意識への注目 2005年11月29日 | 日々の泡 以前に、【意識の7段階】という記事を書いたことがあります。その時点では、意識というものに対する認識も、書物を通しての知識以上のものではありませんでしたし、自分の中に体験としての積み重ねが希薄でしたので、自分の言葉で意識のことを語ることが出来ませんでした。ところが、この頃、自分自身の意識状態の微妙な変化をしばしば自分の感覚で捉える時間を体験するようになったため、意識というものの存在を生き物のように感じる瞬間が多くなり、そのことを不思議に思いながらも、とても興味深く、自分の意識状態を眺めるようになってきています。そうしてみると、あの【意識の7段階】というものも、自分の意識状態を測るための一つの目安であり、羅針盤としてのツールに過ぎないと考えるようになっています。時を選ばず、さまざまな意識状態が、私の身体の内奥から込み上げてきます。大きな特徴としては2つあります。以前には、恒常的に存在していた「ざわざわとざらついた否定的な感情にデコラティブされた意識」が、この頃では、恒常的なものではなくなっているということです。けれど、思いがけずも突然に、突き上げるようにこの意識状態がやってくることがまだまだ多いです。もう一つは、かなり前に体験したことのある【宇宙意識】に似た【至福】の感情を伴う意識状態がたま~に、私を訪れてくれるようになったということです。以前に体験した、この種の意識は、とろけるような心地よい意識でしたが、つい最近、感じた意識は、湯上りの時のように清潔で身体全体が静かに落ち着いた感覚に包まれながら、暖かさに満たされた気分が押し寄せてくる…という意識でした。意識の状態もよく‘見ている’と千差万別の様相を呈しているようなのです。今までにも体験したことはあったのかもしれないのですが、自分の内面のうごめきを静かに観察するなどという余裕も発想もなかったのでそんなことには気づかなかったのだと思います。こんなに身近に、絶え間なく変化している‘揺らぎ’があることに今まで何故、優しい気持ちで注目してこなかったのでしょう。いろいろなことをあまりにも迂闊に見過ごしてきてしまったのだろうと悔やまれたりもしています。 ★以前の記事【意識の7段階】はこちら « 水牛の骨 | トップ | プロの仕事 »
1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定) コメント日が 古い順 | 新しい順 意識 (湖南) 2005-11-29 20:32:12 面白そうなことを書いているので、立ち寄って見ました。初めまして。湯上りの時のように清潔で身体全体が静かに落ち着いた感覚に包まれながら、暖かさに満たされた気分が押し寄せてくる…>>>というのは冥想のステップで言えば初歩的な段階ではありますが、ステキな状態だと思います。それがだんだん深まっていくのだろうと思いますが。前も一度拝見したことがありますので、きっとまたうかがうことがあるかと思います。ではまた。 返信する 規約違反等の連絡
初めまして。
湯上りの時のように清潔で身体全体が静かに落ち着いた感覚に包まれながら、暖かさに満たされた気分が押し寄せてくる…>>>
というのは冥想のステップで言えば初歩的な段階ではありますが、ステキな状態だと思います。
それがだんだん深まっていくのだろうと思いますが。
前も一度拝見したことがありますので、きっとまたうかがうことがあるかと思います。
ではまた。