ITエンジニアの九十九折(新)

これまで経験したことや考えを思いつくままに綴って行こうと開設しました。マラソンをするように長く続けて行くつもりです。

俳句&川柳0061

2009-09-27 | 俳句&川柳
「政権を 変えてみようと 山動く」(虚空子)

 先日の衆議院選挙では、戦後初の政権交代が
 実現するという大きな出来事が見られました。

 長年の自民党政権に嫌気が差して、国民が新しい
 風を求めた結果と言われます。

 新政権の腕並みはこれから拝見となりますが、
 本当に山が動いたと言えるでしょう。
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一人一業

2009-09-22 | Words&Words(言葉の断片集)
Words&Words00015

「一人一業が本当だ。一つ仕事をやりあげるのだって、
 容易なことではない。」(渋沢栄一)

出典:
『渋沢栄一』渋沢秀雄著(渋沢青淵記念財団竜門社)
 P.108

明治期の大実業家の言葉です。論語と算盤(そろばん)
がつとに有名です。第一銀行を始め、数百の企業の
成り立ちに関係を持つと言われる人の言葉だけに、
平易ではあるものの、重みが感じられます。 
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顧客の創造

2009-09-18 | Words&Words(言葉の断片集)
Words&Words00014

「企業の目的は、顧客を創造することである。」
(ピーター・F・ドラッカー)

出典:
『[エッセンシャル版]マネジメント』ピーター・F・ドラッカー著
(ダイヤモンド社)P.15

経営学の教科書でも、企業の目的を利益の追求や株主のためと定義する
ことが多い中で、ドラッカーは、ずばり、永続性を最大限意識して顧客
の創造と論破しました。

究極的な目的と言って良いと思います。まさに”マネジメントの父”と
呼ばれるゆえんではないでしょうか。
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181.うつ病の克服に向けてⅡ(884字)

2009-09-13 | Sports&Health
前回、うつは愛の欠如による病であることを紹介しました。

現代社会は、家庭も職場もコミュニケーションに欠け、
何か殺伐として疎外感を味わうことが少なくないのかも
しれません。

そんな状況の中では、自分が他人を隣人として愛そうと
思っても、相手にそうした気持ちがなかったり、気付いて
もらえなかったりして、すれ違いとなることも多いので
はないでしょうか。

だから、自分が認められない、あるいは愛されていない
という気持ちが強くなり、思い込むようになって、結果
としてうつ状態に陥ることが予想されるのです。

しかし、そうだからと言って、自分を見失ったり、見捨て
たりしてはいけないのだと思います。

以下に、自分なりの処方となる考え方を示します。

1)他者に理解されないと感じても自分自身は努力して
 いることを素直に認めること

2)誰かが自分のことを見ており、いつか声を掛けて、
 認めてくれる日もあるさと気長に待つこと

3)人間同士、能力に大きな差がある訳ではないので、
 正当に評価を下せる人は多くないのだと思うこと

こうした思考のポイントを持つことで、うつという負の
ループから抜け出す術を身につける必要があるのです。

「所詮、私たちは生物種の一つに過ぎず、人工の世界の
中で衝突や競争を繰り返していても、自然という存在に
は決して叶わない。」と言う敬虔な考え方を持つべきだ
とも思います。

精神科医の方に、座禅を組むことがうつ病の克服につな
がると指摘する人がいます。

1日に一度、一人で座禅を組んで、心の中を無心にし、
フラットにすることでリセットするのです。

良いと思うことは、ひとまず実践し、後は結果を見てか
ら良し悪しを検討すれば良いのです。
是非、実践してみる価値があるのではと思います。

私は、心の病は投薬で治すことは時間も掛かり、困難も
伴うものだという考えを持っています。

うつは”考え方の病気”とも言わます。従って、日頃の
思考習慣自体を改めて行かなくては、薬で完全に治すこ
とは難しいのだろうと思うのです。

シリーズは、あと1,2回続きそうです。

参考:
『一日10分の座禅入門』高田明和著(角川書店)
一日10分の坐禅入門―医者がすすめる禅のこころ (角川oneテーマ21)
高田 明和
角川書店

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人生の方程式

2009-09-06 | Words&Words(言葉の断片集)
Words&Words00013

人生・仕事の結果=「考え方」×「熱意」×「能力」

出典:
『敬天愛人 ~私の経営を支えたもの』稲盛 和夫著(PHP研究所)
P.103

仕事や人生の結果を左右するのは、能力が大きいとされる
ことが多いのですが、京セラ創業者の稲盛氏は、考え方が
一番に来て、その次に熱意、三つ目の要素として能力を
挙げています。

能力は劣るとも、考え方次第で道は開けるということです。
凡人なりに成功のチャンスもあり得るのです。
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180.沖縄戦争(979字)

2009-09-02 | Voices
少し時期が遅れましたが、今年の夏は太平洋戦争で、唯一
国土決戦となった沖縄戦について触れたいと思います。

昨今の沖縄ブームとは裏腹に、私たち戦後世代が知らない
ダークな世界が、沖縄にはあったということを脳裏に刻み
込んで、次世代につないで行かなくてはならないと神妙な
面持ちでいます。

沖縄戦は、軍隊と民衆が総力を挙げて米軍と闘った戦争
であり、これほど哀しい結末も他に類を見ないほどだと
言うことができます。

それは、最後まで大本営から翻弄され、挙げ句、見放され、
そして多くの民衆が犠牲になって尊い命を落としたから
です。

当時の軍部による戦略の失敗や戦術のミスも、米軍の技術
力と物量を比較するとき、そこには延命こそあっても、
到底、勝利には結びつかなかったことがはっきりわかり
ます。

沖縄は、原爆地の広島や長崎にもひけを取らないほど、
大きな犠牲が払われた鎮魂の土地です。

沖縄戦と言うと、どうしてもひめゆり部隊の集団自決に
象徴されてしまいがちですが、あれは軍部の本拠地を
襲撃され、追い詰められて逃げ場を失った上での最後の
結末であり、最終盤の出来事なのです。

決して沖縄戦のすべてを現す訳ではありません。

現地軍司令部が敗色濃厚の中でも徹底抗戦の主張を曲げ
ず、何万人という人命が無駄に失われたのです。しかも、
軍部の本拠地を襲撃されたとき、大半の幹部連中は自決
して果ててしまったのです。

メンツにこだわっただけと言えなくもありませんが、
当時、大本営から皇命と厳命されれば、現地軍だけ降伏
することなど決して許される状況にはなかったでしょう。

日本が戦争に負けるというシナリオは存在しなかったと
さえ、証言している人すらいるのですから。

最終的に沖縄は陥落し、占領され、本土空襲の拠点と
なり、原爆投下、そして敗戦の道をたどることになるの
です。

沖縄戦は殺戮戦として、史上まれに見る大規模な戦闘
だったそうです。

<戦死者数>
 米軍  1万2500人
 日本軍 9万人
 沖縄住民15万6000人

死者数だけを見ても、凄まじさが伝わって来ます。

そして60余年が経った現在も、沖縄には米軍基地が
点在し、住民は騒音と事件に巻き込まれ、持病を抱えた
ような暮らしを強いられているのです。

私たちの救いは、沖縄の人たちが、それでも明るく
前向きに生きているのが伝わってくることです。

参考:
『沖縄のこころ』太田 昌秀著(岩波書店)
沖縄のこころ―沖縄戦と私 (岩波新書 青版 (831))
大田 昌秀
岩波書店

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