ITエンジニアの九十九折(新)

これまで経験したことや考えを思いつくままに綴って行こうと開設しました。マラソンをするように長く続けて行くつもりです。

158.クライマックスシリーズの価値(917字)

2008-10-29 | Sports&Health
先週、友人に誘われ、今年初めてのプロ野球観戦という
こともあり、忙しい合間を縫って、セ・リーグのクライ
マックスシリーズ(CS)の第二ステージを観戦して
来ました。

当日の試合は巨人が先制し、途中で中日が逆転するも
巨人が再逆転し、シーソーゲームに。

そして終盤、ジャイアンツが勝利の方程式を使って豊田と
クルーンの両投手で逃げ切りをはかるも、ドラゴンズが
粘りを見せて、8回と9回に1点ずつを取って、延長戦
に突入しました。

結局、両軍の投手陣が踏ん張り、延長12回で4時間半を
超える熱戦の末、引き分けに終わりました。

しかし観戦しながらも、このCSは何か腑に落ちません
でした。

マスコミは熱心に取り上げ、ファンもスタジアムが満員
になるくらい詰めかけてポストシーズンは大いに盛り
上がりを見せているのです。

ただ、その価値に目を向けるとどうなのかと思って
しまいます。

先にパ・リーグが導入して4,5年経ち、昨年から
セ・リーグも同じ方式を採用して二年目の今年。

結局、巨人は84勝を上げてリーグ優勝を果たしても、
まだ下位チームとの日本シリーズへの出場権をかけて
対戦しなくてはならないのです。

パ・リーグ優勝の西武(76勝)にしても同様だと
思います。

この試合の後半、グランドの選手たちに目を落とすと
プロらしい動きは見せていたものの、何か淡々と、
そして疲労感が漂ってさえいるように感じられました。

CSはアメリカのメジャーリーグの地区優勝シリーズに
ならって導入したのかもしれませんが、球団数の違いも
あり、単純に比較することはできません。

仮にCSが興行的に成功したとしても、日本シリーズは
元のリーグ優勝チーム同士による激突に戻した方が価値
を維持する上では得策ではありませんか?

もし、リーグ戦や日本プロ野球全体を活性化させる目的
であれば、もっと別の視点からの改善や改革を進める
方法がある筈です。

このままだと、某評論家が言われていたように、将来は
メジャーリーグの極東地区リーグに吸収されてしまう
恐れさえ現実味を帯びて来ます。

そうならないためにも、近い将来、見直してもらいたい
とファンの一人として強く願っています。

観戦した試合のスコアはこちらより
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/champ/2008/live/10/241_npb.htm
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俳句&川柳0037

2008-10-26 | 俳句&川柳
「モンスター 自分は棚で 物申す」(虚空子)

 今年、民放のテレビドラマで、米倉涼子さんが主演した
 「モンスターペアレント」が放映されていました。

 ドラマは断片的にしか見ていませんので批評はできません。
 
 しかし、今の学校現場には、自分の家庭教育や子どもに
 問題があるのを棚上げしたまま、担任の教師や学校に責任を
 求める親が増えている現実があり、言ったもん勝ちの変な
 世の中になってしまっていることがどうにも気になります。

 モンスターペアレントの紹介はこちら
 http://www.ktv.co.jp/mp/
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157.情報システムのぜい弱性克服(1,010字)

2008-10-17 | IT(ICT)
去る9月21日に全日空の航空券予約システムが、そして
翌週の28日にはJR東日本の新幹線でシステムトラブル
が発生し、連休や休日の最中、マスコミを賑わす結果に
なりました。

こうした報道に触れるたびに、システム業界はたるんで
いる。あるいはシステムの品質は年を追う毎に低下する
一方だと嘆く方も少なからずいらっしゃると思います。

確かに、報道を見る限りでは、システムトラブルの報告は
年々増える一方には違いなく、システム業界の一翼を
担う者として、責任を感じないわけではありません。

近年、情報システムは単なるコンピュータのシステムから、
重要インフラへ、あるいは社会を構成するシステムとして
発展して来ており、重要性は高まる一方にあります。

そうした位置づけの変化から、自ずと注目度も高くなり、
それなりに規模や投資額も大きく、社会の中でも欠かせ
ない要素の一つになっているのは間違いありません。

しかし、品質については、全体の稼働母数を考えると
トラブルに挙げられる数は、自動車全体の交通事故発生
率に似た割合にも考えられ、決して高すぎるというわけ
ではありません。

マスコミに叩かれる一番の原因は、社会への影響度の
大きさに負うところが大きいと言えます。

情報システムは、重要インフラとなっても未だに信頼性
の大半はソフトウェア委ねている部分があり、その辺り
のギャップの大きさを抱えたままとなっています。

システムトラブルの原因の大きなものは、ソフトウェア
のバグが占めることを考えると、根本解決に向けた提案
と地道な改善活動が必要だと思います。

耐故障性を高めるために、航空機で実際に求められて
いる三重の冗長性を取り入れることも一つの方法です。

航空機には安全性を確保するために極めて高い信頼性が
求められ、機体には三重からなるシステムを搭載して
いるそうです。

システムの専門用語では、ロバストネス(robustness,
しなやかな柔軟性と訳す)を持たせることだそうです。

重要インフラとなった今、情報システムはダウンタイム
を最大限小さくして、稼働させることが必須の条件と
なるのです。

そうした中で、ソフトウェアの特性を受け入れると、
システムやプログラムの多重化は言うに及ばず、多重化
の中でも単体で稼働を保証するような信頼性を確保する
ことも必要で、制御システムの概念を取り入れて、
発展させる必要があると思います。

