アンブリエルです
この頃、立て続けにケルトのアニメ映画を見に行ってまして。
というのも、ワタクシのツボにド・ハマりな作風だったからです~。
こんな萌え度高は久々で~。
ということで、ウキウキしながらオススメ映画を二つ。
まずは
『ソング・オブ・ザ・シー』
公式サイト→http://songofthesea.jp/
予告編→https://www.youtube.com/watch?v=zuIjD9l28bU
最初、この画にヤラレて観る!と決め。笑
こういうコロンとしたライン、あー、モエます。
(この、アザラシのカワユさは反則デス。笑)
あんど、周りの人々が「この映画、良いよー!」という、のきなみな評判。
ケルト
神話
妖精
渦巻きたくさん
ころんとした丸いライン
美しい色使い
ファンタジー
これらがハートにヒットする方は、見るべし!笑
監督はトム・ムーアさんという方で、
ワタクシ的には「アイルランドの宮崎駿か」って位、独特な世界観を創造してる監督さんだな、という印象デス。(どんな分野でも一発で「あの人だ!」ってわかるユニークさを醸し出しているお人が好きなアンブリエルですー。笑)
画の美しさもそうなのですが、地図の書き方とか、描写の発想がユニークなのも個人的にはツボでした。
シー(海)が舞台、聞こえてくる作中のケルトミュージック、、物語りは水のように流れるように美しく展開していきます。
画もストーリーも、全体的にファンタジー色が強い作品。
最終的に、悪者がいない、みんないい人、ってところも好きですね~。
そして2つ目は
『ブレンダンとケルズの秘密』
公式サイト→http://secretofkells.com/
予告編→https://www.youtube.com/watch?v=sa32SUrDfu8
同じ監督さんによる作品で、こちらがデビュー作だそう。
ソング~が良かったのと、元々ケルズの書に興味があったので観に行きました。
「ケルズの書」というのは実際に現存する、聖書の内容が描かれた写本です。
見ておわかりのように、とてもイキイキとしたケルト紋様がふんだんに入った本で、美術的価値も高く「世界で最も美しい本」と評されるアイルランドの国宝です。
映画はそのケルズの書が描かれた僧院が舞台なわけですが、
ワタクシ「お坊様」というと、外にあまり出たことないストイックな仙人ってイメージを勝手にもってました。
でもこの作品をみて、
「こんなイキイキとした自然を感じさせる美しいケルト紋様を描ける人は、自然をよく知っていないと描けまい」とわかったのでした。
あと写本に対する見方も変わったのでした。
今まで写本というと、伝言ゲームのように人から人に、国から国に伝わるうちに元の意味が変わって翻訳されてしまう、仕方ないけど残念なモノってイメージです。(キビしいな~。笑)
ですが、命がけで写本を守る人たちがいたってことを今回、目の当たりにし、
その見方がかわったのでした。
写本ていうのは当然、人が写していくもので。
当然、時間がかかります。
手の込んだものになると世代を超え、何人もの人が携わることになります。
ということは、それだけの人の人生が、その人が生きた歴史・時代が写本の中に織り込まれるわけで。
そういう、様々な「命」=写本になるのかな、と今回思ったわけです。
あと、色も印象的でしたね。
ケルトといえば、色は緑。
木々の、森の緑がやはり印象的で。
対して、襲来するヴァイキングの方は赤で。
現実と理想、俗と聖といった二極を、このグリーンとレッドの補色二色が象徴しているようで、これもまた印象的。
ソング~の時はあまりのカワユさに、その画風にココロが奪われましたが、
この作品ではストーリーの方に引き込まれていきましたかね~。
見た後いくつか考えさせられたり、自分のことで腑に落ちた感もいただき、実り多き映画鑑賞でした。
(それにしても、やはしケルトは良いですわ~。)
・・とススメておいて最後に「おいおい!」な展開ですが、
実はこの作品たち、ほとんど関東圏では上映終わっています。苦笑
お住まい近郊でやっているか、まず上記URLでスケジュール確認を。
そしてNGな場合、DVDでご覧くだされ。
(ちなみにソング~は一度終わって今回2度目の上映だったので、そういうことも今後あるかもしれません。)
アンブリエルの月船セッションデー(事前予約制)
9月: 15、19日
月船URL
http://tsukinofune-shop.com/?mode=cate&cbid=1564084&csid=1
Love, Light and Harmony!