ITエンジニアの九十九折(新)

これまで経験したことや考えを思いつくままに綴って行こうと開設しました。マラソンをするように長く続けて行くつもりです。

32.楕円球が織りなす勝負の綾(857字)

2006-12-25 | Sports&Health
この冬は暖冬傾向が続いているようですが、寒い季節になって、私の好きなラグビー・シーズンが到来しました。

先週末、自宅で大掃除の合間、全国大学選手権の準々決勝4試合のそれぞれ一部をテレビで観戦しました。

特に、大阪の花園ラグビー場で行なわれた法大―京都産業大の試合では、ラグビーの面白さを感じさせるワンシーンを見ることができましたので、ハイライト部分を紹介します。

28-24のリードで迎えた法大は、後半残り5分に相手陣へ攻め込み、京産大ディフェンスラインの裏側へボールを蹴って、快速バックスがラインの間を切り込んで、相手を突き放すトライかと思われた瞬間、無情にもボールがゴールポストへ当たり、滑り込んだ選手とは反対方向に転がってグランディングできずに、得点することができませんでした。

その直後、反撃に転じた京産大は、守勢に回り余裕をなくした法大ディフェンス陣の苦し紛れに蹴ったボールを両手を出してチャージして奪い返し、それが元で逆転のペナルティ・キックとトライを挙げ、34-28で接戦を制し、久しぶりにベスト4へ進出しました。

ラグビーの面白さは、楕円形のボールの行方とその支配にあると思います。他の球技のように球形であれば、ある程度、自分の意思でボールをコントロールすることが可能だと思いますが、楕円形の場合は、弾む方向を予測することが難しいため、味方にも敵方のどちらにも転がる可能性があります。

次はベスト4、ニ試合とも久々の東西対決の組み合わせとなったお正月2日の試合が楽しみです。

また、プロのトップリーグは昨年の覇者で現在首位の東芝府中と清宮新監督(前早大監督)の下で復活の兆しが見られる2位のサントリーが次節、直接対戦します。優勝を争う一線となりそうで、こちらも目が離せそうにありません。

ラグビーは未だに副音声でルール解説(テレビ放映時)が付き、一般の人にわかりづらい面がありますが、不思議な魅力を持つスポーツだと思います。2月の日本選手権が終わるまで、あと2ヶ月程度楽しめそうです。
コメント (1)
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