情報システムは止められなくなっているのです。
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俳句&川柳0036

2008-10-12 | 俳句&川柳
「鏡見て 我が在り様を 振り返る」(虚空子)

 先日より、会社のエレベータホールに姿見用の大きな
 鏡が2つのフロアで取り付けられました。

 今後は、すべてのフロアに設置されるとのことです。

 設置した意図は、入退出をする際に、身だしなみを整える
 ことと、自分の顔の表情を確認するためだと言います。

 確かに忙しさにかまけて、身だしなみが乱れたり、表情が
 固い、怖いことに気づかずにいて、あとではっと思う
 ことがあります。チェック用として使えそうです。

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156.アンチエイジングの芽生え(675字)

2008-10-09 | Weblog
今年のバースデーに、家内より今売り出し中のスキンケア
化粧品(化粧水というのか)をプレゼントされました。

不肖ながら、生まれてこの方、男性用化粧品(整髪やシェー
ビング類)はごく普通のものしか使ったことがなく、贈られ
てもしばらくは開封せず、脇に置いたままとなっていました。

しかし、ある日、アンチエイジングの記事を見つけて読んで
からは、使用感を確かめてみようと思い、試してみました。

もっとも最初のうちは、今まで高級品を使った経験がなかった
せいもあり、その良し悪しを判断することができず、家内から
感想を聞かれても明確な返答ができませんでした。

それでも使い続けているうちに、今まで使っていたスキン
クリームなどより、しっとりとして、素肌によく伸びること
がわかり、嬉しさを交えてその話を家内にしました。

それが値打ちというものなのでしょう。

私が今使っているのは、アラミスのラボシリーズです。

ここに来て、他社からもアンチエイジングを意識した男性
用化粧品が発売され始めているようです。

若い時分は大して手入れをしなくても、素肌に潤いや艶を
保つことは難しくありません。しかし、段々年齢を重ねて
来ると、何らかの刺激を与えてマッサージして行かないと
それらを維持することが難しくなって来るものです。

アンチエイジングを意識して、ようやく化粧品に対しても、
選択眼が芽生えたように思います。

もっともこの概念は、化粧品に限らず、容姿や肉体にも
あてはまりますので、阪神タイガースの金本選手などを
見習って若さの維持に努めて行きます。

アラミス商品の詳細はこちらより
http://www.labseries.jp/
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155.アップルの事業戦略(893字)

2008-10-04 | Management&Economics
今年7月よりアップル社が日本国内で「iPhone」を
販売し始めました(販売代理店はソフトバンク社)。

しかし、現在までのところ、当初の販売計画を下回って
いると報道されています。

日本では例えば、ウイルコム社のスマートフォンのように
すでに他社より携帯情報端末が発売されていたこともあり、
思ったほどのインパクトを与えていないことが考えられます。

しかし、世界の他地域では旋風を巻き起こしていたとの
触れ込みからすると、少し意外なスタートという気がしない
でもありません。

さて、今日はアップル社の事業戦略について考えます。

同社は80年代にユニークで可愛いデザインのPC
「マッキントッシュ」を発売し、ここまで20余年の間、
熱狂的なファンやクリエーター(デザインナー)職を中心
に支持者に支えられ、根強くバージョンアップを繰り返し
て生き延びて来ました。

そしてその後、創業者のスティーブ・ジョブ氏が経営陣との
対立を受けて、同社を去り、一時的に停滞した時期があり
ましたが、近年復帰し、その後、まだ記憶に新しいところ
では、あのウォークマンを超え、音楽シーンの革命だとも
言われた「iPod」の大ヒットが2001年以降にあり
ました。

こうして見ると、11年ぶりにCEOに返り咲いたジョブ氏
の経営トップとしてのリーダシップはカリスマ的でもあり、
マーケティング力でも群を抜いた存在であると言うことが
できると思います。

今や、アップル社は、携帯電話市場において最も先進的な
メーカの一つとして恐れられる存在になっています。

事業の柱で見ても一番は、iPodでパソコン事業は比率
としては下がっており、今度発売されたiPhoneが
二番目の大きな事業の柱となることが期待されています。

アップル社の強みは、こだわりやエンターテイメント性に
尽きると言っても過言ではありません。

そう言う意味で、同社はナンバーワンよりオンリーワンを
目指した会社と言うこともできます。

今後、iPhoneが市場で順調にシェアを伸ばして行く
ようであれば、同社の事業は拡大し、携帯情報端末機
メーカとして益々の発展が期待されることでしょう。

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俳句&川柳0035

2008-10-01 | 俳句&川柳
「街中を 掛け声響き 神輿(みこし)行く」(虚空子)

 9月の後半は秋祭りが地域やコミュニティのあちこちで
 催されていました。

 しかし、現代は都市化が進み、かつての五穀豊穣を祝って
 実りの秋に出来た作物を奉納するという意味合いは薄れて
 しまい、商店街の活性化や地域振興にシフトして来ている
 なと思いながら、可愛い子ども神輿を見つめていました。

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