ITエンジニアの九十九折(新)

これまで経験したことや考えを思いつくままに綴って行こうと開設しました。マラソンをするように長く続けて行くつもりです。

28.守破離、仕事をマスターする方法(567字)

2006-12-12 | Business Career
本日のテーマは仕事をマスターして行く方法についてです。

師匠に弟子入りして、道を極めて行くのに使われた言葉が、「守・破・離」だということを以前聞いたことがあります。

守破離の詳細は以下のURLより
http://web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~c066eb/senjin.syuhari.htm

この理(ことわり)は他の武道を極めるときにも当てはまりますが、仕事をマスターする上でも用いることができる考え方だと思って取り上げました。

すなわち、

1)守で上司や先輩、場合によってはテキスト等から基本となる理論や方法を学ぶ

2)破で基本として教わったことを確認しながら、それ以外にどういうことができるかを試してみる

3)離で基本から離れて、自由な発想で新たな展開ができないかを試みる

ただ、仕事にしても学問にしろ、一つの分野を極めるためには、試行錯誤を重ねながら知識、経験、そしてノウハウを蓄積し、ときにブレークスルーを経験して、熟達(錬)、飽和(停滞)、衰退、脱皮、再上昇等の道のりがあると考えられます。

従って、実際の仕事の場面では、守破離という三段論法で済ませられるほど簡単なものではないかもしれませんね。

私たちサラリーマンの多くは、一部の職種を除き、専門性の定義も曖昧なまま仕事を任され、また途中で配置転換や昇進の巡り合わせもあり、ゴールにたどり着くまでの道のりは決して平坦ではないことを付け加えておきます。
コメント
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