ITエンジニアの九十九折(新)

これまで経験したことや考えを思いつくままに綴って行こうと開設しました。マラソンをするように長く続けて行くつもりです。

204.はやぶさの長旅とそれを支えた技術

2010-09-26 | Science&Technology
今年6月、南アフリカでワールドカップ・サッカーの
開催が大きなニュースになる頃、前後して、日本の技術
に喝采が贈られるニュース報道がありました。

日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)が単独で開発
して打ち上げた無人の惑星探査機「はやぶさ」が小惑星
イトカワからサンプルを採集し、カプセルを携えて、
オーストラリアの砂漠地帯に無事帰還したのでした。

何が凄いことだったのか、改めてリストアップして振り
返ってみることにしましょう。

1)イトカワまでの距離
 地球から3億キロメートルも離れており、太陽までの
 直線距離1億5千万キロメートルを単純に往復した
 ことになります。

2)宇宙への旅
 はやぶさは、2003年に打ち上げられ、イトカワの
 周回軌道に近づきながら、真空の宇宙空間を飛行し
 続け、その間、一度も停止することなく7年間で60
 億キロメートルにも及ぶ長旅となったのです。

3)トラブルの克服
 今回、技術が認められたのは、燃料漏れを起こし、
 地球との交信が途絶えながらも、それらを克服した高い
 技術力とスタッフのチームワークに対し、賞賛が贈られ
 ました。プロジェクトマネジメント力という言葉に置き
 替えることができるかもしれません。

4)省エネエンジン
 通常、ロケットは大気圏を脱するまでに大きな重力に
 抗して進むため、推力に非常なパワーを必要としますが、
 真空圏に入るとそれほどのパワーは要りません。
 今回は、イオンエンジン(NEC製)が注目を浴びて
 おり、今後の衛星ビジネスに大きな商機をつかむ可能性
 があるようです。

 このエンジンを使うことで長寿命化が可能となり、現在、
 数百から数千個も打ち上げられている静止衛星にとって
 も宇宙ゴミを減らす目的と収益改善に一役買うことに
 なるのです。

<参考サイト>

http://www.jaxa.jp/projects/sat/muses_c/index_j.html

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手紙 ~親愛なる子供たちへ~

2010-09-18 | Words&Words(言葉の断片集)
Words&Words00037

「私の人生の終わりに 少しだけ付き添って欲しい」

→ポルトガル語で書かれた一通のメールが大反響を
 よんだらしいです。
 家内が友だちから進呈された本書の一文を抜粋
 して紹介します。

出典:『手紙 ~親愛なる子供たちへ~』
樋口了一訳著(角川書店)

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人生は細く長く

2010-09-06 | Words&Words(言葉の断片集)
Words&Words00036

「人生は細く長く、焦ったら失敗する」

→焦っては事をし損ずるという言葉もある通り、
 人生は長い分、多少のことで差がついたと思っても、
 チャンスを窺って、努力を続けていれば、逆転も
 可能なのです。焦りは禁物ですね!

出典:
堀田清美:作、藤井ごう:演出
『島』青年劇場 第102回公演
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