今日はダイバーシティについて考えてみます。
ダイバーシティとは、Diversity & Inclusionを略して称しており、「多様性の受容」と訳されます。
用語の意味等については、こちらより
http://www.jinken-net.com/old/tisiki/kiso/jin/ti_0302.html
最近の報道では、少子高齢化の進展と団塊の世代の大量退職を間近に控え、(またフリーターやニートの増加もあり)労働の担い手が減少することが盛んに喧伝されています。
このことから、企業やその他組織においては、今日的課題として多様な人材を確保することと、ダイバーシティ・マネジメントがクローズアップされて来るのだと思います。
私の職場でも、人材の流動化に伴ない、一昨年の途中より、外国籍の従業員が採用されて来るようになり、今では国籍も5つ以上にわたり、人数も二桁を超えるまでになりました。
まだ私は直接、仕事上で関わりを持ったことはほとんどありませんが、同僚の中には一緒に仕事をしたり、仕事の指導をするケースが見られます。
彼らの個々の評判は色々出ていますので、一々挙げることはしませんが、現場は戸惑いつつ、また主に仕事上だけで表面的に接している様子を伺い知ることができます。
ダイバーシティは欧米(主として米国)では、マイノリティ(少数民族、黒人)の登用が、そして日系の先進企業では女性の管理職登用がメインテーマとして取り上げられています。
従って、私の職場のような事例は主たる研究テーマとはなっていないように思います。
国内を見渡すと、過去(現在も)に似たような状況にあった業界として、建設業界と飲食業界を挙げることができます。
建設業界では建設現場が3K職場として次第に若者から敬遠されて来たため、人手不足を招き、東南アジア等からの労働者が肉体労働の担い手として働く姿が放映されるのを何度か見たことがあります。
また、飲食業界はいつ頃からか都内の飲食店で中国等からの留学生が学資金や生活資金を稼ぐために働くのが当たり前の状況になりました。
しかし、これらは「登用」というマネジメントのキーワードで見ると、どちらも現場を下支えする人材としての活用の域を出ておらず、考察の対象とはなりにくいように思われます。
今後、IT業界でも、外国人の採用は増加の一途をたどりそうですが、各社ではどのような対策を立てて取組もうとしているのでしょうか。非常に興味があります。
もし、深刻な労働者不足を憂慮し、外国人の採用を活発化させ、将来、多様性を受容すると考えているのであれば、それに見合った土壌や文化を作り上げる必要があると思います。
そのためには、単一の理念、単一の言語、仕組みで日本人と同じ様な価値観を押し付けるのではなく、普遍的で全ての従業員が理解できる価値体系を作らなければなりません。
かつて異文化マネジメントという言葉が流行ったことがあったと記憶していますが、相手の文化を理解し、それを自分の文化に融合させて行くプロセスが組織や従業員に求められるのです。
そしてそれは終わりのない永続的でリスクを伴なう活動だと言うことができます。この活動は、今、始まったばかりです。
ダイバーシティを研究しているものとしては、以下があります。
http://www.roumuya.net/divst.html
ダイバーシティとは、Diversity & Inclusionを略して称しており、「多様性の受容」と訳されます。
用語の意味等については、こちらより
http://www.jinken-net.com/old/tisiki/kiso/jin/ti_0302.html
最近の報道では、少子高齢化の進展と団塊の世代の大量退職を間近に控え、(またフリーターやニートの増加もあり)労働の担い手が減少することが盛んに喧伝されています。
このことから、企業やその他組織においては、今日的課題として多様な人材を確保することと、ダイバーシティ・マネジメントがクローズアップされて来るのだと思います。
私の職場でも、人材の流動化に伴ない、一昨年の途中より、外国籍の従業員が採用されて来るようになり、今では国籍も5つ以上にわたり、人数も二桁を超えるまでになりました。
まだ私は直接、仕事上で関わりを持ったことはほとんどありませんが、同僚の中には一緒に仕事をしたり、仕事の指導をするケースが見られます。
彼らの個々の評判は色々出ていますので、一々挙げることはしませんが、現場は戸惑いつつ、また主に仕事上だけで表面的に接している様子を伺い知ることができます。
ダイバーシティは欧米(主として米国)では、マイノリティ(少数民族、黒人)の登用が、そして日系の先進企業では女性の管理職登用がメインテーマとして取り上げられています。
従って、私の職場のような事例は主たる研究テーマとはなっていないように思います。
国内を見渡すと、過去(現在も)に似たような状況にあった業界として、建設業界と飲食業界を挙げることができます。
建設業界では建設現場が3K職場として次第に若者から敬遠されて来たため、人手不足を招き、東南アジア等からの労働者が肉体労働の担い手として働く姿が放映されるのを何度か見たことがあります。
また、飲食業界はいつ頃からか都内の飲食店で中国等からの留学生が学資金や生活資金を稼ぐために働くのが当たり前の状況になりました。
しかし、これらは「登用」というマネジメントのキーワードで見ると、どちらも現場を下支えする人材としての活用の域を出ておらず、考察の対象とはなりにくいように思われます。
今後、IT業界でも、外国人の採用は増加の一途をたどりそうですが、各社ではどのような対策を立てて取組もうとしているのでしょうか。非常に興味があります。
もし、深刻な労働者不足を憂慮し、外国人の採用を活発化させ、将来、多様性を受容すると考えているのであれば、それに見合った土壌や文化を作り上げる必要があると思います。
そのためには、単一の理念、単一の言語、仕組みで日本人と同じ様な価値観を押し付けるのではなく、普遍的で全ての従業員が理解できる価値体系を作らなければなりません。
かつて異文化マネジメントという言葉が流行ったことがあったと記憶していますが、相手の文化を理解し、それを自分の文化に融合させて行くプロセスが組織や従業員に求められるのです。
そしてそれは終わりのない永続的でリスクを伴なう活動だと言うことができます。この活動は、今、始まったばかりです。
ダイバーシティを研究しているものとしては、以下があります。
http://www.roumuya.net/divst.html