日々是好日・・・とは限らない

島暮らし8年目。犬の幸せは人の幸せ。NO DOG NO LIFE

究極のスローフード

2004-09-12 15:08:46 | 日常

先日、台風で落ちたクルミを拾ったと書きましたが
周りの皮?実?がいい具合に腐ったので
中身を取り出し天日干にしました。

夫の仕事場で長靴を履きクルミふんづけながら
皮を剥がしてゆきます。

足の裏に適度な刺激があってこれは楽しい。
夫と夢中でふんづけていたら、犬は退屈したのか
勝手にどこかへ行ってしまいました。

適当にはがれた所でクルミだけを取り出し
アスファルトの上に放置。

ここまでが先週末。

で、今日はクルミの殻にまだ残ってる
カスを取り除く作業。
コンテナに入れたクルミを再び踏みつぶす。

だいぶきれいになったのがこの写真。

そして、食べるためには殻を割って中身を取り出すのですが
コレが一番大変。

木にくぼみをつけてその上にクルミを固定し
カナヅチで叩く。クルミが跳ねる。殻が飛ぶ。
中身が崩れる。千枚通しでほじる。効率悪すぎ。

あの手この手を考えて試すけど、どれもイマイチ。

最終兵器は海外に行ったときどこかの露天で
購入したナッツクラッカー。
確かマカダミアナッツを割る為の物。
あの硬い殻が割れるのだから
クルミだって割れるだろう。

ねじを回すので手首が激しく疲れるのですが
さすが専門用具。
カナヅチよりもはるかにきれいに割れます。
こんな道具があるなら先に使えと思われそうですが
この道具も楽じゃないわけで。

非力な私の手首は、おかげで腱鞘炎再発。
(演奏会が終わってやっと治ったのに~)
むいたクルミは100分の1ぐらいか?
硬すぎるぞクルミ。

おまけに鉄の塊ナッツクラッカーを足の指の上に落とし
激痛に悶え、クルミとは究極のスローフードであると悟る。

果たして正月に満足のゆく量のクルミもちを食べるには
この修行のようなクルミ割りをあとどの位続ければよいのか・・・?

ただ、今日むいた分は夜白和えにして食べたけど、
クルミ独特の甘皮の渋さがなく、
淡白で、ほんのり甘くて美味しかったです。

カフォルニアや中国のクルミとはちょっと味が違う。
なんかマイルドでした。