生きている証に!

生きている証に、日々の暮らしで出合った物や、楽しい物作りを自分の記録として残したいのです。

父が残そうとしてくれている物

2010-10-06 22:27:14 | 日記
先日の日曜日、田舎へ久しぶりに行ったのですが、あちらこちらに父の思いのこもった物があふれていて、これからどうすればいいのだろうと改めて考えさせられました。



祖父と祖母のお墓の傍に作られた木のテ-ブルと椅子。

周りには栗の木が植えられています。

猪と競争の栗拾いです。



猪に食べられた栗

 

沢から引いてきた水はこんな手作りの水栓柱に蛇口をつけてます



我が家の山には水源があって使い放題の水です。

毎日のお茶やご飯も全部父がここから持って帰って来る水です。

そして米作りをしなくなった田んぼには柚子が植えられています。

 

来月には収穫して柚子酢を絞って、年中の五目ご飯や酢の物に使います。

これから美味しくなる鍋物のポン酢にもたっぷりと入れます。

他の田んぼだった所や蚕を飼っていた頃の桑畑には植林。

父が定年後、一人で間伐をして枝打ちをして大事に育てて大きくなった木々。

  

山に上がる為に作った木の階段も全部父が一人で作りました。



昔、農機具を置いていた所に、山作業の為のこんな物が吊られていました。



この横で持って行った弁当(父が自分で作ります)を食べて、話かける相手も誰もいない山で黙々と作業をしている父です。

そんな父も、もう80を当に超えて、このごろはちょっとしんどそう。

田舎に行く度に、山々を眺めて父が私達に良かれと思ってしてくれていることを見ると、本当にこれからどう維持していけば良いのかと思案してしまう。

この田舎に行くのに時間は苦にならないけれど、国道から県道へと入ると、ガ-ドレ-ルもない道に、不安が募るのです。

私は車の免許も持っていないし、まだ市営のバスは運行されているけれど、やがてそのバスも必要になくなる時も来るだろうし・・・

終点の集落に今、人が何人住んでいるかも知らないけれど、山向こうのその集落もいつか無人になってしまう時が来るかもしれない。

歩くと、国道にある最寄りのJRバスの駅から片道2時間です。昔はなんともなく歩けたのにね・・・

息子に手伝ってもらおうとも思うけれど、こちらも思うように動いてくれそうになく・・・

とりあえず、母からも懇願された、果樹の剪定を今月中にやってもらおうと交渉中。

せっかく父が頑張って、ここまで育ててくれた物を無駄にしたくないと思う。











この日拾った栗とちぎって来た青柚子。



栗は蒸して美味しくいただきます。

青柚子は皮を小さく切って汁物に入れたり、うどんに入れると良い香りで食欲増進。

あら、またお腹周りが・・・・

でも、いいのだ。美味しいからね^^


コメント (2)
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