
自分が望んでもいないことやしたくはないことのために時間を費やせるほど、私はお人よしではなくなってしまいました。本当の意味での‘我が儘者’に変身したのでしょう。意識は常に、漫然と漂いながらも、もはや、興味のない禁欲的な日常のルーチンには向かなくなってしまっています。私の存在は本当に‘無’になってしまったようです。願望や欲求は依然としてあります。あるにはあるのですが、そのことにがむしゃらになる必要もないくらい、心は凪いでいます。しゃかりきになっても望みが叶うとは限らないという気がしきりにするようになったからです。淡々と、自分や自分を取り巻く状況を見つめるだけです。それでも、私の身に備わってくるものがあるとすれば、必要なものはそれらの事柄だけでしょう。。。