Sandy BridgeマシンのマザーボードASRock P67 Professionalの新しいBIOS1.50がダウンロードできるようになってたので、さっそく入れ替えて何が変わっているのか確認してみました。
・増えていた項目
Memory Fast Boot
・変更された項目
Host Clock Override(BCLK)が手入力でなく一覧選択に変更された
CPU C State Support項目が、明示的にCPU C3 State SupportとCPU C6 State Supportの2つの項目に分かれた
・初期値が変更になった
Power Saving ModeがEnabledからDisabledに変更
=>BIOS1.40でもLoad XMP SettingをProfile1に変更するとDisabledになってました。
Enhanced Halt State(C1E)が、AutoからEnabledに変更
CPU C State Support項目がAutoから、CPU C3 State Support=Enabled、CPU C6 State Support=Enabledに変更
=>設定がめんどくさくなりました。4GHzへのオーバークロック時に、クロックが4GHz固定でなくなったようで、ベンチなどでもスコアが定格とほとんど変わらなくなりました。
Marvell SATA3 Operation ModeがAHCIからIDEに変更
SATA ModeがAHCIからIDEに変更
=>Windows XPを考慮しての変更でしょうが、これでまたBIOSをデフォルトに戻すたびにこの値をAHCIに変更しないとならなくなりました。
また、BIOS更新時に気になる各部の電圧変化ですが、いくつか変更が見られました。
DRAM Voltageが1.500V→1.650V
VTT Voltageが0.986→1.051V
ただ、VTT VoltageはDRAM Voltageに連動しているはずなので、変化があるのは当然ですが、BIOS1.40では、DRAM Voltage1.65V時には、1.142Vかかっていたので、新しいBIOSでは、電圧が下がっているようです。この項目は、CPUのアンコア部の電圧だと思うのですが、今まで回してみた感覚だと、1.142Vに設定してあった方が、ベンチスコアが安定する感じでした。
参考までにBIOS画面とユーティリティF-STREAM TUNING画面です。
BIOS1.40 Voltage設定画面 ユーティリティ画面
BIOS1.50 Voltage設定画面 ユーティリティ画面
御覧のように、ユーティリティ画面でも違いが一目瞭然です。
ま、変更点だけ確認してもとのBIOS1.40に戻しましたが。だって、BIOSデフォルトを多用する自分としては、いちいちIDE->AHCIに変更するのが面倒なので。
あと、VTT電圧に関しては、メインメモリのチューニングにも関わっていると思われるため、もうすこし検証してみる予定です。