「お、ねだん以上」がキャッチフレーズのニトリが好調
と聞きます。
業績は23期連続で増益見通しだということです。
好調の秘訣は、実際に店舗に行ってショッピングをして
みるとヒントが隠されているかもしれません。
そんなこともあり、先日家族で行ってきました。
売り場を歩くと、客導線(通路)が広く取られ、両側に
商品が豊富に陳列されており、しかも値札を覗くと、
品質の割に値段が安いのに驚かされます。
全ての商品がそうではないとしても、安価だと思わせる
商品群を多く揃えていると、総体として安いと感じさせ
る戦略を取っているのではないかと思います。
そしてお客は広々した売り場を歩き回るうち、もう一品
よけいに買い物カゴへ入れてしまう魅力を持っていると
言えます。
実際私たちがショッピングをしたときも、つい、これも
買い置きして構わないなというふうに、衝動的に買い物
をしてしまいました。
ところでニトリの強みは海外に自前の家具生産工場を
持ち、自主企画と低コストで商品の提供を実現している
点にあります。
そういう意味では、SPA(製造小売業)であり、カジ
ュアルウェア大手のユニクロに通じるものがあります。
ニトリでは、さらにSPA+物流企業だと自社ホーム
ページでPRもしているくらいです。
外国企業で似通ったところがないかとルーツを辿ると、
スウェーデンに本部を置くIKEA(イケア)に行き
当たります。
同社は、ニトリよりも創業が四半世紀ほど古く、業態も
同じで類似性がないとも言えなくはありません。
もしかするとニトリ発展の途上で、参考にしたり、取引
関係があったかもしれませんが、成長軌道に乗った現在
では、そうしたことは表面的には感じられません。
この好調振りを見る限り、どこまで持続が可能か期待感
を持って見守ることができそうです。
ニトリのHP
http://www.nitori.co.jp/
イケアのHP
http://www.ikea.com/jp/ja