
Blissさんに2ヶ月ちょっと振りに会いました。彼と時々、お茶や食事をしながら話しをするようになってから、かれこれ2年が経ちますが、先日のような彼の姿を目の当たりにしたのは始めてだと思います。最初、私はひどく面喰ってしまいました。彼の世界に全くアクセスできない自分をひしひしと感じて、どうすればいいのかと焦りました。今までの私ならば、万事休す!どつぼにはまってそのつぼの中から出て来れずに、関係を破壊させて、意気消沈して、とぼとぼと家路についていたと思います。まぁ、それでもチューニングは万全ではありませんでしたが、少なくとも、私は【目の前の落ち着かない彼】を受け入れることの出来る度量を持ちたいとは願っていました。時々は、彼に笑顔が戻っていたので、少しは気持ちが緩む瞬間もあったのかもしれません。つい最近の個人的に不幸な事件があってからの私には、今までとは微妙に異なる、不調和な情況に対するセンサーが作動するようになっているのです。それが確かなものなのか・鋭敏なものなのか・当てになるものなのかどうか・については…それはまったく不確かなのですが、自分にとって馴染みのない空気みたいなものに対する感覚が動く瞬間を実感するようになったのです。それは【微かな揺らぎ】の感覚です。でも、その雰囲気をイヤだと忌み嫌うということではなく、そうした感覚の由来に耳をそばだてるような、一呼吸置いた、余裕を持とうとする心理状態を経験するようになってきているのです。これは一時的なものなのか、今後も私の中に定着するようになるものなのかは分かりません。でも、その感じが、彼の存在を今までになく、私の身近に感じさせてくれる何かを呼び覚ましたのです。私に、不思議な新たな能力が備わったような印象を、彼と別れた後に勝手に持ってしまったのです。今までの彼は、落込んでひちゃかめっちゃかになった自分を、私などには、決して見せてくれませんでした。今回は、自分が絶好調ではなくても、ありのままでもいいと思ってくれたからこそ、そういう時を避けずに、私に会ってくれたのだと思えました。その結果、彼の宇宙人性がより鮮明に浮かび上がってきたのです。私のような、ごくごくありきたりの、真面目なだけが取り柄でもあり欠点でもあるような面白みのない人間が、どうして彼のような、超(一般的ではない…という位の意味です。)能力の持ち主と部分的にせよ、リンクできるのかが従来からの非常に大きな謎でした。が、少なくとも、今までのように、何が何だか訳がわからない…掴みどころがどこにもないBlissさんではなくなりました。「放っておいて欲しい。」ということの意味がやっと分かるような気もしました。【かまわれすぎるとダメになる】ということの意味もすご~くよく理解できました。私はあなたと関わるようになってから、随分と鍛えられてきたように思います。私が私の本領を発揮できるようになれば、あなたにとって、私は、殊のほか頼りがいのある人間になれるはずなのですが…。だって、人を放っておくことも、人を構わないでおくことも、私の特技だし、本来はその技においては、私は超一流のはずなんです。私は、自分の世話で精一杯の人間ですし、お世話をしてもらわないと生き延びられない種類の人間なので(生きる技や術に長けていないので)、畢竟、人のことを必要以上には構えないというバランスになっているのです。でも大人ですから、自分の世話は自分で何とかしようとはしていますし、自分以外の人間のことにも、ほどほどに気を配るようにはしています。今の私は、あなたにしがみついたりはしないだけの自我は持てるようになっていますので、心配しなくても大丈夫です。今回の、あなたとの時間は、実は、私にとっては、今までになく楽しい時間でした。端整で整然とした規律の中で、まるで作り物のように動くあなたが、今回は、やけに(立派な宇宙人ではなく)変な宇宙人に見えました。今までは、落込みそうなときは逃げるようにして、どこかの誰かに会いにいくあなたを見送るしかなかった私ですが、落ち込んでいきそうなあなたと、ある時を共有することを許されたという今回の初体験は私にとって、すごく魅力的で得がたいものでした。(時間というものは何よりのプレゼントですからね!)有り難う!と言いたいほどです。誰からも犯されずに(侵されずに・冒されずに)、無事に生き延びてください。応援しています。辛いとき、私のところへ来てもらっても、私はあなたを食べてしまったり、呑み込んでしまったりはしませんよ。多分、これからも、基本的には、あなたの強い味方になれると思います。
様々な要素を取り入れてしまうために、内部に混沌を持ち、それを御することができなくなることがたまにあります。
異なる考えに触れることは、好きではありますが、時に混沌に飲み込まれそうになり、『整理』が必要になるのです。
そういう意味で、先日の会合は、『いい整理』ができたと思います。
今日は、今まで先送りにしていた仕事に着手しています。少し前を向けるようになりました。
ありがとうございます。