9/12 商店街の空き店舗だった場所で、
千住真理子さんのリサイタルがありました。
(千住さんは、被災地をあちこち回って
無料のリサイタルを開いてくださっているようです。)
被災地では、色々な方面の方が本当に様々な支援活動をしてくれていますが、
いつ、何処で、どんな活動が行われてるのかは、一般市民には
ほとんど情報がありません。
人が大勢集まり過ぎると困るという理由なのか、
一部の関係者や、口コミ、たまたまポスターを目にした人しか
何処で何が行われるのかわからない仕組みで、
このリサイタルも当日の朝知りました。ラッキーでした。
この日は学校が休みで、もともとバイオリン仲間と練習をする予定だった為、
急きょ予定を変更し、皆でリサイタルを聴きに行くことに。
会場近くに住む友人が席をとっておいてくれたので
一番前、手を伸ばしたら千住さんに届きそうな位置で
かぶりつくように演奏を聴いてきました。
ベニヤ板の上に電子ピアノのみという即席のステージで、
マイクを通さない本当に生の演奏です。
プログラムは、G線上のアリア、アヴェ・マリア、アメージンググレイス、
愛の喜び、愛の哀しみ、赤とんぼ、もみじ、浜辺の歌でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/51/c6022167fda07fa9a108e4e313c237bd.jpg)
恐れ多くて、カメラなど向けられず、
トークの間に膝の上のカメラで撮った唯一の写真。
クーラーもない会場のため、2曲目で額から汗が流れはじめ、
それ以降は、滝のように汗を流しながらの演奏でした。
腕を伝った汗が楽器に流れ、バイオリンからポタポタ落ちるに至っては、
途中で倒れないかしらと心配になるほど。
被災された方のために、祈りを込めて演奏しますという言葉通り、
涼しい音色なのだけど、魂のこもった演奏で、
アヴェマリアとアメージンググレイスでは涙が出そうになりました。
劣悪な環境の中で、これだけ素晴らしい演奏ができるなんて
さすが一流の演奏家は違う!
いや~、すごかった。