ITエンジニアの九十九折(新)

これまで経験したことや考えを思いつくままに綴って行こうと開設しました。マラソンをするように長く続けて行くつもりです。

33.私が読んだ今年のベスト3(780字)

2006-12-27 | Hobby
だんだん年の瀬が近づいて来ましたね。

今日は読書についてです。

毎年、定期購読している新聞や雑誌以外に単行本・文庫本・新書を読むことを習慣づけ、数年前からは励みとするために読書リストを作っています。

今年は10数冊しか読めませんでしたが、その中から、私のベスト3をご紹介します([xxxx年]は発行年を示す)。

第1位 『南無阿弥陀仏』
   柳 宗悦著[1986年](岩波文庫)

 一度、ブログの中で紹介していますが、浄土真宗の念仏6文字の中に
 仏教思想が凝縮されていることを真宗の成り立ちを通して、紹介し、
 一般読者に仏教を広める目的で書かれています。
 宗派に捉われずに読める本だと思います。
 発行年の1986年は新版、初版は1955年(昭和30年)となっています。
 今でも増刷されています。

第2位 『ウェブ進化論』
   梅田望夫著[2006年](ちくま新書)

 著者はシリコンバレーに在住しながら、やや力みが感じられるものの、
 グーグル社とWeb2.0について非常にホットに、そして刺激的に
 紹介しています。
 グーグル社がインターネット上で情報発電所という発信基地を整備し、
 今後、新たな情報文化のインフラストラクチャー(またはアーキテク
 チャー)を構築できるか、これからの推移を見守るのが楽しみです。

第3位 『ゲノムが語る生命』
   中村桂子著[2004年](集英社新書)

 約38億年前に地球上に誕生し、連綿と続く生命のきずなを、DNAを
 キーワードにして、生きもの全てに伝わる共通の遺伝子の存在や生命
 の不思議、そして今世紀の科学思想の在り方に至るまでを女性特有の
 柔らかな物腰しで紹介しています。
 ちなみに、中村氏は現役の生命科学者です。

残念ながら、今年は単行本をあまり読みませんでした。
しかし、特定のテーマを掘り下げて調べたり考えようとするときには、単行本でないとどうしても物足りなさを感じます。来年は頑張って読破したいと思います。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする