生きている証に!

生きている証に、日々の暮らしで出合った物や、楽しい物作りを自分の記録として残したいのです。

鎮守の森

2010-10-11 23:27:12 | 日記
以前の日記に書かせていただいた、竹内荘一氏の「鎮守の森は今」の追補版がこのほど飛鳥出版室より刊行されました。

先日の地元の新聞にも載っていました。

 

追補版には、新たに346社が掲載されています。

出版されている飛鳥さんは、勤務先の印刷物をお願いしている関係で、「発売された時にはついでの時に届けて下さい」って職権乱用でお願いしておりましたところ、先日持って来て下さいました。

さっそくめくって見ると・・・・

ありました。私の故郷の神社が二つとも。

一応県道だけど、ガ-ドレ-ルもない道を山深く分け入ってくださり、このような形で故郷の神社を一つ一つ丁寧に調べて下さって、本当にありがたいことだと思います。

我が家のあった所よりさらに奥の集落の神社も掲載されていました。

時には不信人物扱いをされたり、思わぬ蜂の攻撃にあったりと、ご苦労もあったということです。

本編と追補版の合わせて4年がかりの竹内氏の労作のこの本、大事な私の宝物となりました。




祖父と祖母が眠る場所より見える鎮守の森(中央のこんもりとした所)です。

初詣に行ったり、椎の実を拾ったりと小さな頃はよく行っていました。

右の下の方には、もう一つの神社があります。

通称「水神様」とありました。ここは女人禁制の神社で中に入ったことはありません。

昔どうして入られないのか父や祖母に聞いたことがあるように思うのですが、答えを忘れました・・・。

今、この集落には誰も住人がいません。

お宮さん(神社のことです)の下の家の、いつも陽気だったおんちゃんも昨年亡くなり、ただ一人残されたおばちゃんも、どこかの病院に入院されたそうです。

新年や神祭(じんさい)の時に聞こえていた、太鼓の音も聞こえなくなって久しい。

誰も参りに来てくれなくなった神社の奥で、集落の守り神様は、きっと嘆いているでしょうね。

そんな神社がたくさん掲載されている「鎮守の森は今」2編。

故郷を止む無く離れていかざるを得なくなった人々の、心のよりどころとなる本だと思います。










「鎮守の森は今」追補版

A5版 120ペ-ジ  ¥1500

問い合わせ先「飛鳥出版室」TEL 088-850-0588

コメント (2)
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