天木直人著『さらば日米同盟!』講談社1500円+法人減税穴埋め税
副題は『平和国家日本を目指す最強の自主防衛政策』
著者の天木直人は、レバノン大使を勤めていたとき、当時の小泉純一郎首相に「アメリカにイラク攻撃を止めるよう言え」と諌言して、クビになるという経歴の持ち主。
支持できる政党、支持できる政治家が見つからない、という方、ぜひ読んで欲しい。
少なくとも、支持してはダメな政党、支持してはイケナイ政治家を判断する材料にはなるはず。
内容は、アメリカの独善と横暴、日本外交の対米従属媚び諂いぶり、日米関係とユダヤ・パレスチナ問題の関係、官僚の生態など。
この本の主旨とはずれるけど、私個人的には、ユダヤ・パレスチナ問題のコンパクトな解説が勉強になった。
仰々しいタイトルだけど、読みやすい文体。
予備知識もいらないと思う。
主な目次
序章 いまこそ対米従属から自立すべき時
意義ある政権交代だったが……
日米同盟は日本を危険にさらす
護憲政党の限界
中国・北朝鮮を日本の脅威にしてはいけない
日米同盟に隠された「パレスチナ問題」
米国の下請けと化した自衛隊
第一章 国家主導の「対米従属政策」
「対等な日米同盟」を掲げて出発した鳩山政権の誤算
対米従属は戦後日本の国体だった
天皇制存続が最優先された
日米安保体制を求めた昭和天皇の「二重外交」
日米安保条約の締結を強く望んだ昭和天皇
対米従属は自民党の「党是」
普天間基地移設問題をめぐる迷走の原因
第二章 日米同盟ありきの外交が日本の未来を閉ざす
日米同盟とは日米軍事同盟である
小泉純一郎によって空洞化された安保論争
米国の軍事協力圧力から逃れられない日本
米国も中国も等しく油断できない国
提唱すべきは東アジア共同体構想ではなく「東アジア集団安全保障体制」
第三章 米国は日本を守らない
日米安保条約と日米同盟の違い
日本に居座った在日米軍
東京の一等地を占拠し続ける米軍
地代を踏み倒し続ける米国大使館
旧日米安保条約は「密約」だった
対等な日米関係を築けなかった岸信介
米国が日本を守ることはない
暴かれた日米地位協定運用マニュアル
最高裁の極秘資料が示す司法の密約
「米国を疑うことは米国に失礼だ」
第四章 戦争を「つくり出す」米国
米国は「日本と価値観をもっとも共有している国」なのか
戦争の連続で成立する米国の歴史
米国はどこかで戦争を起こさなければならない
戦争国家・米国の論理
米政府関係者が語るイラク開戦の実態
数人の犠牲と引き換えに千数百人も虐殺した
「テロとの戦い」の正体
不正義な米国の中東政策
戦時の情報工作は正当化される
タブーとなった九・一一の真相究明
イスラエルロビーが牛耳る米国の中東政策
第五章 「パレスチナ問題」の真実
テロの縮図は「米国+イスラエル vs.イスラム武装抵抗組織とその支援国家」
小泉首相は日本を卑劣な戦争に加担させた
少女が少女を殺した
占拠で選ばれたハマスの指導者をテロリストとして弾圧
第六章 日本独自の安全保障政策はあるのか
米国によって決められた日本の国防政策
護憲政党の敗北
護憲を唱えるだけでは憲法九条は守れない
条約の趣旨の逸脱を暴論で正当化
公然と破棄された日米安保条約
米国が警戒した樋口レポート
第七章 自主、自立した安全保障政策を求めて
軍事強化を突きつめると「核」に行き着く
米軍基地が国民に強いる負担の大きさを知るべき
吉田茂が示した「武力なき自衛権」のあるべき姿
「自衛隊は合憲か違憲か」という愚問にはこう一喝すればよい
憲法違反の「駆けつけ警護」発言を許すな
自衛隊のイラク派遣に違憲判決が下された日
憲法違反者が最高裁判事に天下る日本の現実
三分で終わった日米安保条約無効訴訟公判
在日米軍は米国の戦争のために存在する
アーミテージが明かした米国の本音
米兵に教わらなければ兵器を使えない自衛隊
憲法九条のもとで自衛隊を誇りに思う自衛官
自衛隊は苦しんでいる
国連を無視する米国の単独行動主義
日米同盟は世界の公共財ではない
日本を敵視し、軍事的脅威となる国はない
中国の軍事力と張り合ってはならない
北朝鮮の脅威は軍事ではなく政治の問題だ
世界は不戦時代に入った
不戦時代の唯一の例外は「テロとの戦い」
日本は戦争をしてはいけない国、できない気にになった
終章 日本が日米同盟から解き放たれる日
米国の態度の硬化に日和った鳩山首相
二〇一〇年、日本国民覚醒
少女の犠牲でしか大人は怒れないのか
政治の混迷が日米同盟崩壊の追い風になる
いまこそ憲法九条新党が必要である
