本当言うと、原発とか消費税とかTPPとか、とかとかとか…そんなことより私は、科学とオカルト、宗教の関係など、実生活からは無縁なことばかり考えて生活していたい人なのだ。
ユングとパウリの『共著』である「自然現象と心の構造」は名著であることに疑いはないのだが、学生時代の私が読んだときに、本の構造自体に、ある大きな違和感を感じたものだ。
この本、前半がユングによる「共時性:非因果的連関の原理」、後半が . . . 本文を読む
3時間ほどで読了。
山本太郎氏、格好良過ぎです。
原発に反対すること、推進の立場をとること、無関心でいること、どれも、個人の生き方の根幹に関わるのだと、あらためて大納得。
山本太郎は玄海原発再稼働に反対するため、佐賀県庁に赴いたことがある。
その行動を、佐賀地検に告発した者がいる。
この告発自体、まったく意味不明なものなのである。
(ちなみに告発した在京都の本人は「名前は出して欲しくない」らしい . . . 本文を読む
以前も引用した毎日新聞の記事。
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原都知事 同性愛者「やっぱり足りない感じ」
毎日新聞 12月7日(火)23時54分配信
東京都の石原慎太郎知事は7日、同性愛者について「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」と発言した。石原知事は3日にPTA団体から性的 . . . 本文を読む
やっぱり、目の障害は姫川亜弓が成長するたのきっかけだったんだ。
46巻を読んで、私は諸星大二郎のあの作品を思い出した。
詩織のドロドロはともかくとして、、、、
感覚を奪われることが、なぜ成長につながるのか、
感覚が正常に機能することが成長を妨げることがある、
と、いうようなことに興味を持たれた方は、47巻の前に是非、次のマンガを読んでみて欲しい。
きっと、ガラスの仮面をより楽しめるはずだ。
無面 . . . 本文を読む
「『ガラスの仮面』を最後まで見届ける」は、私が生き続ける数少ない理由の一つだ。
ようやくの45巻。
私が第一巻を読んでから、すでに20年以上だ。
前巻のラストで、私の大好きな姫川亜弓が怪我で大変なことになったので、45巻が待ち遠しかった。
で、一気に読んで、なんとなく納得した気分になったよ。
主人公北島マヤの真の最強ライバルになるために、姫川亜弓はさらに一段と成長する必要があるのだ、きっと。
彼 . . . 本文を読む
きらたかし著『ケッチン 4』講談社533円+税
主人公がいよいよ初のツーリングへ。
第30話ラスト(p18~19)の見開きの1コマが素晴らしい!
作者はこの1コマのためにこの作品を描いたのではないか? と思わせる一枚。
バイクに乗っていると、景色が一変する瞬間がある。
自己と世界の関係が、何らかの相転位を起こす瞬間。
『それ』を見事に一枚の絵にしてくれた。
私が初めて『それ』を味わったときのこと . . . 本文を読む
後藤忠政著『憚りながら』宝島社1429円+金持ち優遇税
著者後藤忠政は、山口組系後藤組の元組長。
ヤクザは悪だ、と私は思っている。
何を粋がってみても、卑怯を抜けられない、弱い者たちだ。
ただ、悪人として悪を行い、悪人としてのプライドを貫き通す、その一点にのみ、潔さがある。
その点、善人面して悪を行う者どもより、はるかに好感をもつのだ、私は。
だから、本書の、シャブ(覚せい剤)や、不良外国人に . . . 本文を読む
天木直人著『さらば日米同盟!』講談社1500円+法人減税穴埋め税
副題は『平和国家日本を目指す最強の自主防衛政策』
著者の天木直人は、レバノン大使を勤めていたとき、当時の小泉純一郎首相に「アメリカにイラク攻撃を止めるよう言え」と諌言して、クビになるという経歴の持ち主。
支持できる政党、支持できる政治家が見つからない、という方、ぜひ読んで欲しい。
少なくとも、支持してはダメな政党、支持してはイケナ . . . 本文を読む
あなたは、自分の乳首が行方不明になったことはあるだろうか?
YES、と答えた方は、以下は必要ないかも(笑)。
久しぶりのカテゴリー『読書』。
1巻を偶然手にしたのは、何年も前だ。
それ以来、巻を重ねるごとに、ほぼ発売日にはゲットしている。
サブタイトルは『~両性具有の物語~』。
著者、新井祥については、帯のプロフィールを転載。
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きらたかしさんのマンガ『ケッチン』三巻を読んだ。
(きらさんとの出会いは、蒙古単車紀行譚8/22-23をどうぞ。)
さえない高校1年生の男子が、バイクを通じて『男』になる、、、、か? というお話。
主人公の情けなさが、まるで私のようで、いとも簡単に感情移入できて、楽しめる。
そして、初めてバイクに触れた頃の感動を思い出させてくれる。
本作では、主人公は、廃車されたホンダのCB50をレストアさせる。 . . . 本文を読む
野中広務・辛 淑玉著
角川oneテーマ21 724円+税
この本、売れているらしい。
2人の対談に、辛 淑玉の補足説明が入る形式。
辛 淑玉の文章から引用。
『差別はいわば暗黙の快楽なのだ。例えば、短絡した若者たちが野宿者を生きる価値のない社会の厄介者とみなし、力を合わせて残忍なやり方で襲撃する時、そこにはある種の享楽が働いているのだ。それは相手を劣ったものとして扱うことで自分を保つための装置で . . . 本文を読む
中山康樹著
講談社現代新書760円+税
最近デジタルリマスター版が出て、何かと話題になることの多いビートルズ。
(喉から手が出るのを、グッとこらえている私…)
カリスマには、伝説や噂が絶えないものだが、ビートルズは特にその手の話が多いのではないか。
例えば、Abby Roadのジャケット写真で、ポールの素足は、実は既に死亡していることを意味しており、白いジャケットのジョンは葬式の神父、黒いスーツ . . . 本文を読む
私が良く読むブログ『とむ丸の夢』で『百ます計算』『反復学習』が話題になっていたので、こんな記事を書いてみた。
隂山英男著
学研新書740円+税
仮にも教育の末席に携わる者として、私は『公文』や『百ます計算』を目の敵にしていた。
今でも「反復練習がすべて」という考え方には、嫌悪感すら抱いている。
子どもは人間であって、電卓ではないからだ。
私は、子どもを『優秀な電卓』にしようとは思 . . . 本文を読む
新井秀雄著
幻冬社1500円+税
以前、私のブログの死刑に関するエントリーに対し、次のようなコメントが寄せられたことがある。
『弁護士は大罪を負ったな。捏造したとしたら、その人は、正義のために小さい罪を自ら負ったと思う。』
看守が、死刑囚の控訴取り下げ申立書の署名を偽造・捏造したらしい、ということに対してのコメントだ。
結果、死刑は執行されてしまった。
私は罪は罪であるので、どんな理由があっても . . . 本文を読む