雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

誰が鈴をつけるのか。

2011-07-09 14:22:46 | …and so on
関東・甲信や北陸地方も梅雨が明けたようです。朝から真夏の日差しがギラギラ照り付けているので、何とも言えずうんざりしております。夏がうれしいのは小学生~高校生だけで、年とともに暑いのは勘弁していただきたいと思う人は増えているのではないでしょうか。今年は、どこぞの内閣総理大臣の思い付きと口から出まかせの政策(?)のおかげで、日本国中が電力不足に陥る模様。ワタクシは、積極的な原発推進派では全くありませんが、少なくとも代替エネルギーの目途が何も立っていないこの状況で、いきなり「脱原発」と言われても、首相の延命のための方便にしか聞こえない。野党だけでなく与党の、それも身内の幹事長辺りからまで愛想を尽かされて、それでもまだ首相の座に居座り続ける神経は、いい方向に向かうならともかく、この時点では百害あって一利なしではないかと。

日本人は暴動など起こす気もないし、クーデターを企てるような根性のある政治家もいないので、誰も猫の首に鈴をつけられないのが現状のようです。ポータルサイトのヘッドラインで、就任したばかりの全銀協会長が「今の政治には涙が出る」と記者会見で言ったという記事が出ていました。もう、誰にも相手にされていないはずの人が、この国のリーダーであり続けることを、誰か辞めさせることはできないのでしょうか。ワタクシ自身は、最初は政治家同士の内輪もめなどどうでもいいやと思っていたのですが、連日の報道を見ていると、このままではこの国が本当に立ち直れなくなってしまうのではないかという気がしてきました。電力政策が混乱していること一つをとっても、国民生活だけでなく、この国の基盤である経済や基幹産業にも多大なる悪影響を及ぼそうとしているのです。

被災地の復興に全力を挙げるというのならば、身を捨ててこそ浮かぶ世もあれという言葉もあります。誰が首相の座についても似たり寄ったりだとは思います(そこは本当に悲しいです)が、少なくとも、思い付きで政策をころころ変え、細かいことは大臣任せ…などという人に、この国を任せていていいわけはないと思います。梅雨が明けて暑い夏がやってきたというのに、日本国中が節電騒ぎになるのかと思うと、本当にげんなりしてしまいます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