副題は『平和国家日本を目指す最強の自主防衛政策』
著者の天木直人は、レバノン大使を勤めていたとき、当時の小泉純一郎首相に「アメリカにイラク攻撃を止めるよう言え」と諌言して、クビになるという経歴の持ち主。
支持できる政党、支持できる政治家が見つからない、という方、ぜひ読んで欲しい。
少なくとも、支持してはダメな政党、支持してはイケナイ政治家を判断する材料にはなるはず。
内容は、アメリカの独善と横暴、日本外交の対米従属媚び諂いぶり、日米関係とユダヤ・パレスチナ問題の関係、官僚の生態など。
この本の主旨とはずれるけど、私個人的には、ユダヤ・パレスチナ問題のコンパクトな解説が勉強になった。
仰々しいタイトルだけど、読みやすい文体。
予備知識もいらないと思う。
主な目次
序章 いまこそ対米従属から自立すべき時
意義ある政権交代だったが……
日米同盟は日本を危険にさらす
護憲政党の限界
中国・北朝鮮を日本の脅威にしてはいけない
日米同盟に隠された「パレスチナ問題」
米国の下請けと化した自衛隊
第一章 国家主導の「対米従属政策」
「対等な日米同盟」を掲げて出発した鳩山政権の誤算
対米従属は戦後日本の国体だった
天皇制存続が最優先された
日米安保体制を求めた昭和天皇の「二重外交」
日米安保条約の締結を強く望んだ昭和天皇
対米従属は自民党の「党是」
普天間基地移設問題をめぐる迷走の原因
第二章 日米同盟ありきの外交が日本の未来を閉ざす
日米同盟とは日米軍事同盟である
小泉純一郎によって空洞化された安保論争
米国の軍事協力圧力から逃れられない日本
米国も中国も等しく油断できない国
提唱すべきは東アジア共同体構想ではなく「東アジア集団安全保障体制」
第三章 米国は日本を守らない
日米安保条約と日米同盟の違い
日本に居座った在日米軍
東京の一等地を占拠し続ける米軍
地代を踏み倒し続ける米国大使館
旧日米安保条約は「密約」だった
対等な日米関係を築けなかった岸信介
米国が日本を守ることはない
暴かれた日米地位協定運用マニュアル
最高裁の極秘資料が示す司法の密約
「米国を疑うことは米国に失礼だ」
第四章 戦争を「つくり出す」米国
米国は「日本と価値観をもっとも共有している国」なのか
戦争の連続で成立する米国の歴史
米国はどこかで戦争を起こさなければならない
戦争国家・米国の論理
米政府関係者が語るイラク開戦の実態
数人の犠牲と引き換えに千数百人も虐殺した
「テロとの戦い」の正体
不正義な米国の中東政策
戦時の情報工作は正当化される
タブーとなった九・一一の真相究明
イスラエルロビーが牛耳る米国の中東政策
第五章 「パレスチナ問題」の真実
テロの縮図は「米国+イスラエル vs.イスラム武装抵抗組織とその支援国家」
小泉首相は日本を卑劣な戦争に加担させた
少女が少女を殺した
占拠で選ばれたハマスの指導者をテロリストとして弾圧
第六章 日本独自の安全保障政策はあるのか
米国によって決められた日本の国防政策
護憲政党の敗北
護憲を唱えるだけでは憲法九条は守れない
条約の趣旨の逸脱を暴論で正当化
公然と破棄された日米安保条約
米国が警戒した樋口レポート
第七章 自主、自立した安全保障政策を求めて
軍事強化を突きつめると「核」に行き着く
米軍基地が国民に強いる負担の大きさを知るべき
吉田茂が示した「武力なき自衛権」のあるべき姿
「自衛隊は合憲か違憲か」という愚問にはこう一喝すればよい
憲法違反の「駆けつけ警護」発言を許すな
自衛隊のイラク派遣に違憲判決が下された日
憲法違反者が最高裁判事に天下る日本の現実
三分で終わった日米安保条約無効訴訟公判
在日米軍は米国の戦争のために存在する
アーミテージが明かした米国の本音
米兵に教わらなければ兵器を使えない自衛隊
憲法九条のもとで自衛隊を誇りに思う自衛官
自衛隊は苦しんでいる
国連を無視する米国の単独行動主義
日米同盟は世界の公共財ではない
日本を敵視し、軍事的脅威となる国はない
中国の軍事力と張り合ってはならない
北朝鮮の脅威は軍事ではなく政治の問題だ
世界は不戦時代に入った
不戦時代の唯一の例外は「テロとの戦い」
日本は戦争をしてはいけない国、できない気にになった
終章 日本が日米同盟から解き放たれる日
米国の態度の硬化に日和った鳩山首相
二〇一〇年、日本国民覚醒
少女の犠牲でしか大人は怒れないのか
政治の混迷が日米同盟崩壊の追い風になる
いまこそ憲法九条新党が必要である
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