、現代にはない重厚さを出している、とても素晴らしい作品ではないでしょうか。3時間という長い時間も、映るもの全てその当時のものですから、それを楽しみながら見ることができました。



・関連ページ
華麗なる一族(allcinema)
華麗なる一族(Wikipedia)


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