夕暮菜日記

私的日記、教育、社会、音楽、等々について

『憚りながら』

2010年07月11日 00時23分53秒 | 読書
後藤忠政著『憚りながら』宝島社1429円+金持ち優遇税

著者後藤忠政は、山口組系後藤組の元組長。

ヤクザは悪だ、と私は思っている。
何を粋がってみても、卑怯を抜けられない、弱い者たちだ。
ただ、悪人として悪を行い、悪人としてのプライドを貫き通す、その一点にのみ、潔さがある。
その点、善人面して悪を行う者どもより、はるかに好感をもつのだ、私は。
だから、本書の、シャブ(覚せい剤)や、不良外国人に対する記述など、私には噴飯ものだけど、
と、同時に、小泉純一郎・進次郎、島田紳介、池田大作に対する物言いは、真っ当にして痛快。
特に、池田大作、創価学会、公明党がどうヤクザを利用してきたかが語られている部分は、選挙民の判断材料になるだろう。
創価学会は、悪としてすら不潔である。
公明党が『クリーン』をウリにするなら、まず本書の記述に反論すべきだ。

「池田大作か後藤忠政か、どっちかとメシを食え」と言われたなら、私なら、迷わず後藤を選ぶ。
どっちも悪人だけど、少なくとも爽やかだからだ。



憚(はばか)りながら
後藤 忠政
宝島社

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