海で隔てられた地域って、他では見られない特有の植物や動物が
沢山がいたりするわけですが、もちろんここも例外ではなく
他では珍しい動植物を見ることができます。
少し前に、知り合いから「シマシャジンが見ごろ」という話を聞きまして、
そこまで野草に興味がある訳ではないけど
せっかくだから一回ぐらい見ておこうと出かけてきました。
場所は、真夏や真冬は絶対行きたくない先っぽ。
景色は素晴らしいけどね、カンカン照りもしくは吹きっさらしで、
時期を選ばないとひたすら修行なわけ。
あの先の灯台まで歩くのよ。
距離的には1kmぐらいだけど、帰りはずっと上りだからね。
しかも、結構急だったりするからね。
30分タイマー搭載のチャイが果たして行って帰って来れるかしら?
まあ、とにかく1キロの辛抱だし同行者もいないし
時間制限ないから、ノロノロ歩いて来ればいいか。
やぶ椿の林の中を降りていくと、所々でフワンフワン飛んでる
というか落ちてくる蝶がいてね、
止まってる時はきれいじゃないんだけど、
飛んでる時陽に当たると、羽が透けて非常にきれいなのよ。
なんていう蝶だろう?
調べたら、アサギマダラだそうです。
青白い部分は鱗粉が少なくて、羽が透けて見えてるらしい。
写真だと小さいけど、実際は結構大きくて7㎝ぐらいあります。
飛び方も他の蝶と違ってあまりはばたかない、羽に風を受けてユラ~って感じ。
これが遊歩道にやたらいっぱいいて、それはそれは幻想的でした。
蝶に魅了される気持ちが、ちょっとわかったというか。
この蝶、海を渡るんだって。
「海を渡る蝶」って大昔教科書で読んだ気がするけどコレ?
思いの外チャイも順調に歩き、灯台に着きました。
チャイはバッタ、私は花探し。
おー、あったあった。
これがシマシャジンかー
写真で見たのと違って、一本の茎に一つ二つしか
花がついてなかったけど終わりに近いのかな。
蝶もきれいだったし、花も見れて満足。
帰り道は案の定チャイが超牛歩で大変だったけどね。
多分チャイはこれが犬生で一番のロング散歩。
どうだった?
チャイコー!
いやいや
クタクタだそうです。