










家の近くの町内掲示板に貼ってあった「見てる街」のチラシです。いつから貼ってあったのか?気が付きませんでしたが、町内のあちらこちらの掲示板に一斉に貼られてありました。右下に小さく「けいしちょう」とあるように、もちろん警視庁で作成されていることは分かりますが、どんな部署の(広報担当者であることにも間違いはないでしょうが)どんな人が考案したものなのかを想像してしまいました。家を擬人化している発想がとてもいいですし、しかも、指した指先が大きくクローズアップされているところも、いかにも、「家だってちゃんと見ているんだぞ!」という主張が強く表現されていて、「そうだ!犯罪は許さないぞ!」「この街は通報する街なんだぞ!」という共同体意識を持つことが出来ます。簡潔な言葉でズバリ、こちらの気持ちに【何か】を訴えかけてくるチラシ一つで、防犯意識もぐっとモラルアップしてくるから不思議です。








昔ながらの『ご近所さん』がない現代の大都市東京(地方には、まだそういうものが残っているようです。)において、住民の横のつながりを意識させるとういう面で、このポスターは効果がある程度期待できると思います。
これまでは個人主義の時代でしたが、これからは人と人のつながりをもっと充実させて、社会を盛り上げていく、そんな時代に向かうのかも知れませんね。